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実在性ミリオンアーサー

じつざいせいみりおんあーさー

脅威のスケールでおくる、誰も見たことがないかもしれないガールズエンターテイメント。(公式コピーより)
目次 [非表示]

実在性ミリオンアーサーとは、スクウェア・エニックスソーシャルゲーム拡散性ミリオンアーサー」を原作としたTV番組である。

ストーリー編集

四方を海に囲まれた大地ブリテン。

ここは内戦と外敵の襲来により混迷を極めていた。

そこで国を救う真の王を見極めるため、エクスカリバーという名の剣を抜く試練が与えられた。

剣に選ばれし者こそ真の王アーサー。だが、選ばれた者は100万人にも及んだ。

それはアーサー同士を競わせ不要な人材を淘汰し、

本当の意味で国を統治できるアーサーを選ぶ計画だったのだ。

(第1部オープニングより)


……というわけで選ばれた100万人ものアーサーの中から

剣術の城』『技巧の場』『魔法の派』の3人を主人公とし

それぞれの戦い(とかとか飲みとか)を描き出す群像劇。

物語は11人の支配者との戦いを描く第1部、マーリンの計画の真実と対峙する第2部、

そしてアヴァロンをめぐりアーサー同士が戦う第3部の3部構成で展開していく。


構成編集

戦国鍋TVのスタッフが制作しているだけあって、非常にバラエティー色豊かになっている。

各話は概ね一枚絵の紙芝居パート、役者によるドラマパートとライブパートで構成される。

役者は全員女性であることが特徴であり、また、衣装も原作イラストにほとんど忠実に再現されている。(魔ーサーが撮影環境の都合で赤い服になっている他、妖精たちに関しては露出度の都合のためデザインがかなり変わっているが……)


だが、この番組の決定的な特異性は、白熱の展開に突如として差し込まれるライブパートにある。

登場人物がストーリーにちなんだ(概ね脱力モノの)歌を歌い出すさまは多くの視聴者の度肝を抜いた。

その他にも、幕間に挟まれるどこかで見たような展開の嘘予告やジョークショー、ブリテン昔話などところどころに突っ込みどころが満載なことから中毒者が続発し、まるで麻薬のごとく「UTSUWAをキメる」と称してモニターにかじりつくアーサーが続出しているという。

(なおこの「UTSUWAをキメる」という言い回しは公式でも使用されている)


全24話の予定だったが収まりきらなかったので1話増えて全25話となった。


登場人物編集


アーサー-剣術の城-

演:楠世蓮

本作の主人公の一人。剣術と儀礼を重んじる勇敢な王。

秩序で国を治めようとしており、リエンスを配下の兵たちのために見逃したり

『平和に犠牲はいらない』とモードレッドを庇うなどとっても大きいUTSUWAの持ち主。

第2部では、犠牲をも厭わず戴冠作戦を推し進めるマーリンに対し激しい怒りを燃やす。

第3部ではアンテナ施設の破壊によるアヴァロンの実質的封印を目指し、他のアーサーと対立する。


「あれが我らが戦う敵、外敵……つよい


アーサー-技巧の場-

演:藤嵜亜莉沙

本作の主人公の一人。技術と兵力を重んじるクールな王。

エクスカリバーを抜く以前から戦場に身を置いていたためか利害重視のシビアな考え方をするが、

モードレッドを庇うアーサー-剣術の城-をツンデレじみた台詞と共に見逃す一面も。

敵対者を『ちゃん』付けで呼びつつ、見事な煽りスキルで相手の平静を崩すのが得意。

第3部ではアンテナ施設の設置のために必要な技術を盗むため、魔法の派の領地に侵入する。


「手間取らせるなよ、迷える子羊ちゃん」


アーサー-魔法の派-

演:水越朝弓

本作の主人公の一人。ブリテン古来の魔法を重んじるやや気弱な王。

心優しいが女難の相があり、サポート騎士のガラハッドには頭が上がらないが

根底には確かな絆を持ち合わせており、彼女の窮地には命を張る気丈さを見せる。

また、妖精のエルにはパシられたり肩を揉まされたり完全にナメられている模様。

『ガラハッドさん』が『ガラハットしゃん』になるなどやけに舌っ足らず。

第3部では『断絶の時代』の技術を用いてアンテナ施設を増設し、アヴァロンを平和裏に得ようとする。


「これが間違った選択だったとしても、尻拭いは手伝わせてください……!」


ランスロット

演:横田美紀

アーサーをサポートするため『湖』で製造された、アーサーの代では最古の騎士の一人。

腕は確かで忠誠心に厚く、実戦経験の浅いアーサー-剣術の城-を様々な局面で助ける。

……が、『スナック三姉妹』に2日に1回のハイペースで通っては

フェイ相手にアーサー-剣術の城-を揶揄した笑い話をする辺り、その忠誠心にはやや疑わしい面も。

常に抜身の剣と盾を携行しており、アーサー-剣術の城-には危ないので『新聞紙で巻く』よう諌められている。

終盤はグィネヴィアを巡る争いを避けるため、保護機関ができるまでの時間稼ぎを買って出る。


「エクスカリバーも抜けぬ程度の王に興味はない」


ガウェイン

演:風間亜季

ランスロットらと同じく『湖』で製造された最古の騎士の一人。アーサー-技巧の場-のサポート騎士。

やや粗暴で思慮に欠けるが確かな実力を持ち、戦場では獅子奮迅の活躍を見せる。

だが鎧を『完全にふざけてる』『カエルちゃん』、武器を『鉄屑』『鈍器』『馬鹿みたい』などと言われ3人のアーサーから徹底的に貶される、

また額の紋章をカメムシに例えられるなどギャグパートで不憫な面もある。

ちなみに、歌う際には普段の声とは180度異なる美声を披露する。かわいい

終盤、モードレッドの差し向けたドラゴンとの戦いの中でダメージを受け一時戦線を離脱するが、

最終決戦で他のサポート騎士らとともにアヴァロンに駆けつける。


いたぜ~


ガラハッド

演:柳ゆり菜

『断絶の時代』の技術を発掘・利用するために製造された特殊な騎士。アーサー-魔法の派-をサポートする。

他の騎士に比べてもかなり高いポテンシャルを誇り、能力の上では最強だが

製造目的にその力の多くを割いているため戦場では他の騎士と同程度の扱いとなる。

何故か異様なまでの威圧感を放ち、特徴的な鎧について何か言われても「飾りです」で押し通すなど、まるで動じないメンタルの強さを誇る。

アーサー-魔法の派-に対する態度も真顔で「変なやつ」「根暗」と言い放つなど割と容赦がない。


「お陰で肩の布が半乾きのまま出掛けることになってしまった(ムスッ」


フェイ

演:井之上史織

『断絶の時代』の技術にアクセスするためにマーリンが中継役として用意した妖精の一人。

アーサー-剣術の城-に付き従い、情報などを伝えるナビゲーター役を務める。

本来は人間に災いをもたらす制御不能の妖精だが、マーリンの首輪により

どうにか人間と正常なコミュニケーションを取ることが可能になっている……はずなのだが

本作ではランスロットに連れられて『スナック三姉妹』に行ったりもする。

コミュニケーションバリバリ取れてるじゃねぇか


「あのっ!……私、失礼します……」


リーフェ

演:村上友梨

『断絶の時代』の技術にアクセスするためにマーリンが中継役として用意した妖精の一人。

アーサー-技巧の場-に付き従い、情報などを伝えるナビゲーター役を務める。

他の妖精に比べてちょっと大人っぽい。


「聞こえましたか?ソールズベリーの方角です!」


エル

演:白石光

『断絶の時代』の技術にアクセスするためにマーリンが中継役として用意した妖精の一人。

アーサー-魔法の派-に付き従い、情報などを伝えるナビゲーター役を務める。

語尾に『~のだぞ』とつける独特な喋り方をする。

見た目の通り他の妖精より子供っぽ……いやちょっと大きくないですかこの子

立ち居振る舞いについては確かに子供、というよりかなりの自由人であり

そのフリーダムさでアーサー-魔法の派-は勿論マーリンさえ大いに振り回す。


「大丈夫か?顔色がとても悪いのだぞ」


マーリン

演:夢眠ねむ

アーサー中心の王政における実質的な指導者を務める魔法使い。

エクスカリバーによるアーサーの選定及びそこから真の王を選ぶ計画のすべてを

裏から操る本作の実質的黒幕。っていうかだいたいこいつのせい

見た目は完全にジジイだが演じるのは現役アイドルである。どういうことなの……

持ちコーナーに『マーリンのブリティアンジョークショー』がある。

なお、顔の紋様は何やら呪術に関わるものらしい。決してそっちを下にして寝ていたわけではない

11人の支配者との決着後、第三期戴冠作戦のためアーサーたちの下を離れ研究施設に籠り、

作戦の全容を知ったアーサー-剣術の城-らと対立することとなる。

アヴァロンによりホワイトワイバーンを撃墜された後、体制を立て直すため研究所に戻るが

ニムエの裏切りに遭い279,001年もの間結界の中に閉じ込められることに。


「そもそもおかしいとは思わんかったのか?100万人のアーサーなど」


グィネヴィア

演:田中美晴

ブリテン・カメリアド領の王女。

騎士の制御に必要な『円卓』を調整する技術を代々受け継いでおり、

ドラマではイマイチわかりづらいが実はどの勢力から見ても重要人物。

見かけは可憐だが己の意に反する者に対しては容赦なく暴言を振り撒くじゃじゃ馬娘で、

その暴れぶりはランスロットに『いたいけな暴君』と称されるほどでしてよ

3部では円卓の管理者としての力を狙われ、一時は反乱したモードレッドに囚われるが

彼の真の目的を知るとニムエの協力でアーサーたちに連絡し、彼らに真実を伝えた。


ちょちょいのちょいでしてよ


ニムエ

演:佐藤麗奈

マーリンにより妖精と人間の通訳として生み出された『より人間に近い』妖精。

だが『人間らしすぎた』ために妖精との交信や妖精としての能力の行使はできない。

第1部ではほとんど出番がなかったが、12話でようやく台詞のある出番が到来。

マーリンの研究施設に突入したアーサー-剣術の城-とランスロットの前に立ちはだかる。

一流のヒットマンでもないしごくふつうの人間でもない

アーサーたちに倒された後、キャメロット城に居座るがマーリンの遠隔操作によって

アーサーたちを裏切り、ホワイトワイバーン迎撃用のドラグーンファングを機能不全に陥らせる。

だがアーサー-剣術の城-の真心は確かに彼女に届いていたらしく、

研究所に戻ったマーリンを『殺害以外は禁じられていない』として封印し、打ち倒した。

第3部では思い悩むモードレッドの前に現れ、彼と行動を共にするうち

自らを犠牲にしてブリテンの平和を守ろうとするモードレッドを助けたいと強く願うようになる。


「歓迎、アーサー様を尊重します。殺しましょう」


モードレッド

演:ルウト

モルゴースが全アーサーの因子と己の因子を掛け合わせて製造したイレギュラーな騎士。

最初から裏切りを設定された騎士であり、体内のアーサー因子によって

全てのアーサーの弱点を正確に生み出せるというなんか凄い能力を持っている。

裏切ることしかできないベイベー、な己の存在意義に苦悩していたが、

アーサー-剣術の城-によって王国の審判役・安全装置として迎え入れられる。

第3部ではアーサーらのアヴァロンを巡る戦いを憂い、独自の行動を開始。

アーサー三人と騎士が外界に出ている間に反乱を起こし、審判役としての使命を全うしようとする。

己の命を代償に魔剣クラレントを錬成し、アーサー-剣術の城-と戦う彼の真の目的は……


「どうやらこの生命には、決着をつけねばならないようだ……」


モルゴース

演:護あさな

魔女の三姉妹・長女。マーリンへの恨みによって妹らと共にアーサー王政に反逆する。

因子操作を得意とし、モードレッドの製造や11人の支配者への騎士の提供などを行う。

スナック三姉妹のママの一人でもあるグラマーな美女。半沢直樹ではない。

実は妹たち共々先代王と共に戦っていた騎士ゴルロイスとその妻・魔女イグレーンの娘であり、

『戴冠作戦』のために父を謀殺されたことからマーリンへの怨嗟を募らせている。

三部では方針のズレでモーガンと仲違いしてしまい、彼女を止めようと剣サーに接触しようとしたが……?


「本当に甘ちゃんね……でも残念ながら、退く気はないの……ッ!!」


エレイン

演:加田穂乃華

魔女の三姉妹・次女。眼鏡。変装が得意だが、今のところ本編中で活かされたことはない。

他二人に比べて明らかに特技がショボいのは内緒。

キャメロット城に忍び込みマーリンの『戴冠作戦』について調べているようだが……?

マーリンに恨みはあるがアーサーに恨みはそんなにない。

三部では方針の違いによる姉妹の仲違いにより別行動を取ることになるが、

幼気な妹を助けてやりたいという思いがやがて彼女にある決断をさせることに。

スナック三姉妹のママの一人でしてよ


「あれが円卓の管理者……キャラが被りましてよ


モーガン

演:野口真緒

魔女の三姉妹・三女。本名『モーガン・ル・フェイ』。

兵器製造が得意な他、水・氷系の攻撃にも長けるらしい。

周りくどいやり方を嫌い、協力関係にある11人の支配者すら抹殺しようとする性急さを持つ。

やがてその性急さは、慎重に事を進めようとする姉達との確執の深化に繋がることに……

最終的にはアヴァロンを強引に起動させ、マーリンの計画の残滓を全て根絶しようとする。

決戦においては異形の姿に進化し、アーサー三人を相手にしても動じない圧倒的な力を見せつける。

もちろんというかなんというかスナック三姉妹のママの一人であり、カウンターでは3人のアーサーを十把一絡げに呼ぶ大雑把さを見せる。


「当然!そっちに理由はなくったって、こっちにあんたを殺す理由があるっつーの」


ロット

演:綾那

エクスカリバーに選ばれなかった地方豪族の連合『11人の支配者』のリーダー格。

一都市に侵攻した外敵を武術のみで打ち砕く圧倒的な実力を持つ猛者で、ブリテンを守る強い志を掲げる。

アーサーたちと対立こそすれ、彼らに匹敵する大きなUTSUWAの持ち主。

ヅカの男役っぽい重低音ボイスで多くのUTSUWA者を虜にする、本作屈指のカッコイイ人

また、スナック三姉妹で11人の支配者の決めポーズを考えたりするおちゃめなところもある。

リエンスの身を捨てた策により炎上する居城内部でアーサー-魔法の派-と決闘するも

ブリテンすべての民がエクスカリバーの一部である、と言い切る彼のUTSUWAの大きさに敗北。

そう簡単に楽はさせない、というアーサー-魔法の派-の意向によって生き延びることとなった。


「確かに、剣の有無にかかわらず……私には王のUTSUWAは無かったようだ……」


ユリエンス

演:市道真央

11人の支配者の一員で、魔法を重んじる実力者。水兵さんではない

基本的にクールな頭脳派だが、ロットの突拍子もない発言に戸惑うことも。

実は意外と面倒くさがりな性格の模様(後述)。

中の人がなので殺陣も演技も本作トップクラス。かわいい

魔法要塞ゴアでのアーサー-技巧の場-及びガウェインとの激闘に敗北し倒れたが、

どっこい生きてたらしく、ロット王の敗北後他の11人の支配者らと共に降伏した。

マーリンとの戦いの際にはアーサーたちから招聘を受け、

ホワイトワイバーン迎撃のために新たなドラグーンファングの建造に着手する。


「アーサーとはとことん意見が合わないようですね……」


ブランデゴリス

演:近藤ゆき

11人の支配者の一員で、目的のためなら手段を選ばない。巨大な盾を出現させる能力を持つ。

ソールズベリーの町を襲う外敵の迎撃に向かうアーサー-技巧の場-らを妨害し

キャメロットへの支援を滞らせようとしたが、卑劣なやり口がロット王の怒りを買い彼に斬殺される。

……その後のブリテンミュージックとかスナック回には普通に顔出してんのは内緒な。

指揮者みたいな格好をしている。左腕の腕甲がビッグオーっぽいという声も。


「我が腕では貴様らには敵わぬかもしれぬ……だが時間を稼いでも勝ちは勝ち」


リエンス

演:文山恵

どの連合勢力にも与しない独立の王。

だがその実態はエクスカリバーを抜けず、11人の支配者にも入れてもらえなかったかわいそうな人

カメリアドを襲いグィネヴィアを手土産に11人の支配者に入れてもらおうとするが

アーサー-剣術の城-にあっさり撃退され、その後も悲惨なぼっちデイズを送る。

無駄に鎧がとんがっていることからスナック三姉妹でも散々な言われ様を晒し、

UTSUWA者たちから『トンガリエンス』『ガッカリエンス』『グッスリエンス』などの通称を授かった。

その後アーサー達に対抗するためにロット王と手を組もうとするが、あっさり断られ逆上。

ロット王に斬りかかるも敵わず、すぐさま倒されてしまった。

だが彼の狙いは元からロットを道連れにすることにあり、彼の死とともにロット城には火の手が……

……という一連の展開が全て紙芝居で済まされたあたり、最期までガッカリエンスな男であった。

ブランデゴリス同様死亡後もスナック回では何事もなかったように再登場し、

ついに念願の『2代目11人の支配者』の称号を得るが、本当に欲しかった仲間は手に入らなかった。


「結局俺は、11人の支配者には入れてもらえなかったということか……」


ナレーター

声:銀河万丈

言わずと知れた名声優が本編・次回予告のナレーションを担当。

……が、嘘予告のパロディネタの際にはナレーターもこれ見よがしにはっちゃける

天下の銀河万丈氏に某完結が危ぶまれる長寿演劇漫画やら

7つの玉をつっかもっうぜ!な某有名バトル漫画のパロをさせて本当にいいのかスタッフ。


「次回、実在性ミリオンアーサー『ブリテン山の犬魔王』!絶対見てくれよなっ!


用語編集

アーサー

エクスカリバーの試練を見事成功させた者たちのこと。

ブリテン全土に100万人もいる。いくら何でも多すぎやしないか。

その理由は後述にある「戴冠作戦」参照。


派閥

アーサーたちが所属する3つの派閥『剣術の城』『技巧の場』『魔法の派』のこと。

それぞれ『ブレードプロテクト』『テクノスミス』『ソーサラーキング』と読むはずだが

本作では『けんじゅつのしろ』『ぎこうのば』『まほうのは』と普通に読む。(英語読みすると意味が分からなくなるからだろうが)


外敵

海の向こうからブリテンへ襲い来る巨大勢力。つよい

工学技術の発展が著しい反面、深刻な環境汚染に悩まされているらしく

失われた魔法資源と技術を得るべくブリテンの地を狙う。

先代王ウーサーが抑えていたが、ウーサーの消失により侵攻を再開した。

本作では直接的な描写はほぼなく、イラストとナレーションのみで処理される存在


円卓(円卓模型)

アーサーたちが持つ装備の一つで、従える騎士たちへの指示を司るもの。

正しい調整のもと使用すれば騎士たちの特性・魔力を最大限に引き出し、

強大な外敵とも互角以上に渡り合えるようになるってマーリンが言ってた

原作ゲームでは騎士カードをセットして戦わせるデッキの名称でもある。

アーサー-技巧の場-によれば『裏にくっつくところがあってWi-Fiのルーターとかと一緒に使える』らしい。


騎士

本作における騎士とは『湖』で因子を掛け合わせて作られる特殊な戦士の事を指すことが多い。

各アーサーに仕えるサポート騎士たちやモードレッドも、皆因子調製の申し子なのである。

なお原作では因子を得ることで本来敵である11人の支配者や魔女の三姉妹の複製を作ることも可能。


『断絶の時代』の遺産たる因子調製施設。騎士やエクスカリバーの製造に用いられる。


因子

あらゆる傑物から採取される一種の遺伝子のようなもの。精子ではない

これらを掛け合わせ湖で調製することで騎士が誕生する。

組み合わせ次第では因子提供者よりも強力な騎士が完成することもある。


妖精

ブリテンの地に古から住まう人外の存在。

人間とのコミュニケーションができず、気まぐれに災いをもたらす制御不能の存在だが

『断絶の時代』の遺物を用いる都合上、アーサーたちの戦いには彼女らが必要不可欠である。

そのため、アーサーたちに協力する妖精たちにはマーリンが作った首輪がついており

その翻訳機能によって特別に人間と会話することが可能になっている。

EDで確認できる通り、原作ではほとんど全裸のような格好をしているが

生身の人間が演じる本作では流石に自重しており至って普通の格好をしている。


断絶の時代

本作から遡ること数百年前に滅亡したブリテンの古代文明。

人と妖精が共存し、妖精の力で高度な発展を遂げていたとされる。

『湖』を始めとする往時からの遺物が各所に点在している他、

各地形にもこの時代に施されたと思しき魔法を活かすための手入れや工夫があり、

それら全てが現ブリテンの高い魔法技術力を支えている。


11人の支配者

エクスカリバーに選ばれなかったロット王らが、アーサー王政を打ち倒して

エクスカリバーによる王の選定システムを否定するために結成した一大勢力。

厳密には1枚岩ではなく、ロット王とユリエンス王をそれぞれ中心とした派閥争いが存在していた。

幾度とないアーサーとの激突を経て最終的に彼らのUTSUWAを認め、

誰が治めるかではなく国が一つになることが大切であると悟って降伏した。

なお、本作のみならず原作でも3人しかいない。いなーいいなーい。

ぁロット!ユリエンス!ゴーリース!!


ウーサー王

アーサーたちが選ばれる以前にブリテンを治めていた先代の王。

実はマーリンが行った『第一期戴冠作戦』の一環で作り出された存在であり、

騎士ゴルロイスと共にその強大な力で外敵を跳ね除けブリテンを守り続けていたが、

ゴルロイスの妻・イグレーンの美貌を目の当たりにして暴走し、ゴルロイスを殺害。

その後彼が何らかの要因によって消失したことから、本作の物語は始まる。


ドラグーンファング

魔法要塞ゴアにてユリエンスとモーガンが作っていた全てを破壊する兵器

酸素と接触して化学反応を起こし爆発的に燃焼する火薬を搭載しているらしいが、

ユリエンスから説明を受けたアーサー-剣術の城-たちはチンプンカンプンであった。

当初ユリエンスが使用しようとした際には照準の不備によって発射にまでは至らなかったが

後にマーリンが戦略爆撃機『ホワイトワイバーン』『スカーレットワイバーン』に搭載して

キャメロットへの直接攻撃を企てることとなった。


戴冠作戦

ブリテンの真の王を生み出すためにマーリンが企てている計画。

元々は都市国家やら領主、少数勢力が乱立しているブリテンを一つに纏めるために

かなり古い時代からやろうとしていたが世情の混乱で実施されなかった。

第一期戴冠作戦はその器たるウーサー王に『様々な要素を詰め込み過ぎた』ために失敗し、

反省を踏まえ現在はエクスカリバーによる100万人のアーサーの選定と淘汰による第二期戴冠作戦が進行中。

しかし、第二期作戦は外敵や内乱を乗り越えて生き残ったアーサーたちから

王に必要な美談やエピソードを抽出するための『失敗を前提とした作戦』に過ぎず、

全てはそうして抽出した要素から逆算して最低限の改造を施した

次代の王に相応しい騎士コンスタンティンを誕生させる第三期戴冠作戦のための布石であった。

一言で言えばマーリンの『ぼくがかんがえたさいきょうのおうさま』製造計画である。


アヴァロン

キャメロットに迫るホワイトワイバーンを撃墜した『断絶の時代』の塔型巨大兵器。

ブリテン各地の都市国家群に立っている電波塔が一定数以上なければ起動せず、

また電波塔を多く所有する者がそのコントロールを掌握することができる。

一歩間違えばブリテンを滅ぼしかねない強大な力だけにアーサーたちも対応に苦慮しており、

彼らはやがてアヴァロン対策のスタンスの違いによって対立していくことになる。

剣サーのアンテナ破壊により一時期停止したが、モーガンが魔女にしか出来ない方法で起動。

同時に隠されていた情報が開示され、魔法的生体最適化乖離設備などの機能の全貌が明かされた。


魔法的生体最適化乖離設備

漢字ばっかり並んでいてめっちゃ噛みそうなアヴァロンの真の機能の一つ。

人間の進化を急速に促進することが出来る設備で、そのポテンシャルは未知数。

かつてはこの設備により人間が妖精に進化すると信じられていたらしいが……


スナック三姉妹

本作の独自要素。

外敵やアーサー同士がひっきりなしに戦闘を繰り広げる物騒な国ブリテンにおいては珍しく

日々の戦いを忘れ平穏な一時を味わうことができるスナック。

その名の通り魔女の三姉妹がママを務めるが、3人のアーサーとその騎士たちは勿論

11人の支配者やリエンス王までしょっちゅうやってくる謎の場所。お前ら敵同士だろ

ひょっとしたら、ある種のノーサイドな場所なのかもしれない。


アイキャッチ

本作の独自要素。

激しくむせそうなタッチで描かれた各アーサーが

かっこいいジングルと共に各々のイメージカラーと番組ロゴを背景に振り返る、というもの。

TV放送時はCM入り・明けに流れるが、CMのないWEB配信ではその2回が続けて流れるため

二度見』と呼ばれてしまうことも。あと、マグロではない

尺の都合なのか、ジングルが短縮され1度しか流れない回も存在する。

話数によってどのアーサーのアイキャッチが用いられるかは異なる。

話数アーサー背景色
#1~4、#12~16(前半)、#17(後半)、#20(後半)アーサー-剣術の城-
#5~7、#16(後半)、#18(前半)、#21(前半)#24(前半)アーサー-技巧の場-
#8~11、#17(前半)、#18(後半)、#20(前半)、#21(後半)#24(後半)アーサー-魔法の派-

ブリテンミュージック編集

本作の劇中に挿入される、謎の歌唱パート。

基本的に戦闘への突入と共に流れ始め、作中の状況やキャラクターの心情を

どっかで聞いたことのあるようなメロディーで歌い上げる。無駄に良曲揃い

80年代の歌番組のようなスタジオ(他の出演者たちが座るひな壇まで完備)で

いかにもそれっぽい歌名・歌詞テロップを画面下に流しながら

様々なジャンルを歌い踊るキャラクターたちの姿は一見の価値あり。

要所に挿入される殺陣シーンなどを省いた『フルバージョン』が

tvkの公式YouTubeにアップされていたが

残念ながら2015年4月2日をもって全曲公開停止となった。悲しい。

2014年12月12日にニコニコ生放送にて放送された『UTSUWA前半戦総復習!公開生放送』にて

ブリテンミュージック名曲ベスト11(2進数)が決定された。

みんな待ってたCD化編集

毎週惜しげもなく披露されるクオリティの高い楽曲の数々をどこでも繰り返し聴きたい!

というUTSUWA者達の要望に応え、2015年春ついにブリテンミュージックのCD化が決定した

1~12話の楽曲を収録した「実在性ミリオンアーサー Britain Music VOL.1」、

13~最終話の楽曲を収録した「実在性ミリオンアーサー Britain Music VOL.2」が発売され、

各曲カラオケ版も合わせて収録されたCDに加えライブシーンがノーカットで収録されたDVDも付属。

挙句『乖離性ミリオンアーサー』『拡散性ミリオンアーサー』(3DS・VITA版)で使える

シリアルコードまで付属するとあれば、最早買わずにはいられないことだろう。

みんなもブリテンの子供たち編集

2015年5月24日には『Britain Music Live』と題し、出演者のうち9人(飲みにくい人を含めると10人)が映像ソフト購入者の中から抽選で選ばれたブリテン国民400人の前に姿を現し、ダブルアンコール含め全13曲を熱唱した。

その模様はtvk・ニコニコ生放送でもダイジェスト放送され、完全版は2015年8月19日発売のDVDで観ることができる。これでみんなもブリテンの子供たちになれる!UTSUWAをキメろ!


1.王のUTSUWA(うた:アーサー&ランスロット&リエンス)

記念すべきブリテンミュージックの一曲目。

王に必要なもの、それはUTSUWA』と堂々と歌い上げる王道のロックチューン。

その圧倒的インパクトで結構ノンキしてた視聴者の脳天を直撃し、

本作の通称を自然に『UTSUWA』と定めてしまうほどの影響を与えた。

まさに伝説の始まりを華々しく飾るブリテンミュージック最初にして最高の名曲と言えよう。

そんな器で王と言えるんですか


2.そんなの絶対認めない!(うた:ロット&ユリエンス&ブランデゴリス)

11人の支配者の自己紹介も兼ねたダンスナンバー。

腕を細かく動かしまくる独特の踊りは鎧の可動範囲が狭いためああなったんだとか。

名曲ベスト11では第3位を獲得。

私たち11人の支配者は 今日は3人しかいないの いなーいいなーい


3.夢見て生きなきゃ王じゃない(うた:アーサー&モードレッド)

モードレッドをその東京ドームで何個分かの大きなUTSUWAで受け入れるアーサー-剣術の城-の

熱く燃えるハードロック。多分元ネタは相川七瀬あたり。

モードレッドのイケボとキメ顔の虜になるUTSUWA者、多数。

名曲ベスト11では第2位を獲得。

これがアタイの決めた道! 曲がりくねったいばら道!

 正しい道かてめえが決めろ! 夢見て生きなきゃ王じゃない!


4.魔女酒場(うた:モルゴース&エレイン&モーガン)

スナック三姉妹のママ三人がしっとりと歌い上げるムーディな歌謡曲。

リエンスの子守唄にはもったいないほどのクオリティを誇る。

Youtube公開版にはワンコーラス分の追加映像があるので必聴。

すべて忘れて 酔いたい夜は 魔女があなたのお酌をするわ


5.あきらめてブランデゴリス(うた:アーサー&ガウェイン)

ブランデゴリスの奇襲を余裕でいなすアーサー-技巧の場-とガウェインが歌い上げる

Wink風(公式で言及アリ)の90年代アイドルナンバー。

ガウェインの意外な歌声と華麗なダンス、アーサー-技巧の場-の絶対領域にみんな夢中。

タイトルテロップがそう見えなくもないが『あきらめてブランデリス』ではない。

名曲ベスト11ではなんと第1位を獲得。ブランデゴリスは名曲

もういいのブランデゴリス 時間稼ぎじゃつまらない

 効かないわブランデゴリス 月夜のぬかに釘を刺す


6.魔法があればメンドクサクナイ(うた:ユリエンス)

主人公たる3人のアーサーを差し置いてユリエンスがまさかのソロデビュー

戦うのも立つのも移動するのも面倒くさいけど全てが欲しい、魔法があれば何も面倒くさくない……

と思いっ切りダメ人間丸出しな思想を洋楽風に歌い上げる様は歌詞に反してとってもキュート。

楽に全てが手に入る ああ めんどくさくない 魔法があるじゃーない


7.破壊こそが生きがい(うた:モーガン&アーサー)

魔法要塞ゴアの中枢で激突するアーサー-技巧の場-とモーガンの心のぶつかり合いを表すかのように

『破壊』を連呼し無秩序かつ暴力的なフレーズを叩きつけてくるヘヴィな一曲。

『生み出すのは壊すため、綺麗にするのは汚すため』と叫び散らすアナーキーな歌詞と

スタジオをところ狭しと駆けずり回る二人の勢いに圧倒されたかと思えば、

最後には脱力モノのオチが待っている……という、ハンパない詰め込み加減が魅力。

破壊 破壊 破壊 破壊 破壊 破壊 破壊 破壊 破壊 破壊 それこそが…生きがい!


8.俺たちツートップ(うた:アーサー&ガラハッド)

満を持してアーサー-魔法の派-とガラハッドがブリテンミュージックデビュー。

相棒の危機を勇気を振り絞って救おうとするアーサー-魔法の派-と

彼と一蓮托生の絆を結んだガラハッドの友情を爽やかに歌い上げる男性アイドルデュオ風ナンバー。

モルゴースの水晶で弱っているはずのガラハッドが元気に動き回っていることを気にしてはいけない。

……青春アミ……いや、何でもない。

いつも弱気な僕さ だけど優しいお前さ キミのためなら僕は変われる


9.決めてよGood Choice(うた:アーサー&ガラハッド&ロット)

燃え盛るロット城にて王の誇りを賭けて決闘を繰り広げる

アーサー-魔法の派-とロット王の激しいバトルシーンには一切そぐわない

キュートでポップな00年代アイドル風ナンバー。

『そんなの絶対認めない!』ではキャラクターイメージを重視した低めの声で歌っていたロット王が

思いっ切り素の可愛らしい声を響かせながらにこやかに踊る様は必見。本気で可愛いから困る

真っ白な砂浜に キラリ光るエクスカリバー 僕は恥ずかしくって 遠くでただ見てるだけ


10.11人にJealousy(うた:リエンス)

ユリエンスに続き不遇の王・リエンスがソロ曲をゲット。

ビジュアル系バンドを彷彿とさせるドラスティックなメロディーと共に

11人の支配者への嫉妬と憧れをものすごい歌唱力で歌い上げる。

歌のクオリティは勿論のこと、ヘドバンしたり跪いたりマントを翻したりと

全身を使って己の孤独と悲しみを訴えかけるリエンス王の怒涛のモーションにも注目の一曲。

巨大な剣も 尖りすぎる鎧も 現実だけは受け止められない


11.私たちの人生滅茶苦茶よ(うた:エレイン&モルゴース&モーガン)

魔女の三姉妹の中でもいまいち目立った活躍がなかったエレインがメインボーカルを務め

『普通の女の子』への憧れと悪の魔女と成り果てた己が身の悲哀を歌うミドルテンポバラード。

これまでのブリテンミュージックにはなかった寂しさや切なさが漂う歌詞に加え、

エレインの後ろに立つモーガンの細かい表情の変化や、モルゴースの美脚にも注目。

CDだと歌詞が追加されているが、エレインの切ない気持ちが増えている。

どうして?私たち普通じゃないの? どうして?私たち悪い魔女なの?

                 ウーサーに ウーサーに 父を殺されたから


12.選ばれた人選ばれない人(うた:マーリン)

マーリン初のブリテンミュージックはいきなりのソロ、しかもギター弾き語りのフォークソング。

世界に必ず存在する『選ばれる者と選ばれない者』『強者と弱者』の摂理を淡々と歌に乗せ、

どんな惨めな手を使っても選ばれるしかない、と競争を肯定し戦う者たちの背中を押す曲。

受験、就職、仕事、恋愛……人生のどんな局面にも当てはまる奥深いテーマが胸を打t「黙れ!!」

CDだと微妙に歌詞が増えている。

選ばれて下さい それしかないの 惨めな惨めな手を使っても

選ばれて下さい でなきゃダメなの 選ばれないことより惨めはないから


13.ニムエのワルツ(うた:ニムエ)

なんともつかみ所のないメロディーが特徴的なニムエのソロナンバー。

「殺しましょう」を連呼する危なっかしくて狂気に満ちた歌詞とは裏腹に、

くるくると回り踊るニムエの姿と歌声はとてもかわいらしい。流石アイドル。

振付に注目すると、さりげなく某元アナウンサー有名なポーズが出てくるのもシュール。

わたし 殺しましょう 殺しましょう あなた 殺しましょう 殺しましょう


14.必要とされるって悪くねえ(うた:ユリエンス コーラス:フェイ)

ユリエンスちゃんまさかのソロ2曲目。(フェイのコーラスはともかく)

ドラグーンファングの建造に向け、己の『断絶の時代』の知識が役に立つと張り切る心情を

80年代男性アイドル風のメロディーに乗せてパワフルに歌い上げる。

何かにつけてメンドクサがっていたユリエンスが歌うとは思えないほどやる気に満ち溢れた曲。

自分の得意分野になるとこんなに輝くのねユリエンスちゃん。

……でも『王になるのも興味ない』はさすがにどうかと思うぞゴア王ユリエンス。

兵器 武器 魔具 円盤 紋章 たまらない 変わり者だって笑いなよ


15.全て俺のひとりよがり(うた:アーサー&マーリン)

ニムエを信じるアーサー-剣術の城-と彼女を意のままに操りほくそ笑むマーリンが

アーサーのニムエへのひとりよがりな心情を歌う70年代風ダンスナンバー。

だが、後の展開を考えるとアーサー-剣術の城-の想いは決してひとりよがりなどではなく

きちんとニムエに届いていたので、本当にひとりよがりなのはマーリンだったのかもしれない。

WOO ニムエ 疑うわけじゃないけど WOO ニムエ お願いだからこっちおいで

 そうかい この思い 俺の1人よがり


16-A.黒いグィネヴィア王女(うた:グィネヴィア)

王女ではなく天真爛漫な一人の少女としての自分を見つめ直すことにしたグィネヴィアが歌う

松田せ……青い珊瑚しょ……正統派アイドル風ソング。

ここまで歌唱機会に恵まれなかったグィネヴィア初のブリテンミュージックである。

タイトルの通り歌詞がとにかく黒く、彼女の育ちに起因する高慢さが如実に表れている。

高貴なお嬢様が『民がひれ伏す勝ち組でしてよ』なんて言っちゃいけません。

『魔女酒場』同様Youtube版では追加コーラスがあるためこちらも聴いておきたい。

わたくしに一切の泥臭さはNo,Thank you! 円卓なんてある意味二の次なの でしてよ


16-B.LONELY KNIGHT(うた:ランスロット&モードレッド)

いつからブリテンミュージックが1話につき1曲だけだと錯覚していた?

主のため命を賭して戦う二人の騎士・ランスロットとモードレッドが歌い上げる

某アイドルデュオ風のクールでハードなナンバー。

ブリテンミュージック屈指の名曲『夢見て生きなきゃ王じゃない』以来の歌唱となるモードレッドと

メインボーカルを務めるのは初めてとなるランスロットの重なり合う美声が

聴く者全てを魅了する超絶イケメンソング。これは惚れてもしょうがない。

グッドルッキングな騎士と騎士の距離が近いあたりそういう需要も狙えそう。

そういえば似たような番組で似たような歌とダンスを披露してた武将と小姓がいたような。

半端な奴には 入り込めない 戦う者だけのFIELD

   我が国のため 我が王のため 誓い合う 2KNIGHTS


17.アヴァロン電波塔問題(うた:剣サー&魔ーサー)

いよいよアーサー同士が剣だけでなく歌でも対決し始めた、というわけで

アーサー-剣術の城-とアーサー-魔法の派-がアヴァロンをめぐるスタンスの違いをぶつけ合う

キレのあるダンスが特徴のテクノポップ風ナンバー。サビで多用される英語詞がいかにもそれっぽい。

ところで『こわる』ってなんなの。

アヴァロン電波塔 そのテクノロジー 『壊すか?』『作るか?』その方向

 アヴァロン電波塔 その安全性 What will become of ブリテン


18.Clashアヴァロン?Stealアヴァロン?(うた:剣サー&技ーサー)

増設され続けるアンテナ施設を壊したいアーサー-剣術の城-と

アンテナ施設設置の技術を魔法の派から盗みたいアーサー-技巧の場-が

激しく掻き鳴らされるギターの音色に乗せた80年代風ハードロックで対決。

マイクスタンドを並べ半ば煽りの混じった歌詞で鍔迫り合う二人の王、

果たしてこの戦いの先に『ラブ&ピースな国』は本当にあるのだろうか。

Clash アヴァロン? Steal アヴァロン? 戦いはクールじゃないぜ

 Clash アヴァロン? Steal アヴァロン? ラブ&ピースな国のためなのさ


19.阻止しなければ(うた:技ーサー&魔ーサー)

アーサー-剣術の城-とモルゴースとの会談を阻止するため

互いの思惑もわからないまま手を組むアーサー-技巧の場-とアーサー-魔法の派-が

おどろおどろしいメロディーに乗せて歌い踊るトリッキーな曲。

再び混迷へと突き進むブリテンの情勢を表すかのような曲調と踊りが

見る者をどことなく不安にさせるが、事実会談阻止の先に待っていたものは……?

魔女と手を組む? 力を得れる? 出し抜かれたら? 阻止しなければ…

 魔女と手を組む? 動く情勢 狂うバランス 阻止しなければ…


20.決めつけないでYOみんな(うた:魔ーサー&ガラハッド&剣サー&ランスロット)

グィネヴィア誘拐の濡れ衣を着せられたアーサー-魔法の派-が

アーサー-剣術の城-らとの激しい戦いとはかけ離れた某おニャン子的なノリで歌う曲。

『ヌレギ・レギレギ ヌレギ~~~ヌ』『~YO。』などのフレーズはいかにも脳天気だが

『人は人を決めつけないと接し方がわからない』など何気なく深い歌詞も盛り込まれている。

決めつけないでYO みんな(UH UH うらぎり) 全て濡れ衣もう誤解なんです。(MA MA 魔ーサー)

 決めつけないでYO みんな(UH UH うらぎり) 全てヌレギ・レギレギ ヌレギ~~~ヌ


21.三大勢力にらみ合い(うた:剣サー&技サー&魔サー)

グィネヴィアを巡る戦いの中でアーサー-剣術の城-の思惑通り

剣術の城・技巧の場・魔法の派の三大勢力による膠着状態が成立しつつあることを

三人のアーサーが遂に顔を合わせて歌う美しいスペースオペラ。

なんとこの曲のYoutube版は3分もあり、終局へ向かう物語に相応しい壮大な曲となっている。

エクスカリバーに選ばれて 今残りし三大勢力 私たちはアーサー


22.どうする?ニムエとモードレッド(うた:ニムエ&モードレッド)

自らの身で代償を払ってでもブリテンの永き平和を守りたいモードレッドと、

そんな彼を救いたいと願うニムエが互いを気遣い合う

ちょっとレトロな演歌的デュエット歌謡曲。

まるで長年連れ立った夫婦のように息をぴったり揃えて歌う二人の姿は

最終回へと突き進んでいく物語とは裏腹に微笑まし……今回は尺がないのでここまでッ!!

なお、次話できちんと放映されたのでご安心あれ。Youtube版でも勿論フルを聴くことができる。

気遣いなんて必要ないの 俺がお前を助けたい

 気遣いなんて必要ないの お前は俺など助けるな


23.たいへんっていいたいへん(うた:フェイ&リーフェ&エル)

見た目的にブリテンミュージックに似合いそうなのにここまで歌唱機会が殆どなかった

妖精三人が送るテクノ系最終決戦前アヴァロン説明ソング。

いつも通りとはいえ決戦前なのに凄まじくお気楽な歌詞とメロディーだが、

なかなかどうして言葉遊びのセンスは高く、ついつい口ずさんでしまう中毒性がある一曲。

でもまだまだ ぜん編?こう編?ばんがい編? 今はただ大変って言いたい編!

※なお、こう歌ってはいるが23・24・25話は『前編・後編・番外編』ではなく

 『前編・中編・後編』である。テストに出るから間違えないように気をつけよう。


24.ブリテンミュージックなし

まさかこの作品に歌なし回があるとは、一体誰が想像したであろうか……

おそらく好評につき本作の放送が当初の予定より一話延びたためと思われるが、

何にせよ寂しいことである。最終回のブリテンミュージックに期待しよう。


25.ぼくらはブリテンの子供たち(うた:ブリテンオールスターズ)

最終回はやっぱり全員集合がお約束だよね!ということでキャスト全員が

半年間の感謝を込めて堂々と歌い上げるファイナルブリテンミュージック。

『僕らはブリテン ブリテンは僕ら 僕らはブリテンの子供たち』と

母なる国と一心同体となったブリテンの民の姿を描き出す歌詞は、

この『実在性ミリオンアーサー』という作品を育て、また作品に育てられてきた

キャスト・スタッフ全員の想いそのものとリンクし、聴く者に多大な感動を……

だからそのブリブリ言うのをやめなさい!!まったくもう最後までこの番組は本当にもう!

WE ARE チルドレン WE ARE チルドレン チルドレン オブ ブリブリブリテン


ミニコーナー編集

時折本編とは別に挿入されるコーナー。

マーリンのブリティアンジョークショー編集

マーリン(のデフォルメキャラクター)が面白いんだか面白くないんだかよくわからないジョークを語る。


「俺はすかさず、こう答えたよ。

 決まってるだろ。お前の長所は、ゴリラみたいな女房のことで真剣に悩めるところさ


ブリテン昔話編集

誰もが知っている日本の昔話をブリテン風にアレンジ(?)した紙芝居形式のコーナー。


「親の仇を取りたいと嘆く子ガニたち。それを不憫に思って

 通りすがりの栗と、臼と、蜂と、牛の糞と、特異型ヘルヴォールが一肌脱ぐことになりました」


MNS ミリオン・ニュース編集

普段よくある事件報道にブリテン風の事物が混ざり込んだ奇妙なニュース。

なお、テロップによればこれはブリテン国で起きた事件の報道であるとのことなのだが……

じゃあ都内ってどこだよ


「本日未明、都内の路上で起きた暴行事件で

 ブリテン国在住の無職の騎士第二型ベイラン容疑者が警視庁に逮捕されました」


アーサーみたいにツッコもう編集

日常の何気ないシチュエーションを本作の事物になぞらえてつっこんでみよう!というコーナー。

多分本当に日常で使っても重度のUTSUWA患者にしか通じないと思われる。


「そんな時は、こうツッコんであげましょう。

……ぃや魔女の三姉妹じゃないんだからさぁ!』」


ぼくらのニムエちゃん!編集

\ニムエちゃーん/「はぁ~い!(街中のおっさんの肩に乗りながら)」


放送リスト編集

第1部編集

話数サブタイトルサブタイトル(嘘)ミニコーナー
#1カメリアド救国-マーリンのブリティアンジョークショー
#211人の支配者グィネヴィア、女優になる-
#3モードレッド討伐ブリテン山の犬魔王ブリテン昔話・さるかに合戦
#4武器と鎧--
#5ブランデゴリスの妨害初がつおと婿養子マーリンのブリティアンジョークショー
#6ユリエンスの企み血染めのフルスイングMNS ミリオン・ニュース
#7モーガンの狙い不思議の要塞のアーサーマーリンのブリティアンジョークショー
#8魔女モルゴース唸れ!悲劇の右ストレートアーサーみたいにツッコもう
#9ロット王との決着親権、最後の選択ブリテン昔話・花咲かじいさん(?)
#10仲間が欲しい--

第2部編集

第3部編集


※本編リンクは全てニコニコ動画。1~4話は無料、5話以降は7日間視聴で108P(有料)。


アヴァロンネットワークの謎編集

本作は上記の通り意外と原作に忠実な本筋ぶっ飛んだバラエティ要素からなる

誰も見たことがない(かもしれない)ガールズエンターテイメントだが、

時折画面にちらっと表示される謎の表記がUTSUWA者たちの間で物議を醸している。

AVALON NETWORK』『censored(検閲済)』……

これらの表記はなんと所謂『嘘予告』の直前にサブリミナル的に挿入される


まさか嘘予告とは次回の内容を意図的に改竄、あるいは隠蔽するための

AVALON NETWORK』なる組織による番組内容への介入の痕跡ではなかろうか……?


番組冒頭の『この物語から遙か未来』というテロップに続けて流れる

『ラーメン屋のTVで本作を試聴する一般兵』といういかにも意味深なシーン

(しかもそのTVにも『AVALON NETWORK』のロゴが映る)や

一見おちゃらけた劇中に仕込まれた数々の仕掛け(っぽいもの)なども相俟って

重度のUTSUWA患者たちによる考察合戦は日に日に加速するばかり。

更に終盤に進むにつれ22話予告など『AVALON NETWORK』に乱れが生じるシーンも増えたが、

結局本編中でその謎が明かされることはなかった。

AVALON NETWORK』の謎、その真相はきっと視聴者みんなの胸の中に。






ちなみに、ニコニコ動画における本編の公式配信動画には

AVALON NETWORK』と書き込むと『null』に変換されるという

不可解なフィルターがかけられていた。……背筋が寒い……


関連作品編集

拡散性ミリオンアーサー

乖離性ミリオンアーサー…続編

弱酸性ミリオンアーサー … 同じ原作の公式スピンオフ作品

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