キャラクター設定
ブリテンのはるか北方の海からやってきた少女から採取された因子で製造された複製。
元となった人物は北方において
最強最悪と称される魔剣を唯一完全に制御した女戦士であるとされるが詳細は不明。
本来元となった人物はこの時代にはいないはずだが、
魔剣の効力によって時空を超越した可能性がある。
(『拡散性ミリオンアーサー』より)
概要
レアリティ☆3、技巧の場に属するカード。
3ターンの間攻撃力を50%上昇させるスキル『殺戮魔剣#13(スリータイムブレード)』を持つ。
軽装を身に着けた麗しい少女剣士で、閉じた左目の周りには薔薇の文様が浮かび上がっている。
レベルを最大まで上昇させると絵柄が変わり、この左目を開くことから
恐らく左目を開いた状態が所謂『本気モード』であると思われるが詳細は不明。
『特異型』たる所以は彼女の元ネタ『ヘルヴォル』が本作のモチーフである
『アーサー王物語』ではなく『ヘルヴォルとヘイズレク王のサガ』出典のため。
上記の設定も『ブリテンの遙か北方からやってきた別時代の住人』と
そうした出典を反映したものとなっている。
実在性ミリオンアーサーでの活躍
さて、真面目な話はここまでだ。
『拡散性ミリオンアーサー』の実写化作品『実在性ミリオンアーサー』にて、
このカードはとんでもない役回りを担うこととなった。
……第3話ミニコーナー『ブリテン昔話』さるかに合戦の登場人物である。
「親の仇を取りたいと嘆く子ガニたち。それを不憫に思って
通りすがりの栗と、臼と、蜂と、牛の糞と、特異型ヘルヴォールが一肌脱ぐことになりました」
謎のナレーションと共にさも当たり前のように猿こらしめ隊の中に紛れ込んだ彼女は
栗たちがそれぞれお馴染みの場所に身を隠す中気配を消して猿の家に潜み、
栗が囲炉裏から爆ぜて猿が火傷を負い、水桶へと駆け寄るところを
前述の『殺戮魔剣#13』で縦に真っ二つ(当然モツが出る)。
こうして臼・蜂・牛の糞は何もしないまま猿はこらしめられましたとさ。めでたしめでたし。
このあまりにも唐突かつ荒唐無稽な結末に
1話・2話でこの番組のカオスさに慣れたはずのUTSUWA者たちも思わず驚愕。
Twitter上で様々な物語に特異型ヘルヴォールを出現させる遊びや
気配を消した彼女の足を様々な画像に紛れ込ませる
『特異型ヘルヴォールクソコラグランプリ』などが展開され、局所的に大きな盛り上がりを見せた。
特異型ヘルヴォール……おそろしい子!