概要
愛媛県松山市・松山市総合コミュニティセンター(以下コミセン)で行われる同人誌即売会を中核とし、痛車/コスプレ他の要素も持つ複合イベント。
主催はふらいんぐたうん。
初開催は2009年夏で、それ以来「7月と8月の境目」及び「3月と4月の境目」の日曜日に行われる。また、特別に文化の日の前後に行われる事もある。まさに(同人)文化の日と言ったところか。
2012年11月現在美柑たると。自体では3年目、偉い人が同一人物で実質前身といえる「ヒメのツキ」まで含めると6年目となる。
オールジャンルではあるが、昨今では度々東方四国祭も併せて開催されるためか東方Projectのウェイトが非常に高く参加サークルのうち2/3を東方系が占めることもある。
前史
2006年春に、実質同一の主催者によるイベント「ヒメのツキ」が開催された。当時の四国では即売会=腐向けで、男性向けイベントは無いという状況だった。
開催時期は初春、開催会場もコミセンと美柑たると。とほぼ同一であったがヒメのツキ時代は使用された部屋も現在に比べかなり小さく、開催も春のみの年1回であった。
とはいえ、始まってから年数の経っていない、しかも四国の男性向けイベントとしてはかなり盛況したほうであろう。
しかし2009年春、第4回目のヒメのツキは開催されなかった。
・・・のだが、これはさらなる発展の前の静けさだったのである・・・
そして、美柑たると。へ・・・
その2009年夏、美柑たると。が初開催された。会場に供された部屋はコミセン企画展示ホール(つまりは別館)1Fと格段に広くなり、キャパシティが大幅に強化。さらに痛車コンテストまで開催されるなど、進化を遂げている。
今では四国内外から多数の参加者が来場し、3Fまである企画展示ホールを全域借り切るイベントにまで発展。上述のように数年前は皆無だった四国での男性向けイベントへの需要があったことの裏付けといえよう。
なお、この盛況ぶりの裏返しで特に東方四国祭との合体イベントではコミセンのキャパに余裕がなくなってきているが、松山近辺に現状の規模を余裕を持って飲み込める施設はアイテムえひめ以外にないと思われる。
駐車場に関する問題
参加者の多さと複合公共施設(※)であるコミセンの性格からか、「マイカー県」愛媛とは切っても切れない「駐車場不足」問題が発生しつつある。実際に近隣コインパーキングのキャパシティは既に限界を突破。そのためあるパーキングでは通路さえもが駐車スペースに供され、管理人が来場者の鍵を預かって必要に応じ「自動車パズル」を行うような状況である。コミセンにも地下駐車場はあるものの、クルマで来る際は要注意。
※コミセンはただのイベントホールではなく、プールや体育館などのスポーツ施設、児童館、コンサートホール、市立図書館、プラネタリウムなどが併設されている。その為、それら施設が目当ての一般人も当然多い。そこに加えて数百人単位の来場者が来たら・・・ね。
これとの関連性は不明だが、東西あるコミセンの地下駐車場のうち何故か西駐車場だけ500円の上限料金が設けられた。ちなみに地下駐車場の収容可能台数は東95、西149である。
松山市:総合コミュニティセンターの駐車場料金を値下げしました。
また近隣店舗(会場の目の前にドラッグストア&うどん店がある)への無断駐車には主催サイドもかなりナーバスになっており、その旨の放送が行われることが多々ある。
無断駐車するなよ!絶対するなよ!!! 存続が危うくなるぞ!!
県外進出
なお、ふらいんぐたうんは同じくコミセンでコスプレイベント「CosMiT」を開催するほか、2012年に入り香川・徳島でもイベントを開催している。
イベントのネーミングでは愛媛では「美柑たると(=みかん、タルト)」、香川は「きつねうどん」、徳島では「やまももすだち」と各地の名産品を入れる傾向にある。それどころか「ヒメのツキ」に至っては愛媛県内の製菓業者に元ネタともとれる商品がある。