曖昧さ回避
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概要
本名は種田正一。
山口県防府市出身。
10歳の時に母親が自宅の井戸に飛び込んでしまう。そのことが生涯のトラウマとなってしまう。
現在の山口県立山口高校→早稲田大学に進むも、神経衰弱という精神病を患い、退学を余儀なくされる。
俳句そのものは10代半ばの頃からたしなんでいたが、荻原井泉水という人が主催する俳句サークルに参加してから本格的にのめり込むようになっていく。
ただこの人の生涯は、実はかなりファンキーでハチャメチャで支離滅裂だった。
「無駄に無駄を重ねたような一生だった、それに酒をたえず注いで、そこから句が生まれたような一生だった」
――と、山頭火自身が晩年の日誌に綴るほど。
「山頭火」という名は、師である荻原井泉水の「井泉水」に倣い、納音から取ったものである。
ただ、師が生まれの納音を由来しているのに対し、山頭火は語感により選択したとされる。
種田山頭火の生まれの納音は「楊柳木(ようりゅうぼく)」である。
作風
その作は「自由律俳句」と呼ばれる、「“五七五”の調律」「季語の必要」「『なり』『や』『かな』等の“切れ句”の仕様」などの俳句の体裁を、敢えて破りながらも俳句であろうとするもの。
山頭火が代表とされるが、その祖は彼の師である荻原井泉水に行きつく。
同門の尾崎放哉が“静”とされるのに対し、山頭火は“動”と評される。
代表作
- まつすぐな道でさみしい
- 分け入つても 分け入つても 青い山
- 音はしぐれか
- 曼珠沙華咲いて ここが私の寝るところ
- うしろ姿のしぐれてゆくか
- ほうたる ほうたる なんでもないよ
- あるけばかつこう いそげばかつこう
……など