概要
JR四国の路線は高徳線と瀬戸大橋線を除いて全ての路線に讃がつく路線があるが、これは香川の旧国名である讃岐から取ったもの。(例:土讃線/予讃線)
読み方(アクセント)
「渋谷のアクセント辞典」および「神田のアクセント辞典」、両辞典は共に「さぬき」(頭高型アクセント。「さ」にアクセントを置き2音目3音目と下がる)としている。ただ神田のアクセント辞典では古式アクセントとして「さぬき」(尾高型アクセント。2音目3音目と上がる)も紹介している。
ところが全国的(というか上記した各アクセント辞典)には尾高型の「さぬき」発音は古式アクセントとされているが、このアクセントは地元・香川県では現役の主流アクセントであり、地元(岡山・香川)の放送局(両県は準広域の共有放送)では全て「さぬき」の発音は、この古式アクセントに則って放送を行っている。(某公共放送でも高松放送局担当のローカル枠ではこの発音である)つまり香川および岡山では「さぬき」の発音が標準とされている。なので渋谷のアクセント辞典に則った「さぬき」発音には違和感(と東京の傲慢さ)を感じてやまない讃岐人(と岡山県を中心とした中国地方の人々)が続出している。
そもそも「さぬき」だとアクセント構造が「タヌキ」と同じになるため、それを嫌がる讃岐人もいたりする。これに関しては、単にタヌキの泥臭いイメージから嫌だという人もいるのだが、その一方で、そもそもタヌキは讃岐国では神聖な動物であり、それと同じアクセントを旧国名に対して持つ事は「あまりに神仏を軽く見る畏れ多い事だから怖くて嫌だ」と言う人もいるので、嫌う理由も様々。
香川県の人々いわく「讃岐の発音は『讃岐うどん』や『さぬき市』の「さぬき」と同じ発音でお願いします!」との事。ココでもうどんだが解り易く説明も容易なんだから仕方が無い。実はコレに関してTwitterで(地域に配慮しろ、と)荒ぶった地元地方局のアナウンサーも実在している。