概要
各地域のクラブが当時のトップカテゴリであった日本サッカーリーグ (JSL) 昇格を決める全国社会人サッカー選手権大会(1965年に創設)から、その役割を引き継ぐ形で1977年に創設。
- 全国地域リーグ決勝大会 (1977-2007)
- 全国地域サッカーリーグ決勝大会 (2008-2015)
- 全国地域サッカーチャンピオンズリーグ (2016-)
の名で続いている。
地域リーグの日程が全て終了した後、毎年11月に開催される。大会は1次ラウンドと決勝ラウンドに分かれ、グループ毎に各地に集まる集中開催方式で試合が行われる為、世界でも類を見ない「過酷な戦い」である。
出場条件
選考要領を見直されながら行っていて、第34回(2010年)大会以降の出場チーム数は12チームである。
現在は、
- 北海道・東北1部・関東1部・北信越1部・東海1部・関西1部・中国・四国・九州の各地域リーグ優勝チーム(計9チーム、やむを得ない事情で出場できない場合は2位チームが繰り上げ)
- 各地域最上位リーグの2位・3位かつ全国社会人サッカー選手権大会(全社)ベスト4以上の上位3チームで、JFL参入希望を有するチーム。
- 2.までの条件で12チームに満たない場合、「Jリーグ百年構想クラブかつ地域最上位リーグ2位」の要件を満たすクラブ(複数存在する場合は「Jリーグ百年構想クラブに承認された順序」が早いクラブを優先。ただし優先出場権の行使は該当クラブ毎に1回限り。)
- 3.までの条件で12チームに満たない場合、「2010年6月末の社会人連盟登録チーム数の多い地域」からの輪番制により、当該地域の2位(1.で繰り上げがあった場合は3位)のチームに出場権を与える。(ただし、「JFL への入会の意思」があることが条件)
歴代優勝チーム
回 | 年 | 優勝チーム | 2位 |
---|---|---|---|
1 | 1977 | ヤマハ発動機(現・ジュビロ磐田) | 東芝堀川町(現・北海道コンサドーレ札幌) |
2 | 1978 | ヤマハ発動機 | 東邦チタニウム |
3 | 1979 | 大協石油 | 京都紫光クラブ(現・京都サンガF.C.) |
4 | 1980 | 名古屋クラブ | 古河千葉(現・VONDS市原FC) |
5 | 1981 | 埼玉教員 | 電電近畿 |
6 | 1982 | 東邦チタニウム | 西濃運輸 |
7 | 1983 | 横浜トライスター(後の横浜フリューゲルス) | 松下電器(現・ガンバ大阪) |
8 | 1984 | 西濃運輸 | 京都府警 |
9 | 1985 | コスモ大協 | 川崎製鉄水島(現・ヴィッセル神戸) |
10 | 1986 | NTT関東(現・大宮アルディージャ) | マツダオート広島 |
11 | 1987 | 帝人 | 藤枝市役所 |
12 | 1988 | マツダオート広島 | 京都紫光クラブ |
13 | 1989 | 読売ジュニオール | 大塚製薬(現・徳島ヴォルティス) |
14 | 1990 | 東京ガス(現・FC東京) | 中央防犯(現・アビスパ福岡) |
15 | 1991 | 大阪ガス | 大阪体大蹴鞠団 |
16 | 1992 | PJMフューチャーズ | トヨタ自動車東富士FC |
17 | 1993 | 日本電装(現・FC刈谷) | NEC山形(現・モンテディオ山形) |
18 | 1994 | ブランメル仙台 | 福島FC |
19 | 1995 | 日本電装 | 大分FC |
20 | 1996 | ジャトコFC | プリマハムFC(現・水戸ホーリーホック) |
21 | 1997 | ソニー仙台FC | アルビレックス新潟 |
22 | 1998 | 横河電機(現・東京武蔵野シティFC) | 日立清水 |
23 | 1999 | アローズ北陸(現・カターレ富山) | 栃木SC |
24 | 2000 | 佐川急便東京 | YKK(現・カターレ富山) |
25 | 2001 | 佐川急便大阪SC | プロフェソール宮崎FC |
26 | 2002 | アイン食品 | 佐川印刷SC |
27 | 2003 | ザスパ草津 | 群馬FC ホリコシ |
28 | 2004 | 三菱自動車水島FC | 流通経済大学 |
29 | 2005 | FC琉球 | ジェフユナイテッド市原・千葉アマチュア |
30 | 2006 | TDKサッカー部(現・ブラウブリッツ秋田) | FC岐阜 |
31 | 2007 | ファジアーノ岡山フットボールクラブ | ニューウェーブ北九州 |
32 | 2008 | FC町田ゼルビア | V・ファーレン長崎 |
33 | 2009 | 松本山雅フットボールクラブ | 日立栃木UVASC(現・栃木シティフットボールクラブ) |
34 | 2010 | カマタマーレ讃岐 | AC長野パルセイロ |
35 | 2011 | 横浜スポーツ&カルチャークラブ | Shizuoka藤枝MYFC |
36 | 2012 | SC相模原 | 福島ユナイテッドFC |
37 | 2013 | グルージャ盛岡 | ファジアーノ岡山ネクスト |
38 | 2014 | 奈良クラブ | FC大阪 |
39 | 2015 | ラインメール青森 | ブリオベッカ浦安 |
40 | 2016 | FC今治 | ヴィアティン三重 |
41 | 2017 | コバルトーレ女川 | テゲバジャーロ宮崎 |
42 | 2018 | 松江シティFC | 鈴鹿アンリミテッドFC |
43 | 2019 | いわきFC | 高知ユナイテッドSC |
44 | 2020 | FC Tiamo枚方 | FC刈谷 |
45 | 2021 | Criacao Shinjuku | FC.ISE-SHIMA |
46 | 2022 | ブリオベッカ浦安 | 沖縄SV |
47 | 2023 | 栃木シティFC | VONDS市原FC |