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沖縄SV

おきなわえすふぁう

豊見城市とうるま市と沖縄市を中心とした沖縄県全域をホームタウンとするサッカーチーム及びサッカークラブ。
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概要編集

創設者は元日本代表選手である高原直泰。彼がSC相模原を退団した後に創設されたクラブ及びチームである。クラブ名は高原がかつて在籍したドイツの名門であるハンブルガーSVに由来する。また、ユニフォームのデザインはこれまた高原がかつて所属したアルゼンチンの名門であるクルブ・アトレティコ・ボカ・ジュニアーズを連想させるものとなっている。クラブ設立の際の共同出資者にはオリンピックの柔道男子で3連覇を果たした野村忠宏も名を連ねている。創設時のホームタウンはうるま市だけだったが、冒頭の説明文通り、豊見城市沖縄市を始めとする沖縄県全域に拡大して今に至る。


また、Jリーグ昇格を目指すクラブ(チーム)でもある。しかし、活動区域である沖縄県は、創設した時点で既にJリーグ在籍クラブ(チーム)としてFC琉球があり(※ホームタウンの範囲も後にだだ被りすることになった)、且つ、「パイの争いも考慮して複数あるJリーグ昇格を目指すクラブ(チーム)を合併させて一つにするべき」などと言われている他県と比べても総生産数が余裕で下、よくて一部の県よりもギリギリ上であるという状況であったが、同県を選んだ理由として高原は「沖縄には素質ある選手が多いが、受け皿が不足している」という声を聞いたからとのこと(※沖縄県サッカー界はプロ・ノンプロ・アマチュア社会人のカテゴリだけでも県リーグだけで3部制を維持してはいるものの、沖縄SV創設時点で地域リーグ以上に居られる受け皿がFC琉球と海邦銀行SCだけであった)。また、高原自身は育成やアカデミーの設立などに興味を持っていたこともあり、『プレーできているうちにこういうプロジェクトに挑戦できたら面白い』という結論に至り、一念発起することなった。(ソース)


こうして、オーナー兼社長兼監督兼選手の4足の草鞋を履くことになった高原を中心とした沖縄SVは、選手を搔き集めて2016年に沖縄県から見て国内リーグ構成最下部カテゴリとなる沖縄県リーグ3部に参入し北ブロックに振り分けられる。そして3部北ブロックで全勝優勝したことが評価されて、沖縄県サッカー協会からの推薦で1部に飛び級昇格する。1部では優勝した沖縄国際大学サッカー部に屈して2位に終わるが、同大学サッカー部が九州リーグ昇格プレーオフ大会となる九州各県リーグ決勝大会への出場資格を持たないことから繰り上げで沖縄SVが出場することに。九州各県リーグ決勝大会では優勝を果たし、設立から2年で九州リーグ初参入となった。


さて、JFLまであと1カテゴリ、厳密には九州リーグを制するか特定条件を満たした上で全国社会人サッカー選手権大会を制する上で全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL)の決勝ラウンドで2位以内に入ることだが、壁は険しく、実に5年も要することになる。2020年のリーグ戦中止を除けば、九州リーグでは優勝3回2位1回の成績を残していたが、その成績の積み重ねが物語るように地域CLは厚い壁であった。しかし、2022年では地域CLを決勝ラウンド2位で突破して初のJFL参入を決めるのだった。


目標のJリーグまであと一歩と言うところまで来た2023年。だがJFLの壁は厚く大苦戦を強いられる。いきなり開幕3連敗を喫するとその後も下位に低迷し、第12節に最下位に転落して以降は一度も抜け出すことができないままシーズンを終了。地域CL2位のVONDS市原FCとの入れ替え戦に回ることになり、延長戦の末2-1で勝利してどうにかJFL残留を決めることができた。なお、この年を最後に創設者の高原直泰が現役を引退した。


ホームスタジアム編集

実は定まっていない。JFL以上は有料開催可能なスタジアムでの開催が義務付けられているので、早いところ定めたいところである。


下部組織編集

既にユースチームとジュニアユースチームの2つを保有している。また、うるま市に本校を置いているニコニコ動画関連でお馴染みのN高校とも提携しており、ユース在籍する予定の選手はN高校に入学することも可能になっている。一方で、提携するN高校がアスリートクラスを創設するに辺り、オーナーの高原が同校のアドバイザーとして就任することになった。


サッカー以外の事業編集

実は多岐に渡るが、中でも現状一番有名になっているのがコーヒー栽培事業である。これはネスレ日本が沖縄SVのスポンサーになったことも相まって実現している事業である(※ネスレ日本は高原がかつて在籍したジュビロ磐田のかつてのスポンサー)。ただ単にコーヒー栽培をするだけに留まらず、これをきっかけに沖縄県内の第一次産業の問題の解決の糸口となるべく動いているという側面もある。


関連タグ編集


  • FC琉球 - 現時点での格上。天皇杯沖縄県予選で初対戦し、沖縄SVに対して格の違いを見せつけていた。

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