解説
創設年 | 1972年 |
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加盟年 | 1994年 |
ホームスタジアム | ヤマハスタジアム |
クラブカラー | サックスブルー |
マスコット | ジュビロくん&ジュビィちゃん |
ヤマハ発動機サッカー部を母体に設立された。1993年にベルマーレ平塚(現在の湘南ベルマーレ)と共に昇格、翌年加盟。本拠地のヤマハスタジアムはラグビー兼用のスタジアムであり、五郎丸歩を擁するヤマハラグビー部もまたサックスブルーをクラブカラーとしている。2023年シーズン途中から広域ホームタウン化となったが、メインのホームタウンは磐田市のままである。
ユニフォームのイメージカラーはサックスブルー。
Jリーグ開始2年目、つまり1994年シーズンから加盟(昇格)したチームだが、よく『初年度参加チームの一つ(オリジナル10)』と間違われることがあり、また、分かってる人からもネタとして言われることがある。(加盟同期のベルマーレはそんなふうにネタにされることない)
中山雅史、川口能活、前田遼一など、多数の日本代表を排出するチーム。しかしJリーグ参入以来ずっとJ1をキープしていたが、2013年で17位となり初のJ2リーグ降格を喫する。前田の項も参照。
2015年シーズンは、アビスパ福岡に猛追されるも得失点差で振り切り2位、J1復帰を決めた。
2019年、J1最下位(18位)で2度目のJ2降格(勝ち点31はJリーグが2部制になってからのJ1年間最下位チームとしては最多)。しかしながらさすが地力のあるクラブ、2021年にJ1復帰を決めた。
ところが2022年10月29日にJ1最下位が確定して3度目のJ2降格。
更に、ファビアン・ゴンザレスの移籍に関するトラブルにより、FIFAから補強禁止の処罰を受け、判決を不服として上訴するも覆らなかった。
そして2022年11月5日、同じ静岡県を本拠地とするライバル・清水エスパルスもJ2降格が決定した為、2023年は静岡県からJ1クラブが不在と言う事態になった。
しかし2023年は補強禁止という不利を受けながらもシーズン中盤から徐々に調子を上げていき自動昇格圏争いへ。3位で迎えた最終節で勝利し、2位のエスパルスが水戸ホーリーホックの試合で1-1のドローで4位に転落、逆転2位となり1年でのJ1復帰を決めた。
2024年は不安定な守備で勝ち点を取りこぼす試合が多く、シーズン終盤には実質5バックの3バックへとシステムを変えるが、それでも失点は減らなかった。最終節でサガン鳥栖に0-3で敗れ1年でのJ2降格が決定。終わってみればリーグワーストタイの68失点を喫し、最後まで守備は安定しなかった。これで2021年から4年連続の昇降格であり、完全にエレベータークラブとしての印象が定着した感がある。
タイトル
J1リーグ優勝3回、ナビスコカップ優勝2回、天皇杯優勝1回。またゼロックススーパーカップは出場機会3連勝中。AFCチャンピオンズリーグの前身であるアジアクラブ選手権も1998-99シーズンに制している。
また、個人タイトルではMVPを4人、得点王を3人で5回獲得している。
マスコット
サンコウチョウ(静岡県の鳥)をモチーフにした「ジュビロくん」と「ジュビィちゃん」。
パルちゃん(エスパルス)とグランパスくん(名古屋グランパス)のJリーグを代表する人気マスコットに挟まれているせいか、「Jリーグマスコット総選挙2013(第1回)」では参加した37体中34位という結果に終わってしまった。しかしながら2021年大会は55体中12位と人気上昇中である。
スタジアム
ヤマハスタジアム(磐田)。
親会社であるヤマハ発動機が所有するスタジアムである。タイトな敷地を最大限に活用するため、2013年にホームとアウェイのスタンドを入れ替え拡張した。
かなり狭い敷地であるため、自由席入場待ちの方式が独特である。ホーム側は、抽選制度が導入されており、特に年間チケット所持者はWEB抽選となっている。
アウェイ側は、入場口が公道上でシートが貼れないため、「札貼り」制度を導入。短冊状の紙を、フェンスに括り付けていく。なお、エコパスタジアム開催時でも採用されている。
最寄り駅は2020年に開業したJR東海道線の御厨(みくりや)駅。2021年時点ではシャトルバスは運行されておらず、御厨駅から徒歩20分が公共交通機関での唯一のアクセス方法となる(近くのヤマハ発動機バス停を通るバスもあるが本数僅少)。
自動車の場合、周辺はヤマハ発動機の工場であるため、工場が休みとなる土休日の試合ではその従業員駐車場が一般向け駐車場となる。平日の場合は17:30以降の利用となる。
関連タグ
清水エスパルス…最大のライバル
岬太郎、石崎了、浦辺反次(キャプテン翼)…公式では所属している。
ラグビー…ジャパンラグビートップリーグに参加する日本のプロラグビークラブ『静岡ブルーレヴズ』(ヤマハ発動機のラグビー部『ヤマハ発動機ジュビロ』が母体)はチーム愛称と本拠地を共有。
ホンダFC…プロ化前の最大のライバルチーム(親会社がライバル企業同士であるため)。その経緯故にカテゴリが違うにもかかわらず現在もライバルチームの一つとして認識されている。ただ、清水エスパルスに対するような感じの憎さは互いになく、むしろ良き隣人としての趣がある。2023年度には互いの功績を称え合う為に祝いの花を届け合っている。ちなみにジュビロよりも先に浜松市をホームとしているが、人材リソースの少なさと「社会人チーム」としての立ち位置故かホームタウン活動の範囲はジュビロと比べてえらく狭い。
ラブレターズ…キングオブコントでジュビロの熱狂的な女性ファンのネタを披露し、優勝。その後ジュビロ側は、ネタ中の「スタジアムを出禁になった」というセリフにかけた祝福を公式X(Twitter)に投稿した。