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概要編集

小笠原道大とは、1973年10月25日生まれの元プロ野球選手。

プロでのポジションは主に一塁手、三塁手。


愛称は「ガッツ」、「ミスターフルスイング」。

またその風貌と寡黙な様子から、日本ハム時代には「北の侍」とも呼ばれた。

私生活では2人の娘がおり、長女の小笠原茉由は女優として活動。

同姓同名NMB48およびAKB48元メンバーの人物がいるので注意。そちらは芸能界を引退している。)


リトルリーグでは遊撃手・三塁手・外野手を、高校野球では二塁手・捕手を務めたがいずれも無名選手に過ぎず、高校通算本塁打は0本であった。


1997年に社会人野球NTT関東(解散)より日本ハムファイターズに入団。入団当時は捕手だったが、これは「活躍できずクビになったとしても、捕手ならブルペンキャッチャーとして需要がある」と判断したためである。


しかしそんな不安は杞憂に終わる。

プロ入り前の無名具合が嘘のようにその打棒を開眼させると、「バントをしない2番打者」として大ブレイク。

2006年の北海道移転後初の日本一の年にはシーズンMVPを受賞する。


翌年に読売ジャイアンツに移籍すると、「巨人にFA入りする選手は成績が落ちる」というジンクスをものともせずMVPを獲得。

両リーグでMVPを獲得した選手は江夏豊に次ぐ史上2人目である。


2011年、通算1736試合での2000本安打達成。(歴代4位の早さ)

長年安定して高次元の打撃成績を残してきたが、統一球の導入と衰えが重なり、2011年以降急速に成績を落とした。


2014年に中日ドラゴンズに移籍すると、代打の切り札として活躍。2015年に現役を引退した。2016年シーズンからは、中日の2軍監督を2019年シーズンまで務め、同年オフに古巣・北海道日本ハムファイターズへ、1軍ヘッドコーチ兼打撃コーチとして復帰した。


プレースタイル編集

何よりの代名詞はヘルメットが脱げるほどのフルスイングと、特徴的な神主打法。

独特のフォームから繰り出される豪快なスイングで見るものを魅了した、2000年代のNPBを代表する強打者であった。


驚くべきは、捩じ切れんばかりのフルスイングながら非常に安定して高次元の成績を収めていたこと。3割30本を9度達成しているが、これは王貞治に次ぐ史上2番目の記録。また通算打率.310は歴代9位に位置している。


通算成績は打率.310、2120安打、378本塁打、1169打点、OPS.932。

タイトルは首位打者2回、本塁打王1回 、打点王1回、最高出塁率1回、最多安打2回、MVP2回。







関連タグ編集

北海道日本ハムファイターズ 読売ジャイアンツ 中日ドラゴンズ

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