データ
初出 | 第5世代 |
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威力 | 65 |
命中 | 95 |
PP | 10 |
タイプ | こおり |
分類 | 特殊 |
攻撃範囲 | 相手全体 |
直接攻撃 | × |
備考 | 相手の素早さを1段階下げる |
概要
第5世代初登場の技であり、ノーマルキュレム専用技。
凍えるような冷気で相手を攻撃することで、相手の素早さを下げることが可能。
効果等見れば分かる通り、こごえるかぜの上位技。
ホワイトキュレムとなるとコールドフレア・ブラックキュレムになるとフリーズボルトに置換わるという特徴がある。
決して弱い技ではないのであるが、キュレムは基本的にフォルムチェンジして運用されるため、実戦ではまず見られない不遇な技。
変化後の技も溜め技なのでそのままでは使いにくいが、パワフルハーブやZワザ、ダイマックスで欠点を補える。
「こごえる"せかい"」であるが、ドイツ語・フランス語はどちらも訳すと「氷河"期"」と時間関係の言葉が使われている。英語名も"Glaciate"と動詞ママで呼ばれているが、名詞化したGlaciationは氷河期を意味するので独仏寄りではある。
その後
伝説ポケモン専用技ということもあり、誰しもが強力なこおり技であろうと想像されていたが、いざ蓋を開けてみればこごえるかぜをちょっと調整したのみという予想外の性能に「こごえるせかい(笑)」とネタ扱いされてしまうことが屡々。
そもそも通常キュレムはFCキュレムよりも種族値が大幅に低いので、同一条件であると通常キュレムのこごえるせかいよりもホワイトキュレムのこごえるかぜの方が高火力である。
ドーブルに使わせようにも、特性テクニシャンとこごえるかぜを組合わせた方がこごえるせかいよりも高火力なので、他の特性と併用したい場合にしか採用されない。
第7世代まで確定で相手の素早さを下げる技の中では最大威力であったが、第8世代で新草御三家・ゴリランダーの専用技「ドラムアタック」に威力・命中率を追い抜かれる事態が発生。伝説の竜が猿に負けるってどういうことなの・・・
ただしあちらは範囲が相手1体攻撃に対し、こちらは相手全体なのでダブルでは差別化は可能。また、向こうは「そうしょく」によって無効化されてしまうがこちらは無効化されないという強みも存在している。
本編では散々な扱いだが、番外作品ではそれなりに強くなっている。
ポケダン超では部屋の敵全体が範囲の技の一種である。
ポケマスでは基本威力が155、最大で186まで跳ね上げられた。またバディーズわざ「世界を完全に支配するこごえるせかい」は相手の素早さランクの下降具合に応じて威力が上がる効果を持っている。
ポケモンGOでは2022年12月にこの技を覚えたキュレムがレイドに登場。
ジム・レイドでは威力160のフルゲージ、PvPは威力60・必要量40かつ相手の攻撃力を必ず1ランク下げる。後者の効果は「こごえるかぜ」の上位互換である。
これまで習得出来たこおりタイプ技が発動に必要なエネルギーの多い「ふぶき」のみとなっていたため、より柔軟な戦い方が出来るようになった。確定でデバフをかけられるようになったのも嬉しいところ。
ジム・レイドにおいては「ふぶき」を超える威力となっており、硬直時間も短くなっているため純粋に最大火力が強化される形となった。尚、フルゲージ技故に小回りが利きにくいのは相変わらず。