基礎データ
概要
第6世代『XY』から登場したてつヨロイポケモン・ボスゴドラがメガシンカした姿。
その鎧は更に硬度を増し、正に要塞と言うべき見た目へと変化している。その角による突進の一撃は戦車をいとも簡単にスクラップにしてしまう。
ゲームでの特徴
ボスゴドラナイト入手方法。
X | ORASまたはYとの通信交換で入手 |
---|---|
Y | 殿堂入り後にヒャッコクシティでメガリングを強化した後、20時00 - 59分の間にショウヨウジム内で拾う。 |
ORAS | カナシダトンネルを開通すると貰える。 |
SM | ふしぎなおくりものの合言葉で「SABLEVOLANT」と入力。 |
USUM | バトルツリーで64BPと交換。 |
性能
種族値
- 元々あった脅威の防御種族値がツボツボと同じ230まで上がり、タイプ変化で4倍弱点が消え、特性「フィルター」の効果で炎格闘地面技によるダメージが4分の3に軽減される様になった結果、冗談みたいな物理要塞と化した。HPに252振りするだけで、不一致弱点などいうに及ばず、一致弱点技であろうと攻撃特化ガブリアスのじしんが確定3発、りゅうのまいを積んだメガリザードンXのフレアドライブも確定で耐え、攻撃特化チャーレムのハチマキとびひざげりでさえ中乱数で耐えてしまう。繰返すがH振りだけでこの耐久力である。ここからさらにB特化にもした場合は仮想敵となるがかのザシアンでさえ歯が立たなくなる。
- タイプとしては、メガシンカしたことで岩タイプが消えた。進化等でタイプが消えるのは実に第2世代のキレイハナ以来。これで貴重な単はがねタイプとなったが、もろはのずつきを含めた岩技に一致補正がかからなくなったために最高火力は下がってしまっている(ついでにもろはのずつきの反動も受けてしまう)。しかし、第6世代で同時に登場したフェアリータイプには強化された攻撃力による一致鋼技で弱点を突けるので、完全に劣化しているという訳でもない(不意の一撃で倒されかねない4倍弱点が消えたというのは非常に大きなメリットである)。
- 特攻種族値は全く上がっていないため、怪獣ポケモン特有の豊富な特殊技はまるで活かせない。特殊耐久は僅かに上がっているものの、岩タイプがなくなって、「すなあらし」の特防上昇効果も消える。バンギラス等と組合わせる際は要注意。また、耐性が変化したため、特に炎タイプ、飛行タイプを相手とする場合は敢えてメガシンカしない選択もある。素早さは低めで据置きなので、対面では後手へ回りがちな点も注意したい。
- メインウェポンは、命中安定かつ役割対象である軽いフェアリータイプらに最大火力を発揮するヘビーボンバーが最有力。メガシンカ前と比較して重くなっているので、高威力を発揮できる範囲が広くなった。重量級が多い岩タイプ受出しを考えればアイアンテールにも選択の余地はあるが、大抵はサブウェポンのじしん、ばかぢからで事足りる。加えて3色パンチを覚えるので、多くのポケモンの弱点を突くことが可能。
- 能動的ではないが、相手の攻撃を跳ね返すメタルバーストも耐久上昇と弱点減少で使い易くはなったがその反面、受けるダメージそのものの減少により1回の反射ダメージはショボくなってしまった。
- 異常な物理耐久を生かしてステルスロックやほえる等を用いた搦め手やサポートもこなせなくはないが、特殊技に脆く回復手段に乏しいために居座りには向かず、実際補助技自体の採用率が低め。物理に偏重した受け性能を持ち、他の受け主体ポケモンとは異なり比較的火力が高いので、サイクル戦における物理受けアタッカーが主な役割となる。
- 第6世代では、持ち前の技範囲と耐性、物理耐久を生かした、ファイアローや物理メガシンカポケモンへのカウンターアタッカーとしてパーティに採用されていた。
- 第7世代では、レーティングバトル開始以来シングル環境トップへ君臨しているミミッキュに対して滅法強く、何とH252B4振りでA特化剣の舞ミミッキュのZシャドークロー+通常シャドークローを確定耐えする上、返しのA特化ヘビーボンバーでH4ミミッキュを火傷状態でも確定1発である。化けの皮や交代際みがわり、タスキ型を鑑みても受け出しから安全に処理可能。後出しから(呪い型除く)全アタッカー型ミミッキュを対処可能な唯一のポケモンであるといえる。
使用トレーナー
アニメ版
- ゴズ(SM編)
漫画版
番外作品
『ポケモンGO』
- 2022年9月中旬に催された「はがねタイプイベント」でメガフーディンに次いで初登場した。
- 性能
- 特筆すべきは331という全ポケモン中1位の防御値で、「マッドショット」+「だいちのちから」を持つガブリアスと五分五分の勝負が取れるほど。特性の概念がないためカイリキーなどには余裕で押しつぶされてしまうが、2重弱点がなくなってくれるのが一瞬退場を避けられる点で、ここでも強みとなっている。
- メガボスゴドラより1年早く実装され、スペックも似ているメガハガネールと比べると、耐久力が少し劣る代わりに攻撃で勝っている。ただし、いわタイプが消えることで同タイプのポケモンを捕獲する際のアメボーナスの対象を減らしているのが痛い。
- 技も少し不器用で、同じはがねタイプに対する打点が「かみなり」だけであったり、メガハガネールの「サイコファング」「かみくだく」に見られる防御ダウン技がなかったり(攻撃ダウンなら「がんせきふうじ」がある)と、堅強な見た目に反し隙がかなり多い。ジム・レイドバトルやトレーナーバトル今後の技追加に期待しよう。
- フィールドリサーチの「ポケモンを10回強化する」でメガエナジーが25個貰えるので、苦労してメガレイドに勝たずともメガシンカ可能である。下記にあるようにメガボスゴドラのレイドはとてつもない難易度を誇るので、どうしてもメガボスゴドラをすぐに使いたいというのでもなければフィールドリサーチで気長にメガエナジーを集めよう。
- レイドボス
- しかしながら、こんな要塞がレイドボスとして立ちはだかれば従来通りの戦法で挑むと痛い目を見る。2重弱点なし×高耐久のコンボにより、2人で挑んでも倒せるかが怪しいほど硬過ぎるのだ。
- 対策としてはDPSが高いポケモンを用意するだけでなく、フレンドと一緒に挑む、天候ブーストに適応したタイプで戦う、メガシンカさせるなどと出来ることは沢山あるので工夫して効率よくダメージを与えて行こう。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- 外伝『最強メガシンカActⅣ』
- ゴズのメガボスゴドラ
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- 12章でコンコンブルが弟子の手持ちであるボスゴドラをメガシンカさせる形で登場する。
関連イラスト
関連項目
0305.コドラ→0306.ボスゴドラ(メガボスゴドラ)→0307.アサナン