概要
『ポケモンコロシアム』『ポケモンXD』に登場するダークポケモンを強奪する為のメカ。
両作品の主人公が使用するが、デザイン・開発元とも全く違う。
共通しているのは左腕に装着されるガントレットタイプのマシンであることで、モンスターボールを握り込んでチャージを行うことで、他人の所有するポケモンであろうとも問答無用で捕獲・強奪する「スナッチ」を可能とする。
ポケモンコロシアム版
主人公(レオ)が身を置いていたポケモン強盗団「スナッチ団」が所有していた機体。
本作の悪の組織・シャドーが造り上げたもので、スナッチ団がオーレ地方の人々からポケモンをスナッチし、納入されたポケモン達をダークポケモンに作り替える計画の要となっていた(言い換えればスナッチ団自体がシャドーの下請けとして構築された組織)。
左腕に装着する小型版と、一度に大量のポケモンをスナッチする据え置き式の大型版があるが、本編冒頭でレオが脱走する際に大型は破壊、小型は強奪されそのままレオが運用している。
スナッチ団が使用していたそのままの仕様であるため、やろうと思えば強奪も可能だが、レオはあくまでミレイが看破したダークポケモンの回収にのみ使用している。
こちらのスナッチマシンはXDではレオともども行方不明であり、どうなったのかわかっていない。
ポケモンXD版
レオが使用していた小型版をベースに、クレイン博士が開発した新型。
ダークポケモンの回収にのみ特化したプログラムが組まれており、ダークポケモンを見分けるための単眼ゴーグル型ツール「オーラサーチャー」の周辺機器となっている。
オーラサーチャーはダークポケモンを視認すると起動し、主人公(リュウト)がダークオーラを視認可能になる。この状態になるとスナッチマシンが起動し、そのダークポケモンに対してのみ効果を発揮するスナッチボールのチャージが開始される。
リュウトの体格に合わせて作られているため、他の人物は使用不能。
また、元々オーレ地方各地に残存するダークポケモンを全てスナッチ・リライブするために作られた装置であるため、全てのダークポケモンをスナッチした後は無用の長物となり、リュウトの自室に置かれている。
類似品
旧『金銀』を原作とする映画『時を超えた遭遇』で登場する「ダークボール」は他人のポケモンを強奪可能で、スナッチマシンとしての機能を併せ持つ。コロシアム発売前の上映なので登場はこちらの方が先。
捕獲したポケモンをオヤブンの如く巨大化させる機能も持ち、セレビィをこのボールで捕獲した際にダーク・ルギアのセレビィ版ともいえる形態「セレビィゴーレム」へと変貌させた。
後年ゲーム本編作品でも同名のボールが登場したが、スナッチ機能は無い。
想起させる奇行
『ピカブイ』ではブルーがあるポケモンの捕獲で主人公に先を越された腹いせに主人公ごと目的のポケモンをスナッチしようとした。
なお、彼女はスナッチマシンを所持していない(あのマシンはジニアス製の外伝作品でのみ登場)。そもそもスナッチを通り越して拉致である。間違っても彼女に持たせてはいけない。