オリトレ(ポケモン)
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ぽけもんのおりじなるとれーなー
メディアミックス『ポケットモンスター』シリーズの二次創作における、非公式のポケモントレーナーのオリジナルキャラクター
『ポケットモンスター』シリーズのゲームソフト版・アニメ版・漫画版等の公式作品に登場しない、二次創作の作り手によるオリジナル設定のポケモントレーナーを指す。
長らく「オリトレ」が本記事内容の専用タグとして使われてきたが、概ね2018年以降はメディアミックス作品『ウマ娘プリティーダービー』シリーズの二次創作におけるオリジナルのトレーナー職のキャラクターに用いられるようにもなり、現在のような個別記事化がされた。
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【異世界交流会〜PC越しで〜】
※前回の話の続き ※監督生視点なので会話文多め ※監督生の弟とその友達がPC越しでNRCを見学する話 ※方言に関しては相変わらずのネットで調べました PC画面の向こう側では、二人のジムチャラレンジャーのポケモンバトルが行われていた。それを監督生、リュウジは当たり前の様に観ているが、マブ達とグリム、ゴースト達は初めてのポケモンバトルに興奮していた。 明日は学校だというのに、今日も泊まりに来たマブ達は、PC越しの世界に興味津々であり、各寮長達に許可も貰い済みであった。 「す、すげぇ...迫力だ...」 「これが、ポケモンバトル...」 『ヨッくんアクアジェット!!』 『リフレクターで受けん悪の波動!!』 『ブゥラァァァァァ!!!!』 『ヨヨッ!!』 『もう一回アクアジェット!!』 「連続アクアジェットか。悪くない戦法だなぁ」 「リフレクターは物理攻撃あんまり効かないんじゃなかった?」 「技が軽減するだけ。時間は掛かるが、お互い良い育て方してる」 「バッチ四つ持って羨ましいな。元の世界に戻ったら絶対八つ集めて行こうぜ」 『コンパンッ!』 「んで、それ以外の夢は?」 「それ以外って?」 「こいつら、夢があるらしいんだゾ。子分に至っては教えてくれないんだゾ!!」 「何!?!?お前でもなりたいものがあったのか!?!?」 「俺でもって、意外なわけ?」 「「「「「「意外」」」」」」 普段の監督生を知っている一年生達は、総じて頷きながら言った。一方のリュウジは、鞄からロケットペンダントを取り出し、そこに飾られた写真には、幼少期のリュウジらしき少年と包帯を身につけたポッポが写っていた。 「ポッポ?」 「......一番の親友なんだ。トキワの森に仕掛けられた罠に引っかかっていたから、そこから助けて」 「手持ちにいないよな」 「ある日突然、居なくなった」 「理由は?」 「解らない。けど、俺のせいな気がしてならないから、こいつを探しながらジムを周るって決めたんだ」 「成る程なぁ」 「俺は言ったからなクロエ」 「そうだそうだ!子分の夢を語れ!!」 「怖気づいちゃったわけ?デュースとか前に優等生とか何か言ったじゃん」 「そうだな。僕の夢は魔法執行官だ!だから監督生も言ってみろ」 「.........世界を見る事」 「え?」 「曖昧にしてあやふや。元の世界の、それこそ色んな地方や伝承に民謡、生活にそこに住むポケモンや街に人。それを見たいだけのただのトレーナーだ。変な夢だろ?」 監督生は思い出す。 昔、この夢を語った時、同じぐらいの歳の子達から嘲笑われた記憶を。その時は悔しくて、怒鳴ったが、それ以来言わなかった監督生の夢。周りの皆から、チャンピオンに慣れると言われても、監督生は、クロエという少年は見たかったのだ。 知らない世界を。 「それのどこが変なんだ?すげー偉大な夢じゃねぇか!!流石はオレ様の子分なんだゾ!!」 「......」 「知りたいこと知りに行く...うん!!すっごく羨ましい夢だよ!!僕なんか人の感情を身に付けたばかりなのに狡いな」 「何か、監督生サンらしい、ね。前にケルッカロトに連れて来た時、あれ何?これ何って聞いて来たから、変とは思わない、かな」 「知りたがりの人間が世界を見に行くならば若様の話し相手に相応しいぞ!!!!!誇れ人間!!!!!」 「うっさ!!!てか、何でそれが変なわけ?俺からしたらポケモンとか未知の生き物と接してる時点で羨ましいわ!!!!」 「どこがあやふやなんだ?立派な夢じゃねぇか」 「あぁ。世界を見る。しかもポケモン達のいる監督生達の世界だろ。まだ監督生の知らない事があるならすげぇ夢だ!!」 「俺より壮大な夢でいいなそれ」 「.........笑わないのか?」 「何で笑う必要がある?」 「寧ろ、オレ様の野望に相応しいんだゾ!!子分が世界中旅して、オレ様の助けがいる場所は絶対ぜーったい!!教えるんだゾ!!!!」 「.........はっ、ははははははははははは(笑)」 急に笑い出した監督生に、一同困惑した。 だって、ツイステッドワンダーランドに来てから、監督生がこんな風に大口を開けて笑い出したのは、初めて見たのだから無理もない。彼らの知る監督生は、気だるげだが、真面目で偶に脳筋であり、しかし地頭が良く、勉強会などは常にお世話になりっぱなし(主にデュースとグリム) そんな監督生の笑った顔を初めて見たものだから、困惑するのも無理はない。しかし、嫌ではなかった。 「あーっお前らってホント、面白い連中」 「何を!?何処が面白いのだ!?少なくとも僕は違うだろう!!!!」 「ちょ、セベクてめぇ自分は違うって言うのかよ!?お前もその面白いに入るからな!!てか俺は違うよな監督生?」 「いやお前も入るだろ」 「エースは絶対入ってるゾ。オレ様はちゃーんと子分の親分してるから面白いのは当然なんだゾ!」 「ぼ、僕は違うよな!?優等生を目指してるから違うだろ!?」 「少なくとも、僕以外は全員面白い部類じゃない?」 「はぁ!?俺だりんでねぇだろ!!」 「ねぇクロエ、まさかと思うけど俺も入るの?この顔面偏差値高い皆に入るの?違うよね?違うって言ってくれ!!!」 「全員だよ馬鹿野郎(笑)」 賑やかになったオンボロ寮内に、ゴースト達は楽しそうに見て、保護されたポケモン達は不思議そうに見る。そんな中、PC越しにいるビター達は、いつの間にかバトルを終え、監督生達の光景を見ていた。 「賑やかそうだね。ビターちゃん」 「......」 「ビターちゃん?」 「アンちゃん、手、繋いで良か?」 「え?うん」 ぎゅっと、手を握りしめられたアンに、ビターは距離を詰めてボソッと呟く。 「良かった。兄さんに友達が出来て」 「え?」 「なしてもなか!にぃに!バトルんアドバイスは?」5,883文字pixiv小説作品 - 自機ストーリーDLC後編、あおの円盤シリーズ
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