概要
『ポケットモンスター』シリーズで登場する、NPCポケモントレーナーの肩書きのひとつ。pixivでは「ベテラントレーナー」というタグがよく使われている。
第3世代で初登場し、当初は「たつじん」と言う肩書きだったが、第4世代で、「ベテラントレーナー」という肩書きに改名され、以降のシリーズにも登場している。
初期のキャラデザインは、白い着物に赤い袴を着用した老男女だったが、第5世代(『BW』)以降から、黒または寒色系の服を着用した中年男女のデザインに変更された。ストーリーの後半以降に登場する「エリートトレーナー」よりも更に格上の実力者として登場する事が多い。
第5世代では、シナリオクリア後、「ライモンシティ」のビッグスタジアム・リトルコートで登場することがあり、ポケモン勝負で勝つと、どうぐ「ポイントマックス」をくれる。これまでのシリーズでは「ポイントマックス」は限られた数しか入手できないレアなどうぐだったため、中には、ドーム内に彼らが現れるまでリセットを繰り返すプレイヤーもいるようだ。なお、彼らが使用してくるポケモンは非常に強く、特に手持ちの一匹に必ず、俗に600族とよばれる強力なポケモンを入れているため、対策は必須である。
黒いコートを着用しており、男性は帽子、女性は白いマフラーが特徴。
第6世代では群青色のコートを着用しており、男性は褐色肌と坊主頭、女性はブロンドヘアと口紅が特徴。
フィールド上では若そうな人物グラフィックだが、これは実はエリートトレーナーのグラフィックを色変えしたものであるため。そのため戦闘画面でのイラストとギャップがある。
第7世代では両者とも黒と青を基調としたジャケットにパンツルック。男性は口ひげ、女性は褐色肌と口紅が特徴。
使用ポケモン
「エリートトレーナー」と同じようにレベルが高く、強力かつ多様なポケモンを使用する。
また、レベルアップでおぼえるわざだけでなく、わざマシンによるわざを覚えさせていることも多い。
あくまでNPCなので、難なく倒せることも多いが、後述の「ベテラントレーナーのタイガ」のように、ストーリー中で育てたポケモン(旅パ)だと半壊、育ちが悪いと全滅させる役割を持っているかのような者もいる。
ちなみにXYのバトルハウスに登場するベテラントレーナーの手持ちは全て準伝説。
生半可なポケモンだとあっという間に全滅するので気を引き締めて臨むこと。
「ベテラントレーナーのタイガ」
「ポケモンと俺らの毎日は これまでも幸せにあふれ
これからも 喜びに満ちている!」
『ポケモンBW』では、シナリオクリア後に入れるようになる「しゅぎょうのいわや(修行の岩屋)」にて、「ベテラントレーナーのタイガ」というトレーナーが登場する。
『BW』では、シナリオクリア後に登場する一般のポケモントレーナーのてもちのポケモンは、シナリオクリア前にたたかえるトレーナーよりレベルが大幅に高いことが多く、全体的にてごわいのだが、その中でもこの「ベテラントレーナーのタイガ」は別格であり、不用意に勝負をしかけた(しかけられた)多くのプレイヤーを、「めのまえが まっくらに なった!」状態にさせた。
しかし、タイガに負けてしまったとしてもポケモンと俺らの毎日はこれまでも幸せにあふれ、これからも喜びに満ちていることを決して忘れてはいけない。
え?普通に勝った?「おう!やるじゃねぇか!」
続編の『ポケモンBW2』では、「しゅぎょうのいわや」は入り口が崩壊して入れなくなっているが、かわりに3ばんどうろから行ける「ちかすいみゃくのあな」でふたたび登場。「もういないだろう」と安心しきっていたトレーナーを驚かせた。
同じ日に この世に生まれ 共に育った ポケモンだぜ!(BW)
共に育ったポケモン | おぼえているわざ |
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ギャラドス♂Lv62 | たきのぼり/ふぶき/ストーンエッジ/だいもんじ |
クリムガン♂Lv62 | げきりん/なみのり/つじぎり/かえんほうしゃ |
ドリュウズ♂Lv62 | ドリルライナー/どくどく/いわなだれ/ヘドロばくだん |
ギガイアス♂Lv62 | ストーンエッジ/じしん/おんがえし/ラスターカノン |
クロバット♂Lv62 | エアスラッシュ/とんぼがえり/おんがえし/どくどくのキバ |
カビゴン♂Lv63 | のしかかり/ワイルドボルト/かみくだく/ヘビーボンバー |
強力な技マシンを使いまくっているものの、これまで共に育った割にはレベルがそこまで高くないのが唯一の救いである。
BW2での手持ちはカビゴンのレベルが62になっている以外、変わっていない。