データ
概要
初出は『ポケットモンスター 金・銀』(第2世代)。
カラカラまたはガラガラの専用アイテム。アローラガラガラにも適用される。
これまでのところフィールド上に落ちていることは一切なく、ほぼ全ての世代で野生のカラカラもしくはガラガラから手に入れることになる。
持たせた時の効果は「こうげき」のステータスが2倍になるという、シンプルかつ強力なもの。
ガラガラの「こうげき」を最大まで伸ばしてこのアイテムを持たせた時、種族値で換算すると212相当にもなる。
「ちからもち」マリルリもビックリの数値で、メガシンカを除けば事実上最強の「こうげき」ステータス持ちとなる。
そこから繰り出される「じしん」や「フレアドライブ」は強力無比。
そして、まだそこまで対戦用のまともなアイテムがない第二世代にこのアイテムが出たことで、当時の対戦環境はガラガラを中心に回り始めた。
どれだけアイテムがなかったかと言えば、「こだわり○○」も「きあいのタスキ」もなく、あるとすればこんらんのデメリットを持つはかいのいでんし、現在と似たような効果を持つきのみ、「ピントレンズ」や「せんせいのツメ」、「たべのこし」、「きあいのハチマキ」、「ひかりのこな」、「もくたん」のような該当するタイプの威力を上昇させるアイテム(前作のエスパー一強の反動か、「まがったスプーン」はピカチュウ版がなければ手に入らない)などのみ、
更にきのみに関しては4分の1の実が存在しないのはまだしも、「ラムのみ」にあたる「きせきのみ」が通常プレイでは手に入らないという状況である。
これで当時から「はらだいこ」を、『クリスタル』で「つるぎのまい」までも覚えてしまったのだから、こいつを止められないと話にならず、多くのトレーナーの頭を悩ませてきた。
もちろん普通のアイテム扱いなので、このアイテムを取られてしまうと途端に弱くなる。
また、専用アイテム持ち全員に言えることだが、専用アイテムが優秀であればあるほど他の有用なアイテムを持たせにくくさせてしまい、伴って弱点がハッキリしてしまうケースが多い。
例えば状態異常などはほぼ丸腰で挑まなければいけない。
そういう意味でも頭を悩ませるアイテムと言える。
余談
第二世代の説明文は「なにかの ホネ やすく うれる」と、本来の効果が明かされていない。
ホウエン地方にカラカラとガラガラがいないためか、RSEの説明文もこうなっている。