データ
初出 | 第4世代 |
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タイプ | エスパー |
威力 | - |
命中率 | 100 |
PP | 15 |
分類 | 変化 |
範囲 | 相手全体 |
直接攻撃 | × |
効果 | 5ターンの間、相手はアイテム・技による回復が出来なくなる |
英語名 | Heal Block |
概要
第4世代から存在する技。5ターンの間、相手の一切の回復行動を封じてしまう。
習得者はエスパータイプ中心だが、何故かシンオウ三龍も全員この技を覚える。(三龍はDPtのみ)
レベルを上げて殴っていればだいたい勝てるストーリーでの戦闘ではあまり日の目を見ない技だが、みねうちでせっかく減らした体力を回復してくる野生ポケモンに対して使うなどの使い道もある。
では対戦ではどうか。補助技の多い回復技を封じるならちょうはつで良いと思われがちだが実際そうでも無い。
何故ならかいふくふうじを覚えるポケモンにちょうはつを覚えるポケモンはいないから。
回復を軸とした耐久型のポケモンにはこの上なく刺さる技。
ちょうはつと違い、やどりぎのタネの吸収やたべのこしによる回復まで封じてしまうのは利点。
しかしそれでも使用率がよろしくなかった為か、6世代以降は「ドレインパンチ」や「ギガドレイン」等の回復効果を持つ全ての技を封じられるようになった。「回復できない」ではなく「技そのものが失敗する」である。
欠点は5ターンで切れてしまう事だが、案外耐久型にとって5ターン回復できないと言うのは大きい。
交代を誘えると言う点でも一定の価値があるだろう。
ちなみにZワザとして使用した場合の効果は何と特攻2段階上昇。
これにより耐久型を完全に起点にしてしまえるようになった。無論特殊型限定。
特にシルヴァディは特攻を跳ね上げさせる方法がこれしか無かったりする。
まあ、一番恐ろしいのはディアルガ・パルキア・ギラティナが自力で特攻を2段階上げる事が出来るようになった事だろう。前述の通りプラチナまででしか習得できない為相当過去作から持ってくる必要があるが。
第8世代ではどういうわけか、技そのものが消滅した。
第8世代では様々な技の追加とリストラが行われており、回復技に関しても覚えるポケモンの数を減らしたり技そのものをリストラする等様々な調整が行われた。その一環と考えられる。
また、新登場のポケモンの専用技「キョダイダンエン」を通しやすくするための調整と推測する人もいる。
第9世代では回復技のPPが一律5になったが、依然としてかいふくふうじが戻ってくることがなく、概念そのものが葬り去られる…と思われたが、藍の円盤で攻撃技の「サイコノイズ」として復帰することが判明。
ダメージを与えられる一方、あくタイプに無効化されることや野生戦で使い辛くなるという欠点もあるため、一長一短と言える。