ゴメンネ
ごめんね
「ねえねえ トレーナーさん
タブンネって ポケモン 知ってる?
歩いているとき ときどき みつかる
揺れる 草むら から
飛びでてくる ポケモン なんだけどね
たっくさん 経験値が もらえるの
なんだか 優しい ポケモンよね!」
倒せば大量の経験値がもらえるため、タブンネを倒しまくって手持ちポケモンをレベルアップさせる、いわゆるタブンネ狩りが後を絶たない。
しかも、タブンネは揺れる草むらに高確率で出現する事もあって比較的出会いやすく、スプレーなどで他のポケモンとのエンカウントを避けて揺れる草むらに出てきたタブンネのみを倒すことも日常茶飯事である。
同じ事がビクティニにも言えるが、タブンネの場合周りの草むらから出現する他の野生ポケモンのレベルに合わせて出現するので、高レベルのポケモンを育成する場合には高レベルのタブンネを倒して経験値を得るトレーナーも多い。
また、同じく揺れる草むらでは最終進化系(チラチーノ、キマワリなど)が出る事もあるため、進化石を節約するためにそれらを粘る者達によって、ついでに狩られてしまう事もある。
このように、タブンネの被害がビクティニよりもはるかに大きいのは一目瞭然だ(もっと言うと、ビクティニの期間限定アイテムの期間が過ぎればタブンネ狩りをするトレーナーはもっと増加するだろう)。
そして、極めつけはゲーム発売の二ヶ月後に発売された『公式完全ぼうけんクリアガイド』の45ページ右下のコラム──
「タブンネを倒して経験値をたくさん手に入れよう」
──ついに公式までもがタブンネ狩りを推奨してしまった。
実際の所は、対戦用に孵化させたばかりのレベル1のポケモンならば、ライモンドームのトレーナーが出してくるLv65のタブンネを交代+大爆発(タブンネボム)で倒して経験値を得た後、お金も稼げるチェレン戦や四天王戦をした方が高効率であり、タブンネとは1回しか戦わない事も多い。
とはいえクリア後でもポケモンの育成には必ずタブンネが利用されるという事には変わらない。
そして2年後の世界では
生態系も大きく変化し、出現ポケモンも大量に増えたイッシュ地方。
タブンネを待っていたのは2年前以上に過酷な現実だった。
まず、揺れる草むらが出やすくなるデルパワー、たんさくパワーの存在。
BW時代はそれなりに走り回らなければ揺れる草むらは発生しなかったが、このパワーを使えば非常に短いスパンで揺れる草むらを強引に発生させられる。
次に、フェスミッション「タブンネを探せ!」。
このミッションは時間内に何回タブンネと遭遇したかを競うもので、倒すか捕まえるかすれば1カウントとなる。
だが、一刻千金と言っても過言ではないフェスミッションでは、タブンネは捕まえるより倒す方がスコアが伸びやすい。
よって、このミッションでも廃人によって無駄に大量のタブンネが狩られてしまっているのは間違いないだろう……。
全体的に野生のレベルが上がり、タブンネのレベルも上がってしまっているのが原因と思われる。
BWでは野生の最高レベルはジャイアントホールの55だったが、BW2ではそれ以上のレベルの個体がわんさか発生し、ヤグルマの森ではなんとレベル64の個体が一定確率で登場する。
その他にも1日に経験値を100万獲得する事で貰えるメダルなんて物もあるせいで、タブンネはBW時代以上に狩られやすくなった。
ちなみにライモンドームでひたすら爆殺され続けたドクターやナースのタブンネは、今作ではラッキーが後任を務めている。
この事から前任のタブンネは疲労困憊でリタイヤした、もしくは死亡してしまったのでは? と噂されている。タブンネ。
このタグはそんなタブンネを哀れに思ったユーザーがつけたもの。