概要
『ポケットモンスター 赤・緑』から登場するアイテムで、値段は350円。
使用すると、100歩進む間、先頭の手持ちポケモンよりレベルが低い野生ポケモンと遭遇しなくなる。例えば先頭の手持ちポケモンがレベル50の場合、効果が持続している間はレベル49以下の野生ポケモンは飛び出してこない。
名前は「むし」よけスプレーだが、むしタイプ以外のポケモンも出て来なくなる。
上位のアイテムに、効果が200歩まで持続するシルバースプレー(500円)、効果が250歩まで持続するゴールドスプレー(700円)がある。
なるべく野生のポケモンと出くわさずに草むらや洞窟などを進みたい場合はもとより、エンテイ・ライコウ・スイクンやクレセリアのような所謂「徘徊型ポケモン」を探す際に重宝する。
『ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2』以降は効果が切れるごとに連続で使用するかどうか選択できるようになった。
長年コストパフォーマンスの関係からかシルバースプレー(1歩=2.5円)が重宝されて来た(むしよけスプレーは1歩=3.5円、ゴールドスプレーは1歩=2.8円)が、『ポケットモンスター サン・ムーン』以降はむしよけスプレーが400円、シルバースプレーが700円、ゴールドスプレーが900円に価格上昇した事に伴い、格差は少なくなった。
まあ、シルバースプレーが一番コストが良く(1歩=3.5円)、むしよけスプレーが一番使えない(1歩=4円、ゴールドスプレーは1歩=3.6円)のは変わらないのだが……。
『ポケットモンスター ソード・シールド』ではシンボルエンカウントが追加された事で、最早使う意味が無いアイテムになってしまった。そして『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』にてランダムエンカウントが廃止されたと伴いむしよけスプレー系統は消滅した。
『Pokémon LEGENDS アルセウス』では「ひそやかスプレー」というどうぐが登場する。野生のポケモンに気づかれにくくなる。材料はムシヨケソウ。
原則ランダムエンカウントのみのソフトの場合、状況再現や乱数調整で乱数を制御できれば、このアイテムは必要ない(RTAではこのアイテムが手に入らない最序盤をそのようにして乗り切る場合も多い)。