概要
古代ギリシャで制作された大理石彫刻。ギリシャ神話の女神アプロディーテーの像と考えられている。1820年にミロス島で発掘される。
現在は同じく発掘された古代ギリシャの彫像であるサモトラケのニケと同様、パリのルーヴル美術館に所蔵されている。
欠損した腕部分が発見されておらず、作品としては不完全な状態である。欠けた腕の存在を巡って論争が巻き起こり、想像図も多く描かれた。結果的に、正解など存在しない方が無限に想像力が掻き立てられるので、このままにしておくのが一番良いんじゃないかという評価に落ち着き、「不完全の美」という異例の評価で世界の至宝に仲間入りを果たした。
想像図
pixivでも欠けた腕を想像した絵が投稿されている。真面目なものからネタ的なものまで。