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「お前は王ではない……敵だ‼」

CV(人間態):成田浬

登場話:第46話「新社長誕生」

データ

身長214.0cm
体重130.0kg
特色/力ゲル溶液、攻撃を拡散させる装飾、両端に刃がついた槍

(出典:テレ朝版公式サイト、東映公式『仮面ライダー図鑑』より)

概要

仮面ライダー555』第46話「新社長誕生」に登場するサンゴの特質を兼ね備えたオルフェノクにして劇中に登場する最後の一般怪人。

人間態は革ジャンを着たバイク乗りの男性。テレ朝版公式サイトや『仮面ライダーファイズ超全集 下巻』p.44では皮ジャンの男と表記。

三方に伸びた突起状のから相手を硬質化させるゲル溶液を噴出させる能力を持っているほか、戦闘の際はサンゴを模したを用いて敵を襲撃する。

頭部から垂れた棒状の装飾は柔軟ながらも相手の攻撃を拡散させる能力に優れており、ファイズエッジの斬撃さえ防ぐという。

また格闘能力も高く、ファイズデルタを相手に優勢に立ち回っていた。

の街において人間を襲った後、偶然オルフェノクの王を宿した鈴木照夫に遭遇した際に彼が放つ異様な雰囲気から恐怖心と自身の身の危険を感じてその場から逃げ出した。

その後、昨夜の出来事とオルフェノクの王に関して話すためにスマートブレイン社へと赴き村上にコンタクトを取るが、寧ろ王の復活を望んでいる村上は意に介さず、王の復活の為に生贄になるように言われてしまい、王の覚醒前に自身で倒そうと決心。

何も知らない照夫の前に現れ襲い掛かろうとするが、照夫の正体を知らない三原に阻まれた為に交戦。

格闘戦ではファイズとデルタの二人を前に互角以上の戦いを展開するが、背後からデルタの放った「ルシファーズハンマー」で吹き飛ばされ、最後はその正面に待ち構えていたファイズの放つ「グランインパクト」を喰らい灰化して消滅した。

余談

声と人間態を演じた成田浬は『初代ウルトラマン』のデザインで有名な彫刻家・成田亨の実子。

成田氏は平成ライダーシリーズでの出演は『555』が初となり、次作『仮面ライダー剣』でエレファントアンデッドの役で出演した。

スーツはライオンオルフェノクの改造。バットオルフェノクのデザインで燃え尽きたため、何も考えず元々あったフリンジ状の部分を反復させ、『帰ってきたウルトラマン』の古代怪獣ダンガーやドレッドヘアのようにした。完成時点ではモチーフは決まっておらず、全体的に南洋風のためサンゴにしたが、サンゴっぽくするため目のあたりだけをサンゴのイメージで描きなおした(『完全超悪』p.145)。

スチール写真ではライオンオルフェノクと同型の槍を持っていたが、本編では未使用に終わった。この槍は改造前に続き二度目のお蔵入りである。

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