ペッカーアンデッド
ぺっかーあんでっど
ギャレン「こんな所で、モタモタしてる暇はない！」
(出典:『仮面ライダー剣 超全集』p.38、東映公式『仮面ライダー図鑑』より。)
『仮面ライダー剣』第28話「危険な賭け!?」に登場する怪人。キツツキの祖たる不死生物にして、ダイヤのカテゴリー4に属する下級アンデッド。
森林地帯をテリトリーとしており、飛行能力を持っているほか、嘴を使ってリズミカルな音波を発生させ獲物を誘い出し、右手に備わった刀と左指の巨大なナイフを巧みに使って対象者を瞬時に細切れにする戦法を得意としているとされる。
また、ずる賢い性格の持ち主でもあり、自身より強いと判断した相手と遭遇した際は、口から吐き出す木片の竜巻に乗り“隠れ身の術”を使って姿を眩ませてしまう。
劇中、とある森でテリトリー内に侵入して来た人々を襲撃。高所から突き落として殺害し、通りかかった山中望美を襲おうとしていた所、動向を察知した嶋昇ことタランチュラアンデッドが駆けつけ戦闘に突入。
流石にカテゴリーKには歯が立たすに透かさず“隠れ身の術”で撤退する。
その後、街で人々を襲っていたが、怪我を押して駆けつけたギャレンと交戦し、本調子でない彼のギャレンラウザーの銃撃をかわすも、最後はギャレンの接射を喰らった挙句『バーニングディバイド』を受け封印されてしまった。
なお、第38話「運命を掴む者」の広瀬義人のアンデッド解放の回想シーン、第41話「強くなりたい」の城光/タイガーアンデッドの一万年前のバトルファイトの回想シーンにも登場している。
『仮面ライダーディケイド』の第1話「ライダー大戦」において崩壊しつつある「夏海の世界」に出現していた。
封印されたラウズカードはダイヤの4「ラピッドペッカー」。FP800。ギャレンラウザーでラウズすると、キツツキが高速で何度も嘴を叩きつけるように、攻撃の連射速度を上昇させる「ペッカーラピッド」を発動する。またダイヤの2「アルマジロバレット」、ダイヤの5「ファイアフライ」とのコンボでバーニングショットを放つ。
スーツはジャガーアンデッドの改造であり、右腕の爪、四肢の形状やディテールにその名残が残っている。
頭部のデザインはクリーチャーデザインを担当した韮沢靖氏によると「キツツキの髑髏が3つで3連打を表している」とのこと。胸のアーマーも装飾的にして他とは異なったイメージだが、BBSにて「ギャアギャアウルサイ!!」と言われてしまったそうだ(『UNDEAD GREEN BLOOD』pp.52-53)。
アクシデントのせいで大したことのない敵に思わぬ苦戦をする、接射で逆転、BGM「rebirth」がかかると活躍する等、ギャレンの戦いの要素が凝縮された戦いを演じたアンデッドでもある。
