キツツキ
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きつつき
キツツキとは、鳥綱キツツキ目キツツキ科に属する鳥の総称である。
別名「啄木鳥」
英語では「Wood pecker(木をつつくもの)」
単に「キツツキ」という名前の鳥はおらず、キツツキと呼ばれる鳥の多くは「ヤマゲラ」「コゲラ」といった「ケラ」の付く鳥が殆どである。ケラの語源は「ケラツツキ(キツツキの古名)」に由来するという説がある。これらの鳥類は飛ぶ力が弱く、長い距離は移動しない。日本に棲むキツツキの仲間は全て留鳥で、定住性が強いのが特徴である。
呼び名の通り多くの種が頻繁に木をつつく修正を持っている。種によっては秒間20回もの高速で木をつつきまくり、さながら削岩機である。
この能力は幹を掘ることになる巣穴や倉庫作り、昆虫をはじめとする餌の採取、さらには大きな音による求愛や縄張りのアピールなど、様々なことに生かされている。
また長い舌も特徴であり、舌の骨(舌骨)は他の鳥より長く、頭骨の後ろを回って、嘴に右側の鼻の孔に入っている。
舌骨は筋肉に覆われている。普段は筋肉に緩んでいるが、縮むと舌骨が押し出され、舌が前方に伸びる。舌の先には棘があり、粘りのある唾液と共に、昆虫を捕らえるのに役立つ。
木をつつく際に生じる凄まじい衝撃をどうやって処理しているかについては生物学会で長年議論されており、上述した長い舌も含めてさまざまな構造が衝撃緩和に寄与しているのではないかという仮説が立てられていたが、最新の研究では「単に我慢してるだけらしい」という仮説も立てられている。
キツツキの脳のサイズであれば衝撃がダイレクトに加わっても脳震盪にはならずに済むそうな。
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