「この熱さが欲しくて…… 冷たい身体が嫌で、きっとあたしはヒートと引き合ったんだ!」
演:八代みなせ
概要
NEVERの紅一点(京水をどうカウントするかにもよるが)で、最後にNEVERに加わった女性。
T2ヒートメモリを左の鎖骨に挿してヒート・ドーパントに変身する。
男勝りで刺々しい言葉づかいのクールな性格。
普段は相手を小馬鹿にしたような態度を取るが、NEVER=動く死体故に体温が無いことを非常に気にしており、それを指摘されると激昂する。
が、そのコンプレックス故に「熱き記憶」を内包し高熱を放つ能力を持つヒートメモリと引き合ったと本人は推測している。
戦闘では他のメンバーが各々の武器を使う中、唯一武器を使わず蹴りを主体とした格闘による接近戦を本分とする。これは生身でも、ヒート・ドーパント変身時も同様。
傭兵としての活動がメインであるNEVERにおいてはある意味異質であるが、加入が最も遅い新参の立場でありながらメンバー内で劣っている様子はなく、むしろ対等以上に活躍しており、相手の筋肉の動きや表情などから次の動きを予測し徹底的に潰す能力を持つアイズ・ドーパントをNEVER内で唯一「(テクニカルに隙を突いたり、一方的に攻撃できる距離を保つなどしない)純粋な格闘」で圧倒している点からも彼女の格闘センスの高さを窺うことができる(そもそもNEVERに選ばれたのも大道克己に生前の格闘能力を見込んでのものである)。
ラインディングテクニックもかなりのもので、ヒート・ドーパント変身後もバイクに乗ってWと戦っている。
Vシネマ「仮面ライダーエターナル」で過去が明かされ、生前は連続強盗を繰り返して死刑執行が決まっていた脱獄犯だった。
NEVER5人の中で最後に加入したメンバーということもあってか他のメンバー(特に泉京水)との間には少し距離があり、最初は彼らについていけないような素振りを見せていた。
また、NEVER化した人間は徐々に人間としての感情を失っていくという副作用があるが他のメンバーよりもNEVER化してから日が浅いためか、ラストで克己が風都への襲撃を提案し、他のメンバーが乗り気になっていた時には1人疑問を感じていた。
余談
足技を使うことは当初から決まっていたらしく、坂本浩一監督お得意の脚出し演出のためにホットパンツが採用されたとのこと。
演者はのちに『仮面ライダージオウ』ウィザード編に登場。
こちらでの配役はマジックハウスの支配人・木ノ下香織役。部下の早瀬がタイムジャッカーとの邂逅により「火」を出す怪人になったという奇縁がある。