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概要編集

『仮面ライダーW RETURNS/仮面ライダーエターナル』に登場。

東南アジアに拠点を置いている思われる非合法組織。

組織のトップでもあるドクター・プロスペクトが研究、開発している超能力兵士“クオークス”を育てる施設で、素質ありと見込んだ人物たちを世界中から攫い(中には金で売られた人物もいると思われる)、半ば強制的に育成されている。


その実態は所謂“死の商人”であると思われ、育成された“クオークス”たちは一種の兵器として裏で高値で取引できる可能性から、その莫大な利益を得ようと財団Xからも投資対象の1つとしてエージェントの1人である加頭順が派遣されている。


最終的には大道克己率いるNEVERによって最高責任者のプロスペクトが斃されたのを切っ掛けに壊滅したが、その代償として更なる悲劇を生む結果に繋がる事に成るとは、この時は誰も知る由は無かった…。


クオークス編集

ドクター・プロスペクトが考案、研究開発を行い、自らが育成を行っている“超常能力を増幅する細胞処置”を受けた超能力兵士たちの総称。


パイロキネシスサイコキネシスサイコメトリーなどといった様々な超能力を扱う事ができ、それを扱う者の素質によっては強大な力を発揮する事ができる。

ただし発現できる能力の大きさは個々の適性で左右される。


その高い戦闘力故に、幹部の一人は自らを究極の兵士と謳っているが、実際は弱点や欠点も多い。


まず共通する弱点として、能力を使用すると体力を激しく消耗するため、継戦能力に難があるということが挙げられる。

これは根本的な問題のようで、クオークス最強のミーナでさえ能力の連続使用で大きく消耗していた。

そもそも、兵士というのは移動する事が最大の仕事であり、戦闘とは直接関係ない行為で体力を大きく消耗することも珍しくない。それを鑑みれば、この弱点はかなり致命的と言える。


また、能力の強度や種類にばらつきが大きいことも欠点となる。

軍事組織などで部隊単位で運用する場合は、戦力の平均化と規格化が運用のし易さという点でとても重要になるのだが、個人の素質に大きく左右されてしまうクオークスではそれが難しいという問題がある。

なお、この点は元より少数のチーム、或いは単独で活動する特殊部隊や工作員などならば比較的問題になりにくい。


更に、クオークス自体の身体能力と肉体強度は飽くまで人間の域を出ない程度な為、何らかの方法で能力を封殺されるなりすると普通の人間同然となってしまう。


最後に、能力は常に無条件で発揮されているわけではなく、発現させたい場所や対象に意識を集中させなければならないという制約がある。

この為、能力の効果範囲を見切られたり不意打ちを食らってしまうと、上述の弱点もあって途端に脆さを露呈してしまう。


以上から、『能力が決定打とならない高い耐久力』、『大きなダメージから短時間のうちに回復する不死性』、『死への恐怖の希薄さ故に多少の被弾には臆しない精神性』、そして『生前の数十倍にもなる身体能力』を併せ持つNEVERは天敵に等しい存在と言える。

実際、初見に近い初戦時でもNEVER達を一人も屠る事が出来なかったばかりか、ビレッジでの再戦時には幹部級でさえ一対一では圧倒されてしまっている。


その育成方法とは素質があると見込んだ人物を拉致して(おそらく)無理やり人体実験を施した挙句に、最終的には使えない(能力が期待していた者より弱い者など)は淘汰(ようは始末)されてしまうという非人道的かつ道徳観もそっちのけの方法で行われている。

また、彼らは究極の監視者を自称するビレッジの最高責任者のプロスペクトの許可がないと組織が用意した“箱庭”から出ると命を落としてしまう脱走を未然に防ぐ処置をも施されている。


こんな倫理的にも大問題の研究だったが、最高責任者であったプロスペクトの死をもって研究自体が凍結、或いは白紙化されたようで後にクオークス最強にして奇跡的に唯一の生存者となったミーナは自由の身になっていた。


なお、組織のメンバーで名前が判明しているのは最高責任のドクター・プロスペクトと、映画『MOVIE大戦アルティメイタム』に登場した元メンバーの番場影人二人のみである。


関連タグ編集

ドクター・プロスペクト アイズ・ドーパント ミーナ(仮面ライダーW) 番場影人 仮面ライダーW_RETURNS

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