「番場影人。でも私の名前を聞いたら高くついちゃいますよ? 代償はあなたの命‼」
演/遠山俊也
概要
超能力者・風田三郎を筆頭とする『怪人同盟』を始めとした超能力者達を支援している人物。
飄々とした軽い口調で話す、見るからに怪しい雰囲気のグラサンを掛けた黒い服を着た謎の男。
三郎たちに『新人類』と吹き込んだのも彼である。
三郎達とは友好的な関係に見えるがそれは表向きであり、その実態は某国犯罪組織の首領にしてヘラクレス・ゾディアーツのスイッチャーである。
インターポール捜査官となった流星たちが追っていた犯罪組織絡みの事件の黒幕でもあり、三郎達に近づいたのは彼らの持つ類稀なる素質に目を付け、最終的には洗脳した後に『超能力兵士』として売りさばくためであった。
金の亡者であり、素性の分からない人物)の提示した莫大な金のために超能力増幅装置『ゼーバー』を5年の月日を掛けて開発していた。
なお、劇中では明かされていないがかつてはホロスコープスの首魁・我望光明の元でゾディアーツ技術による人類強制進化の研究に携わっていた元ホロスコープスの一員であったが、後に超能力開発に乗り換え、彼とその同士達と袂を別ったという過去を持つ。
更に袂を別った後はVシネマ『仮面ライダーエターナル』に登場するドクター・プロスペクトの元に行き、彼の運営する組織『ビレッジ』に所属し(おそらく) クオークスの研究に没頭していたらしい。
このことから、某犯罪組織のボスにして元ホロスコープスの一員であり、ビレッジの関係者でヘラクレス・ゾディアーツのスイッチャーと、非常に肩書きの多い人物である。
その様な経緯があるためコズミックエナジーの扱いに精通しており、怪人態が普通のゾディアーツであるにもかかわらずホロスコープスクラスの高い実力を持っている。また、『財団X』とも関係を持っているのか、高い技術力と豊富な資金を持っているようで『超能力の増幅装置』と偽った『洗脳装置』を自身が集めた(見出した)エスパーたちに配布しようと目論む。
しかし流星たちのもたらした情報により正体が発覚し、仮面ライダー部により自身の目論見が暴露されると本性を曝け出して悪足掻きとばかりにライダー部や怪人同盟のメンバーに大量のダスタードとレオダスタードを嗾け、自身は(その時は顧問の弦太朗除く)唯一のライダー部員の美代子を人質にとって逃亡。
ゼーバーを使って自分のサイコウェーブを増幅し、城島ユウキの乗った宇宙船をレーザー砲で破壊することでゼーバーのデモンストレーションを行おうと目論んだ。
それを阻止すべく追い掛けて来た流星=仮面ライダーメテオを軽くあしらうが、そこへ弦太朗の説得によって改心した三郎が駆け付け、サナギマンからイナズマンへと覚醒。
この時の反応からして三郎のイナズマンへの二段変身をはじめとする能力昇華は番場にとっても想定外の事態であったらしく、狼狽えながらもメテオ同様に返り討ちにしようと試みるが強化されたイナズマンのサイコキネシスパワーと自身との能力差は一目瞭然で、ほぼ一方的に圧倒された末に敗北。最終的には流星によって逮捕され、ゾディアーツスイッチも彼によって破壊されてしまうのだった。
余談
名前の由来はイナズマンに登場する『新人類帝国・ファントム軍団』の首領・帝王バンバ。