「絶望を知らないお前に何が分かる!!」
演:板尾創路
変身する仮面ライダー
概要
映画『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』に登場。
バダンの暗闇大使の配下で、仮面ライダーフィフティーンに変身する。
その正体は今作のキーパーソンである 葵柊 の父親。
元来は普通の人間であるのだが、事故で死亡した柊を蘇らせたい一心でバダンと手を組み、フィフティーンとなった。
死者の世界で柊が得た「あらゆるものをひっくり返す力」を利用して生きている者の世界と死んだ者の世界を入れ替えるメガリバース計画を実行することで柊を蘇らせようと企み、それを知ってバダンから逃げ出した柊の身柄を確保するために行動する。
終盤のバダンと全仮面ライダーの最終決戦で平成ライダー達を圧倒するが、1号アームズに変身した仮面ライダー鎧武に敗北し、戦極ドライバーを破壊された。
そして葛葉紘汰に「苦しみと向き合わない限りその苦しみからは逃れられない」と諭されて己の愚かさに気づき、昭和ライダー達の力『ライダーシンドローム』によって灯台で妻・咲との再会を果たした息子の元に現れ、光に包まれて成仏していく柊を咲と共に笑顔で見送った。
備考
- 黄泉の国であるバダンに所属していたり、柊を思ってのこととはいえ、生の世界と死の世界を入れ替えようするなど彼も柊と同じように既に死者であるように思える部分があるが、終盤の描写からして彼はれっきとした生きている人間と思われる。
- なお、変身前でも紙を発火させるなどの能力を使用できるが、変身の際の髑髏が憑依する描写や、ベルトを破壊されたあとに彼の体から闇が消え去るかのような描写があることから、彼にはバダン総統(の、一部)が憑依して力を与えていたものと思われる。
- 演じる板尾氏は、2005年公開の映画『仮面ライダー THE FIRST』にスパイダー/山中太一役で出演しており、蜘蛛男からライダーへの異例の出世となった。2011年公開の映画『電人ザボーガー』では主役の大門豊を演じている。
- また、過去には板尾氏が出演していた『ダウンタウンのごっつええ感じ』の特撮系コント『世紀末戦隊ゴレンジャイ』にて、仲間が「ゆずレンジャイ」(と「ゆず」)と名乗って登場した事がある。ある意味オレンジの仮面ライダーと対決するのは必定だったのだろうか…?
- ちなみに同番組にはもう一つ板尾氏が主役の「ザ・バイオハンター」があり、そのコントには「虹色クリスタルスカイ」のインストゥルメンタルがBGMに使用されていたが、残念ながら映画では彼らの出番などないのだった。
- 映画公開時点(2014年4月)での板尾氏は50歳、対して妻・咲を演じた雛形あきこは36歳、息子・柊は設定上小学生と、かなり年の差を感じられる。フィフティーンとして行動していたときの服装も年齢にそぐわないものだったので、もしかしたら連の年齢設定はもっと若かったのかもしれない。
- なお、奇しくも板尾氏も2009年8月16日に、最愛の長女をわずか1歳10ヶ月という若さで亡くされている。この配役は、ある意味必然であったのかもしれない…。
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類似人物
- 笛木奏、佐久間龍一、エス(仮面ライダーゼロワン):似た者同士。
- 死郎:似たようなことを考えていた