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『風都探偵』のアニメ版。

原作の詳細は『風都探偵』を参照。


概要編集

特撮ドラマ『仮面ライダーW』の正統続編を謳う漫画『風都探偵』のアニメ化作品。

平成以降の仮面ライダーの関連としては、初のテレビアニメ作品となる。

英名は「FUTO PI(Private Investigator=私立探偵の略)」。


仮面ライダー生誕50周年企画の第1弾としてアニメ化が発表された。

2022年夏の8月1日にU-NEXT(日本)およびファニメーション(欧米)にて独占配信開始。前者は一挙ではなく毎週1話ずつの配信となっている。

また8月8日からはTOKYO MXサンテレビで毎週月曜日(前者は夜10時、後者は深夜11時30分。『仮面ライダー』関連番組ということもあってか、『仮面ライダーリバイス』や『仮面ライダーギーツ』の玩具CMが放送されていた)、10月からはBS11RKKでも放送(RKKは2話連続放送)。さらに12月からは東映チャンネルでも放送された。

9日には東映特撮YouTubeチャンネルにて1話プレビュー版が限定公開された。

2024年7月1日から各配信サイトにて配信が開始されており、東映特撮ファンクラブでは3話完結エピソードを1まとめにして配信している。


原作の1〜3巻と5巻をアニメ化しており、一部エピソードのカットやシーンの変更などが発生している。

2024年10月8日23:30 BS松竹東急にて再放送開始(23時より仮面ライダーWも再放送開始


主要キャラクターの担当声優は、過去に発売されたゲーム『memory of heroez』からの引き継ぎとなるが、ナレーションとガイアメモリの電子音声は『W』本編に引き続き立木文彦氏が担当。

劇伴に中川幸太郎と鳴海シュウヘイ、主題歌・挿入歌に上木彩矢とTAKUYA(元JUDY AND MARY)(デュオとして、テレビドラマ版の主題歌を担当)、『W』で鳴海荘吉を演じた吉川晃司、同じく大道克己を演じた松岡充(どちらも関連作品で主題歌や挿入歌を担当)が参加しており、こちらの面でも『W』要素が引き継がれている。



主な登場キャラクター編集





各話リスト編集

各エピソードは3話構成。

そのうち後半2話の冒頭にはあらすじが流れ、『W』本編でおなじみの相関図が表示される。

また『W』本編さながらのナレーションも同時に流れ、3話のうち2話目は 「風都探偵、今回の依頼は」 3話目は 「これまでの風都探偵は」 となる。


話数サブタイトルミニコーナー
第1話tに気をつけろ/魔女に恋した男亜樹子の危険な遊戯
第2話tに気をつけろ/犯人はそこにいるミック主演のアニメ(名称不明)
第3話tに気をつけろ/仮面の守護神ハードボイルド妄想日記
第4話最悪のm/死を呼ぶ羽音ハードボイルド妄想日記
第5話最悪のm/密告者ヒーリングプリンセスNEO
第6話最悪のm/白い牙ヒーリングプリンセスNEO
第7話閉ざされたk/名コンビ遭難ミック主演のアニメ(名称不明)
第8話閉ざされたk/連鎖する悪意ヒーリングプリンセスNEO
第9話閉ざされたk/究極は二人で一人亜樹子の危険な遊戯
第10話超人r/裏風都へのパスポートドーパント妄想日記
第11話超人r/つながりを求めてさぁ、火がついちまった
第12話※超人r/終焉、そして…ハードボイルド妄想日記

※第12話のラストには『W』本編のエンディングのようにWのメモリが周囲を取り囲む演出が行われた。



おまけのミニコーナー編集

  • 「亜樹子の危険な遊戯」

亜樹子が登場人物たちに様々なゲームを仕掛けるという内容。タイトルコールは亜樹子が担当。

各話のタイトルは不明。

放送話挑戦者
第1話翔太郎
第9話鏡野邸の人々

  • ミック主演のアニメ(名称不明)

「吾輩は猫である。名前はミック。」

ミックの視点で鳴海探偵事務所の日常が描かれる。

メインタイトル、各話タイトル共に不明。

放送話出演者
第2話翔太郎、亜樹子、フィリップ
第7話亜樹子

  • 「ハードボイルド妄想日記」

『W』DVDのおまけコーナーのリブート。タイトルコールは翔太郎が担当。

放送話タイトル
第3話〈もしも、ときめがアメーバだったらぁぁぁ!!〉
第4話〈もしも、俺がフィリップでフィリップが俺だったらぁぁぁ!!〉
第12話〈もしも、みんなが戦国武将だったらぁぁぁ!!〉

  • 「ヒーリングプリンセスNEO」

「ヒーリングプリンセスNEO♡パーソナリティのときめで〜す!」

『W』本編で園咲若菜が担当していたラジオ「ヒーリングプリンセス」を、新パーソナリティーにときめを迎え再始動させたもの。なぜかスタッフはロード・ドーパントが務める。

名物コーナーは「教えて!照井さん!」。照井がリスナーから寄せられた質問に答えるというコーナー。質問の結果はお察しください

各話のタイトルは不明。

放送話質問者
第5話R.N.「風都の風」さん
第6話R.N.「検索を始めよう」さん
第8話ときめ

  • 「ドーパント妄想日記」

「ハードボイルド妄想日記」の裏風都版。タイトルコールは万灯雪侍が担当。なぜかタイトルの「ぁ」が1個多い。

放送話タイトル
第10話〈もしも、裏風都がロックバンドだったらぁぁぁぁ!!〉

  • 「さぁ、火がついちまった」

二階堂守主演のアニメ。第11話で放送。

その内容に千葉秀夫は困惑していたが、五条一葉は「好キ」とのこと。



音楽編集

挿入歌やBGMは、大体が当時の『W』での曲をリミックス・アレンジしたものになっている。さしずめ「風都探偵Edition」とでも言うべきか。



挿入歌・BGM

原曲はご存知『W』オープニング「W-B-X~W-Boiled_Extreme~」。ゆったりとした原曲に比べ疾走感が増している他、「W-B-X」の続きになっているかのような歌詞が特徴的。


Wの変身シーンなどで多用されることが多い。


原曲は「ハードボイルド」。Wの強化形態の変身シーンなどで使用された印象が強い。ブルーレイ/DVDのCMで流れているのはこの曲である。


原曲は言わずもがな疾走のアクセル。当然ながら照井竜/仮面ライダーアクセルの活躍シーンで多用されることが多い。



スタッフ編集



劇場版編集

2024年11月8日に『仮面ライダースカルの肖像』が期間限定で公開。原作第6巻に相当する。



小ネタ編集

原作と共通の要素編集

  • 第7話で翔太郎とフィリップが着用したマスクが『W』本編23話で着用したものによく似ている。(ただし『W』本編のものは布製)
    • 原作では同話で披露した「Finger_On_The_Trigger」のフレーズを翔太郎が口ずさむシーンがある。

アニメオリジナルの要素編集


  • 第1話の鳴海探偵事務所の階段にはアニメ化されなかったエピソード「pは悪魔だ」に登場するピアニスト「東利津子」のピアノリサイタルのポスターが貼られている。
    • しかしその後の第4話の階段のシーンではポスターに「公演中止」という貼り紙がされている。

  • EDでは『W』本編第3話に登場した「和泉和菓子店」が登場する。(かき氷の旗が吊り下げられている建物)

  • 第4話でフィリップが作中ゲーム「モンスターエルドラド」について検索していたが、ホワイトボードには本作制作会社の「マックス・ソフト」が『幻夢コーポレーションと双璧をなす』と書かれている。

  • 第4〜6話ではスタジオKAIが制作を担当している繋がりか『ウマ娘プリティーダービー』のキャストが多く、第4話ではフィリップが競馬について調べていたり、第5話にはみなみとますおらしきキャラクターがモブとして登場している。
    • ちなみに、『W』本編第38話に登場する風都駅入り口のロケ地は東京競馬場となっているなど意外にも元々競馬との接点がある。



原作からの変更点編集

先述の通りアニメ版では原作からシーンのカットや追加などの変更が行われており、ストーリーの本筋に影響はないものの細かい描写の違いが多数存在する。

本サイトや類似サイトにて記事を編集する際はこの点に注意されたし。

全てを記載するにはあまりに多いため重要なものに絞って紹介する。

  • 原作における「cは何処に」と「pは悪魔だ」のエピソードがカットされている。
    • これに伴い、上記エピソードで明らかになった重要な事実(ときめのメモリの正体や万灯雪侍の名前など)は他エピソードに挿入されている。

  • ミックの出演シーンが大幅に増加している。
    • カットされた「cは何処に」が原作におけるミックの初登場回かつ、ミックに焦点が当てられたエピソードであったためと思われる。

  • ときめの服装のデザインが一部変更されている。詳細はときめを参照。

  • ミニコーナーの追加。

その他にバトルシーンの追加や一部ストーリーの省略、シチュエーションの変更などが行われている。



余談編集

当初はTVシリーズと同様に事件編と解決編の2話構成で行くつもりだったが、分量的に尺が収まらなかったため丁寧に書くためにも先述の通り3話構成になった。


タイトルのカラーリングは原作では紫一色であったがアニメ版は緑と紫の二色になっている。


鳴海探偵事務所がある「かもめビリヤード場」は、当時の資料に正確な図面や内装を書いたものが明確に残っておらず美術設定や作画に難航したものの、てれびくんの付録に鳴海探偵事務所の図面がついてたため、それをベースに実写では描けなかった箇所を丁寧に描いており、ガレージもセットでは出来なかった所を丁寧に描いている。


ロード等風都探偵が初出のドーパント達も明確に色がついてなかったため難航していたが最終的にドーパントデザインの寺田氏が監修したことで落ち着いている。


また2024年から仮面ライダーシリーズ初のNetflixでの配信が行われた。石ノ森作品がNetflixでの配信は過去にサイボーグ009CALL_OF_JUSTICEなどの事例がある。



外部リンク編集

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風都探偵 ふうとたんてい

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