サウザンドライバー!
天津「サウザンドライバーはZAIAの芸術作品。
ゼツメライズキーも…プログライズキーも両方使える。
その強さはゼロワンドライバーの1000%…」
パーフェクトライズ!
概要
ZAIAエンタープライズジャパン社長・天津垓が仮面ライダーサウザーへの変身に使用する変身ベルト。
作中では単に「サウザンドライバー」と呼ばれる。
小型化された人工衛星のようなデザインをしており、専用に製造されたアメイジングコーカサスプログライズキーとアウェイキングアルシノゼツメライズキーの2本を装填する構造になっている。
第43話にて仮面ライダーアークワンにより破壊されたが、最終話にてキー共々再生産されている。
本編終了後のVシネ『ゼロワン_Others_仮面ライダー滅亡迅雷』にて、リオン=アークランドが日本支社から没収し、新たに製造されたトリケラトプスゼツメライズキーとカルノタウルスゼツメライズキーの2本を使う仮面ライダーザイアに変身する際に使用する。
制作までの過程
『プロジェクト・サウザー』によれば、ザイアサウザンドライバーの開発にあたり、以下のキーが使われている。
ゼツメライズキー | ベローサゼツメライズキー、クエネオゼツメライズキー、エカルゼツメライズキー、ネオヒゼツメライズキー、オニコゼツメライズキー、ビカリアゼツメライズキー、ガエルゼツメライズキー、ドードーゼツメライズキー |
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プログライズキー | ライジングホッパープログライズキー、シューティングウルフプログライズキー、ラッシングチータープログライズキー、バイティングシャークプログライズキー、パンチングコングプログライズキー、フレイミングタイガープログライズキー、フライングファルコンプログライズキー、ライトニングホーネットプログライズキー |
こうしたプログライズキーやゼツメライズキーのデータを集めるべく、天津は一貫ニギローを用いて盗撮を行ったり、刃唯阿や亡を使って滅亡迅雷.netと仮面ライダーたちの戦いを裏から操っていた。
その後、与多垣ウィリアムソンによって本体が日本に持ち込まれたが、この時点ではドードーゼツメライズキーのデータは組み込まれてはおらず、天津の暴走を危ぶんだ与多垣によって一度は開発計画が中止されるが、亡の提案で与多垣が開発計画を再始動させ、ついに完成となった。
機能
左手側の「ゼツメライズスロット」にアウェイキングアルシノゼツメライズキーを装填すると待機状態になり、次に右手側の「ライズスロット」にアメイジングコーカサスプログライズキーを装填すると正面の「ゲートリベレーター」が観音開きに開き、「ライダモデル」と「ロストモデル」を融合反応させ互いのシナジーを最大化した形態に変換する「パーフェクトライズ」を実行。
中央部の照射成形機「サウザンドエクイッパー」より、サウザーのアンダースーツ「インフラストテクター」や各種装備をモデリングビームで照射成形することで変身する。
装填したプログライズキーを再度押し込む事で必殺技を発動でき、必殺技名は「~デストラクション」で統一される。また変身後に他のプログライズキーを挿入することでその能力を付加した必殺技「ブレイクライズ」を放つこともできる。
右手側の「ライズスロット」はゼツメライズキーにも対応しており、「ロストモデル」同士を融合反応させた「パーフェクトライズ」を実行させる事もできる。
このドライバーで変身したライダーの特徴としては、基本スペックは高いものの、使用されたプログライズキーorゼツメライズキーのモチーフとなった生物の目立った特徴や特殊な機能がほとんど搭載されていないという点が挙げられる。一応、設定ではサウザーは5本の角を攻撃に使用する事が可能だが劇中ではこの能力は使用されなかった。
更には、飛電ゼロワンドライバーとは異なりドライバーそのものに拡張性がないという無視できない欠点も見受けられる。
これらの弱点を補う為には他のライダモデルやロストモデルの能力をコピー・抽出できるサウザンドジャッカーが必須装備となる。
一応サウザーの延長線上にあたるザイアではサウザンドジャッカー抜きでも手数が限られる事がないように多少改良が成されてはいるが、「基礎スペックが高いだけのライダー」という根本的な欠点は改善されていなかった。
ゼツメライズキーとプログライズキーを両方使えるという設定でありながら、左側のライズスロットに装填できるのはアウェイキングアルシノやカルノタウルスゼツメライズキーといった独自形状のゼツメライズキーのみであり、これは玩具でも同様。
立体物
DXトイにてラインナップ。
プログライズキーを装填する際に押されるピンはアタッシュウェポンと同じであり、これとは別に音声を切り替える独自のピンが配置されている。
DX版のアメイジングコーカサスプログライズキー以外のプログライズキーを装填すると変身前は「プログライズ」、変身後は「ブレイクライズ」の音声が鳴る。
また、オーソライズ後に装填するとゼロワンドライバー用の変身音が鳴ることになる。その為、他のドライバーとは違うアビリティ音声での遊びが可能。
アメイジングコーカサスプログライズキーには、ピンが填まる独自の溝が作られているため、「パーフェクトライズ」の一連の音声が鳴る。これは、アメイジングコーカサスプログライズキーと似た形状のエデンゼツメライズキーも同様。
設定上はオーソライズ機能を持たないが、プログライズキーのギミックの関係でスピーカー部分にプログライズキーをかざすとオーソライズすることが可能。正規の仕様ではないので、オーソライズができる範囲は狭い。
また、アウェイキングアルシノゼツメライズキー(それか、カルノタウルスゼツメライズキー)を装填せずにプログライズキーを装填するとエラーとなる。
ただし「パーフェクトライズ」が鳴るアメイジングコーカサス等の場合は「プログライズ」音声が鳴る。なお、この状態でプログライズキーを押し込むと「〇〇ブレイク」と通常とは異なる必殺技音声が鳴る。後からアウェイキングアルシノを挿したとしても変化しない。
余談
実は、モチーフは成金のイメージから金庫。
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- カイザギア:数字表記の作品の名前とカラーリングがサウザーと酷似しているサブライダーの変身ベルト、悪徳大企業が開発した、主役ライダーの変身ベルトよりも高い性能を誇る代わりに拡張性が低い為に強化機能を持たない、最終的にはアークの名を持つ白いラスボスに破壊される等の共通点が存在する。
- ダブルドライバー、ジクウドライバー:いずれも胴体の左右にキーアイテム装填用スロットが設けられている変身ベルト。
- ビーストドライバー:上記二つの同様の共通点を持つ上、中央の扉が開くギミックがある。
- 戦極ドライバー:槍使いのサブライダーの変身ベルト、悪徳大企業が開発した、黒いネガライダーも使用する、使用者のスーツアクターが同じ等の点が共通。
- 聖剣サイコウドライバー:次作における同ポジションアイテム…というか商品。