この町じゃクズみたいな人間だけど・・・・
でもよぉ・・・・俺だってバダンに強くしてもらえばあんたらみたいに・・・・
概要
顔の一文字傷が特徴の不良少年。自称「ジュクの秀」
元は新宿で当たり屋まがいのカツアゲで稼いでいた悪ガキであったが、タイガーロイドこと三影英介と仮面ライダーZXの戦闘を目撃したのをキッカケに彼らの圧倒的な力に憧れて三影にバダンの仲間入りを申し出た。
人物像
ステレオタイプな不良でかなり子供っぽく上昇志向が強い。
幼い頃に両親に捨てられ、生きるためにヤクザの使い走りとなったものの、三影に拾われるまでは日頃から大人達に暴力を振るわれながらコキ使われる生活を送っていた。
バダンの一員になってからは三影の力になろうとコンバットロイドの格好で援護したり、サザンクロス内でシステム管理を行っている。
上記にある通り、自分を拾ってくれた三影を強く慕っており、三影の方もそっけない態度を取りながらもまんざらでも無かった模様。
しかし、常に抑圧された人生を送ってきた為か、性根に関しては完全に捻じ曲がってしまっており、夜郎自大や自画自賛な台詞を言っているのに対し、努力して自分を変えようとする行いを嫌い、「改造人間になる」といった安易な手段をもって強さを得ようとする傾向があり、三影(タイガーロイド(虎))の傍にいる時の振る舞いは、文字通り虎の威を借る狐そのものである。
劇中の様相
『仮面ライダーSPIRITS』の第2部で初登場。
三影と出会って以後、彼を兄貴分として慕うようになり、コマンドロイドに改造してもらう日を夢見てバダンの一員となっている。
『新仮面ライダーSPIRITS』ではすっかり三影の弟分になっている。
三影に出会った頃から「兄貴(三影)と共に戦いたい」という思いを抱いており、逐一改造人間にしてもらうよう懇願しているが、当の三影には人間を辞めるに等しい事をさせたくない為に、相手にされずにいた。
また、肉体を酷使してまでツクヨミになる事を目指している三影の無謀ぶりに苦言を呈しており、それらの状況にしびれを切らしてヤマアラシロイドことニードルに何らかの相談を申し出ていた。
そして…
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※以下ネタバレ注意
『新SPIRITS』の第93話にて、肉体の調整で行動できない暗闇大使の代わりを欲したニードルの手でとうとう改造人間になってしまった。
改造人間とは言っても、怪人にありがちな人型ではなく、生体部品となった人体が収納されたカプセルとカニロイドの融合体のような多脚の異形であり、正確には人間どころか改造人間ですらない「異形者」となってしまったと言える。
再生バダン怪人を意のままに操る能力を持ち、精神をリンクさせて戦闘を擬似体験する事が可能であるが、対象のバダン怪人がダメージを受けるとその痛みが本体にフィードバックされるという弱点がある。
液体で満たされたカプセル内に収められている生身の部分は手足を切除されて胴体のみの状態であり、頭髪が無くなって口元には呼吸マスクが装着されている等、『機動戦士クロスボーンガンダム』のクラックス・ドゥガチに似た容姿となっており、顔の傷以外は人間だった頃の面影が残っていない。
原形を留めない姿となったものの、人間だった頃と変わらない会話が可能であり、本人も願いが叶った事に満足していた。
しかし、変わり果てた秀の姿を目の当たりにした三影自身は決して望まなかった結果に絶句しており、自分に内緒で秀を改造をしたニードルに激怒していたが、当のニードルはそれを見越してか秀の頭部と背中に数本の針を刺し込んでおり、「私が死ねば針を無事に取り除くことができない」とチラつかせていた。
三影が姿を消した後は皮肉にもタイガーロイド(別個体)に乗り移って仮面ライダー達と共闘する事となった。
しかし、力を手にした事への興奮から、完全に自制心を失ってしまった秀は、周囲の状況どころか自分の危険もお構いなしに再生怪人のタイガーロイドに砲撃をさせてしまい、そのフィードバックを受けた結果、意識不明の重体となってしまった…。
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