概要
東南アジアにある小国。かつて1950年代に周辺国からの合併を迫られた際に独立戦争を起こした。戦争は力の悪魔と言われたダモン将軍と知恵の悪魔ガモン大佐を指導者とする解放軍により優勢になっていたが独立を直前にしてガモンが戦死し、ダモンが行方不明になった。そして辛うじて小国は独立し、ガモンを称える形でガモン共和国と言う名称となった。
後にグィン将軍による軍事クーデターに端を発した内戦が勃発、クーデターは国連軍の介入で鎮圧され、ゲリラもジャングル内へ撤退するが思いの他粘り強い抵抗を行っている。ジャーナリズムからは第2のベトナム戦争と称された。
だがこの内戦はバダン怪人クモロイドが組織の資金稼ぎと武器入手の為に影から引き起こしたものであり、彼は大国へ売りさばくための武器を作り、また賛同したゲリラ兵をコマンドロイドに改造し、内戦のどさくさ紛れに性能実験としてそれを戦地に放って軍人や民間人を問わない無差別虐殺を行わせていたりして内戦を長引かせたのだ。戦場カメラマンとして同国にやってきていた一文字隼人こと仮面ライダー2号は殺戮現場を見た事でその悪事に気づいていており、また戦場で兵士から武器を奪って壊し戦いを止めさせるような活動をしていたが、殺戮の犯人だと誤解されて赤い拳の悪魔と言う噂が付いてしまった。
クモロイドは今度は戦災孤児達を誘導爆雷に改造しようとしたが2号によって阻止された。それ以降、ゲリラたちの行動は沈静化し、国は平和へ向かう(だが内戦のどさくさでガモンの墓が暴かれていたようである)。と思いきや後に今度は世界に宣戦布告したバダンが襲撃し、タイガーロイドとZXが暴れまわり、トリプルライダーと交戦し、トリプルライダーの前にガモンこと暗闇大使が初めて出現した。その後、クモロイドの基地は証拠隠滅の為に爆破され、バダンも用が無くなったのか撤収した。
ちなみに独立戦争最終局面での真相はダモンがガモンを犠牲にして勝利し、独立を勝ち取った直後にショッカーにスカウトされ、地獄大使となった。
余談
『HEROSAGA』のライダー2号誕生エピソードにおいて実はショッカーもガモン共和国でバダンがやっていたようにベトナム戦争のどさくさで怪人の性能実験をやっていた事が語られており、戦場カメラマンだった一文字はその悪事を知った事でショッカーに捕まってしまったと言う設定である。