新たなライダー伝説が始まる!
月光と月影__
ふたつの心を持つ男、草加雅人__
概要
2019年9月13日(カイザの日)に発表、同年9月27日に連載開始となった、仮面ライダー555のスピンオフとなる漫画作品。
電撃マオウと東映特撮ファンクラブにて連載。2021年9月13日からは4話までをコミックウォーカーにおいて期間限定で連載している。
主人公はタイトルの通り、仮面ライダーカイザのメイン変身者である草加雅人。
演者であった村上幸平が全面協力・担当編集を行い、脚本は原作と同じく井上敏樹が執筆。
作画はかのえゆうしが担当している。
井上氏と村上氏は、当初『555』の15周年(2018年)を機に「ファイズが主役の漫画」を構想していたが、白倉伸一郎に相談したところ「諸事情で『555』は難しいが、カイザが主役ならなんとか実現できるかもしれない」と返答され、本作の連載に至った(単行本1巻巻末座談会&YouTube版座談会より)。
しかし、多くの謎と伏線を残したまま、諸般の事情から第23話で打ち切りとなってしまった。
本作の特徴
オルフェノク・ライダーズギア関連の基本設定は同様だが、所々に設定の差異が見られ(2003年当時は存在しなかったスマートフォンが普及している、巧と真理の居候先が「大泉クリーニング」、菊池啓太郎や木場勇治といった『555』の主要キャラクターが登場しない、など)、原作『555』とはパラレルであることが村上から明言されている。実際のストーリーも実質的にカイザを主人公に据えた新訳「仮面ライダー555」といった趣である。
風都探偵同様に本作オリジナルの怪人が登場しており、デザインも本家でも活躍した篠原保が担当している。
また、メディアや対象年齢の違いから、欠損描写や流血描写が多く、これは人間だけではなくオルフェノクの側も例外ではない。
登場人物
主要キャラクター
元流星塾生
- まゆ
昔草加に好意を寄せていた女性。
カイザに変身後、反動で命を落とす。
- 佐伯
ドレッドヘアの男性。
- 西島
リーダーシップのある男性。
カイザに変身した為、命を落とす。
- 遠藤
癖っ毛の男性。現状に絶望している。
- 石川
大柄な男性。昔いじめっこだった。
- 平岡
中性的な外見の知的な男性。
- 梅本
メガネの男性。
- 田山、倉石、柏崎
名前のみ登場。
- 東野
カイザに変身した為に死亡した事が語られている。
- 羽山純子
地下アイドル。
その他
- 大泉
本作のおやっさんポジション兼菊池啓太郎ポジション。
主人公たちの居候先"大泉クリーニング"の店主であるおっとりした女性。
- 薫
草加雅人のガールフレンド。
- ランフェ
村上の秘書と思しき女性。
車のドア越しに人間を殺害できる不可思議な能力を持つ。
辰巳家
草加が引き取られた家で、邸宅から察するに相当な資産家だと思われる。
草加の優秀な能力に目を付け、彼を後継者にしようとしたが、何不自由ない生活は自分には合わないと判断し、草加はこの家を出て行った。
オルフェノク
この作品でのオルフェノクも原作同様に公的機関からは存在を黙殺されているが、ネット上で話題にはされている辺り、一部の人々に認知されてはいる模様。スーツ改造で後の映像作品には登場できなくなったオルフェノク達の再登場も多い。
(☆は漫画オリジナル)
- スティングフィッシュオルフェノク
- スクィッドオルフェノク
- エキセタムオルフェノク
- オウルオルフェノク
- スネイルオルフェノク
- クリオネオルフェノク☆
- レイブンオルフェノク☆
- アルマジロオルフェノク
- オクトパスオルフェノク
- フリルドリザードオルフェノク
- ラビットオルフェノク
- バーナクルオルフェノク
- ピジョンオルフェノク
- シーキュカンバーオルフェノク
- フロッグオルフェノク
- トードスツールオルフェノク
本作でのラッキークローバー
- ピーコックオルフェノク☆
- ドラゴンオルフェノク
- スパイダーオルフェノク
- 名称不明のオルフェノク☆
ロブスターオルフェノクとは別の甲殻類型の女性オルフェノク。
後姿/シルエットのみ
エピソードタイトル
話数 | 副題 |
---|---|
1 | 呪いのベルト |
2 | 園田真理 |
3 | ファイズ |
4 | 草加雅人 |
5 | 真理への想い |
6 | オルフェノクの声 |
7 | 明智零 |
8 | 明智の苦悩 |
9 | 雅人の手 |
10 | 雅人の死 |
11 | 父の正体 |
12 | お前たちの墓標 |
13 | 響銃吾 |
14 | 村上への接近 |
15 | ラッキークローバー |
16 | 守るべき者の盾 |
17 | 痛み |
18 | 割られた盾 |
19 | 嗜好品 |
20 | 野々村桔梗 |
21 | 明星塾生 |
22 | デルタ |
23 | 花形の理想 |