「『嫌だ』と言うのなら、ベルトだけではない。命も頂く事になりますが」
CV(人間態):白井雅士
データ
身長 | 212.0cm |
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体重 | 133.0kg |
特色/力 | 全身を覆う硬い皮膚、ボール型の爆弾 |
(出典:テレ朝版公式サイト、東映公式『仮面ライダー図鑑』より。『図鑑』では「全身おおおう」と誤表記されている)
概要
『仮面ライダー555』第38話「彷徨える魂」に登場するフジツボの特質を備えたオルフェノク。
スマートブレイン社の社員の1人でもあり、普段は眼鏡をかけた男性の姿で人間社会に溶け込んでいる。
村上からオルフェノクの王・アークオルフェノクを探し出すように命じられビル火災を意図的に引き起こして“九死に一生を得た子供”を作為的に生みだす事で、アークオルフェノクの覚醒を促そうと暗躍していた。
能力
アメフト選手のような姿をしており、コンクリートのビルも簡単にぶち抜く程の堅牢なボディを誇っており、戦闘の際は相手にタックルを喰らわせる突進攻撃を得意としている。
また、ハンドボールサイズのガス爆弾を放ち、周囲500mの酸素を燃やし尽くす事で酸素欠乏症を引き起こして相手の息の根を止めることも可能。
主な活動歴
村上社長からの指示でビル火災を引き起こし、次々に“九死に一生を得た子供”たちを生み出して行くが、その過程の途中で偶々防犯カメラに姿が映っていた為、身元が割れてしまうという失態を犯してしまい、それによりスマートブレイン社に捜査の目が向いてしまうという事態になってしまう。
その為に村上から見限られてしまい、口封じの依頼を受けたラッキークローバーの1人、北崎から今度は自身が命を狙われる立場になってしまった。
その後、(描写が無い為、何とも言えないが)自身の命が狙われているとは露知らず(あるいは汚名返上の為に手柄を立て、それを手土産に許しを請おうとした?)、今度はベルトの強奪を目論み三原と里奈の前に出現し、三原が変身したデルタを圧倒。
その圧倒的な威力を持つガス爆弾の火力で三原を変身解除まで追い込み始末しようとするが、偶然通りかかった巧の変身したデルタには為す術もなくその場から撤退する。
その後、今度はファイズのベルトを奪おうと木場と真理の前に現れ(三原と里奈の前に現れた際は余裕のある態度だったが、この時は鬼気迫る様子でファイズギアを要求していたため、自身の命が狙われていることに気づいた可能性がある)、木場が変身したファイズと交戦するが、最後は『グランインパクト』を受け絶命し、灰と化して消滅した。
これによって彼の本来の任務であるオルフェノクの王の覚醒を促す為のテロ行為は無くなり、王の覚醒は引き延ばされたかに見えたが………。
仮面ライダー913
「きさまあ~~ッ!」
第10話「雅人の死」~第12話「お前たちの墓標」登場。
石川というオリジナルの流星塾生がこの姿に変身する。ラグビーをやっているという発言があり、オルフェノク態のデザインとの関連性が見られる。ただ、実業団の立ち上げを見据えて推薦入学したものの本人曰く「レベルが違った」とのこと。
変身する直前までオルフェノクから逃げながらカイザのベルトを守っていた完全に味方サイドの人間だったのだが、仲間の平岡共々いつの間にかオルフェノクとなってスマートブレイン側に吸収されていた。
(元塾生の羽山純子=フリルドリザードオルフェノクの使徒再生を受けた、或いは平岡・羽山と共にオルフェノクに襲われたとも考えられるが、描写が無いので不明)
草加を騙してカイザのベルトを奪おうとするも、羽山が短気を起こして失敗、力づくで奪う路線に切り替えるが、ボックスに大量の焼きそばが入っていたのを見て驚いたのか平岡=ラビットオルフェノク共々正体を現す。
本作では、ボールは爆弾ではなく直接相手にぶつけて攻撃している。
粗暴かつ高圧的だが仲間の情はあるジャイアンタイプの人間で、幼い頃に他校の生徒から虐められていた草加を真っ先に助けたこともある。オルフェノクになっても仲間意識の強さは変わらず、平岡と純子が続けて斃されたのを見て激昂。
草加に「そんなお前が好きだった」と前置かれた上で、「だから」ゴルドスマッシュを叩き込まれて灰となった。
余談
スーツはフロッグオルフェノクの改造で、四肢に迷彩模様の名残が見られる。後に『劇場版仮面ライダーキバ 魔界城の王』のマンドレイクレジェンドルガに改造された。
デザインを担当した篠原保氏曰く、エレファントオルフェノクの改造の別案を転用したと思う、とのこと(『完全超悪』p.144)。
関連項目
オルフェノク フジツボ スマートブレイン 仮面ライダー555
仮面ライダーインペラー:スーツアクターを白井氏が担当。