解説
ランバ・ラルの内縁の妻。
ランバ・ラル隊と共に地球へ降りてきたが、正式な軍人ではない。ただし、部隊内ではラルと同等の敬意を受けており、ギャロップのブリッジで常にラルの傍らにいる。ちなみにギレンの野望のムービーではジオンの軍服を着用しているシーンがあり、トレーディングカードゲームのガンダムウォーでもカードになっている。
マチルダ・アジャンと並んでアムロが惹かれた大人の女性であり、彼に大きな影響を残した。
出撃するラルと口づけを交わすなど、相思相愛ぶりを見せてもいる。
ラル隊と共に砂漠の町ソドンで食事に立ち寄った店内で、ホワイトベースを脱走中のアムロと偶然出会い、気に入って食事を奢ろうとしている。
その後、ラルがホワイトベースに白兵戦を仕掛けた際に戦死した事を知り、怒りにまかせてギャロップで突撃するが、ガンダムに撃破されてブリッジを射出して脱出。その後ラル隊の生き残りを指揮してホワイトベースへ特攻をかけた。
ギャロップの生活用ユニットである「カーゴ」にギャロップのエンジンを搭載し、爆弾を満載した上でホワイトベースに突撃させてアムロの注意を逸らせ、カーゴを押しとどめようとしたガンダムに対しマゼラトップで奇襲を仕掛け背後を取ることに成功した。止めを刺そうとした瞬間、横から突っ込んできたリュウ・ホセイのコアファイターと激突し、彼と共に爆死する。リュウの妨害が無ければ、マゼラトップ砲で動力部への零距離射撃を受けたガンダムがハモンのマゼラトップごと爆破され、カーゴに誘爆することでホワイトベースも撃破されるという状況であった。
なお、劇場版『哀・戦士編』では黒い三連星との戦闘の後にハモンの復讐戦が描かれており、TV版と順序が異なる。
また、マ・クベに補給依頼をする際に彼の狡猾な性格を見抜いたコメントを述べるなど、的確な洞察力を持ち、ラルの死後に見せた生き残り部隊の指揮官ぶりなどからも、能力の高い女性であることがうかがえる。
なお、ラルと共に地球へ降下する以前に地球に来訪した経験はないらしく、ブライト・ノアが逃走に利用した雷雲と雷を連邦の未知の新兵器と間違えて怯えている。
搭乗艦はギャロップ。
本編とはパラレル展開となる機動戦士ガンダムTHEORIGINでは、サイド3のクラブ・エデンで歌手をしていた過去が明らかになっておりジオン・ズム・ダイクンの妻アストライアも、アストライアがエデンで歌手をしていた頃からの付き合いで、彼女の子(シャアとセイラ)地球に逃がす為に方々に手を回した他、アストライアの訃報を兄妹に届ける役目も負った。また、キャスバルが生まれたときお産の手伝いをしたのも当時子供だったハモンである。