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アストライア・トア・ダイクン

あすとらいあとあだいくん

漫画『機動戦士ガンダムTHEORIGIN』の登場人物。ジオン・ダイクンの設定、人物像の整理(リライト)によって新たに設定された。
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CV:恒松あゆみ

概要編集

アストライア・トア・ダイクンとは、安彦良和著『機動戦士ガンダムTHEORIGIN』(以後、ORIGINと略する)に登場するジオン・ズム・ダイクン側室キャスバル・レム・ダイクン(後のシャア・アズナブル)とアルテイシア・ソム・ダイクン(後のセイラ・マス)の実母である。


設定において編集

キャスバル(シャア)とアルテイシア(セイラ)の母親の設定はアニメ『機動戦士ガンダム』には「トア・ダイクン」とミドルネームと故人であるという設定のみ存在していたが、ORIGINの「シャア・セイラ編」にてファーストネームと具体的な容姿と人物像が初登場した。

ちなみに「アストライア」と名付けたのは、安彦氏のブレインストーミング(集団でアイデアを出し合うことによって相互交錯の連鎖反応や発想の誘発を期待する技法である)に参加していた有志の一人である。


「アストライア」はギリシャ神話に登場する女神の名で、「星のごとく輝く者」、「星乙女」の意味がある。


生涯編集

"エデン"というクラブの歌手として活躍していたが、そこに当時連邦にマークされているジオン・ズム・ダイクンが客としてやってきて恋仲になり、間もなく子を身ごもり、ダイクンが教授を務めていた大学の時計塔にてキャスバルを出産(この時出産を手伝ったのが、まだ子供だったクラウレ・ハモンである)。


その五年後にアルテイシアを出産。ダイクンがサイド3の首相に就任してからは、ダイクンのパートナーとして彼を支えながらキャスバルとアルテイシアをダイクン家の跡継ぎとして恥じぬように育てた。が、ダイクンには元々正室(妻)のローゼルシアという女がおり、アストライアは本来側室愛人)という立ち位置だったが、跡継ぎを産んだことでダイクン家では実質正妻扱いされていた(ことぶきつかさ著の「カイ・シデンのメモリー」によれば、ダイクンがローゼルシアからアストライアを守っていたという)。


しかしダイクンの死後、アストライアはローゼルシアによって塔に幽閉状態になってしまう。


塔に幽閉される前夜、キャスバルとアルテイシアに地球へ行くよう指示。ランバ・ラルクラウレ・ハモンの手により二人は無事地球へ降り立つ。これが、親子の今生の別れになった。


その後はなんらかの病気を患いながら面会も制限され、塔に幽閉されていたが、エドワウとセイラと名を変えたキャスバルとアルテイシアがテキサスコロニーに移住して暫く経った頃、病死。テキサスコロニーに立てた墓標に名を刻むこともエドワウ達の立場上許されなかった。

この事はエドワウことキャスバルのザビ家への復讐を決定づけた。


人物像編集

金髪碧眼の見目麗しい知的な美人。

この容姿は二人の子供たちにも受け継がれ、特に成長した娘は母親の面影を濃く残した。


性格も温厚かつ芯の強い女性で、暴走気味のダイクンの身を案じ、休むよう提案したり、子供達がいずれザビ家の手にかかると危惧し、地球へ逃がす算段を立てたり、「色仕掛けでダイクンに気に入られた女が」とローゼルシアに罵られたときは、二人の子供をこの国の指導者になっても恥じぬよう育てたと反論していた。


その彼女の育児が功を成したのか、兄妹とも賢くカリスマ性のある人物に育っつ。

とくにキャスバルは跡継ぎとしての帝王学でも習ったのか、キシリア・ザビとの"首脳会談"において、キシリアの脅しに屈せず、若干11歳でキシリアに「キャスバル畏るべし」と思わせるほどの器量を持つ。このキャスバルの生まれながらのカリスマぶりは、後年に「新生ネオ・ジオン」の総帥に就任してからも遺憾なく発揮された。


また妹のセイラも一年戦争時、ア・バオア・クーで捕虜になった際「帰ってきたアルテイシア」と名乗り、かつてのランバ・ラルの部下のドノバン大尉や反ザビ派、反キシリア派の兵士に、ジオンの遺児のアルテイシア・ソム・ダイクンであると認めさせ、通信機を使いジオン兵に敵はキシリアでありザビ家の時代は終わった、真のジオン国民なら立ち上がれと演説した。


キシリアはこの時、キャスバルばかりに気を取られアルテイシアの存在を軽視していたことに「ぬかったのかもしれぬ……私としたことが」「ここまでやるとはさすがにダイクンの遺児」と彼女のカリスマ性を侮っていたことを後悔していた。

兄妹揃ってまさにダイクンの跡継ぎとして相応しい人物になったのは、やはりアストライアの存在が大きかったのであろう。


一年戦争終結後の宇宙世紀0083、遺児の一人であるセイラ・マスイギリスのバーリー・ハウスに住み、戦争孤児の救援活動を主とする「アストライア財団」という母の名を冠した組織を立ち上げ、ジブラルタルで死んだミハル・ラトキエの弟妹であるジルとミリーを財団で見守っていることをカイに告げ、彼の懸念を解消してみせた。



余談編集

担当声優の恒松あゆみ氏にとって、『機動戦士ガンダム00』主人公ソラン・イブラヒム(刹那・F・セイエイ)の母親、『機動戦士ガンダムAGE』第一部主人公フリット・アスノの母親マリナ・アスノに続く、三人目のガンダム主人公の母親役となる。


関連タグ編集

機動戦士ガンダム 機動戦士ガンダムTHEORIGIN アルテイシア・ソム・ダイクン キャスバル・レム・ダイクン シャア・アズナブル セイラ・マス ジオン・ズム・ダイクン

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