pixivでのタグとしては「シャア・アズナブル(本物)」なども使用されている。
人物像
テキサス・コロニーの管理人であるロジェ・アズナブルとその妻ミシェルの息子。
彼の外見はキャスバル・レム・ダイクン(当時の偽名はエドワウ・マス)とは瞳の色(こちらのシャアは鳶色)を除けば生き写しと言ってもいいほど瓜二つ。性格は少々軽薄ながらも陽気で人懐っこく、テキサス・コロニーに移住して間もないセイラに乗馬を教えたり、エドワウとも最初は自分と瓜二つであること驚きながらも、すぐに打ち解け友人となる。
(イラスト左側がシャア、右側がエドワウことキャスバル)
劇中での経歴
ルウムにある寄宿学校に通っているものの、ジオンのプロパガンダ映像の影響でアースノイドを憎悪しスペースノイドの選民思想に染まっており、両親やマス親子の前で地球連邦とジオンの全面戦争を望んでいるかのような過激な発言をし、父に叱られていた。
エドワウやセイラと交友関係を結んでいたが、その瓜二つな容姿を利用されてしまい、ジオン士官学校を受験して合格後にジオン本国へと向かう途中、同行していたキャスバルの策略に嵌り入学許可証を奪われ、彼とすり替わる形でテキサス・コロニーから出ることになってしまい、シャア・アズナブルではなくエドワウ・マスとしてキシリア機関によって暗殺された。
一方のキャスバルは奪った許可証を手にジオン士官学校へシャア・アズナブルとして入学。以後この名を名乗るようになった。
皮肉にも本物のシャアの両親であるロジェとミシェルもまた、ジオンに移住するために乗船した宇宙船諸共ルウムの宇宙港でシャア(キャスバル)の駆るザクに沈められて死亡している。シャア(キャスバル)は後にテキサス・コロニーでセイラと再会した際に、「テキサスを攻撃しなかったのは、この地で過ごした人達は自分にとってもかけがえのない人達だった」と語っており、意図的にシャアの両親を殺害しようとした訳ではなかったと思われる。ただし、シャア(キャスバル)が「自分が死なせてしまった」事を把握していたのかは不明。
士官学校ではハイスクール時代の友人であるリノ・フェルナンデスがその正体に疑問を抱いた。
関連タグ
クワトロ・バジーナ - 『機動戦士Zガンダム』時代のシャアの偽名。非合法にこの名前の連邦軍籍を取得したという設定だが、元々本物のクワトロ・バジーナがいたかははっきりしない。
ガンダムビルドファイターズ バトローグ - この「本物のシャア」役である関俊彦氏がシャアを演じている。
ラウ・ル・クルーゼ - 『機動戦士ガンダムSEED』で関氏が演じていたシャアのオマージュ的キャラ。この役を演じていたことで池田氏に「俺の二代目かよ」などと言われた逸話があるが、今度は関氏が成り代わられる側に…実際、舞台挨拶でも「違うシリーズで仮面被ってなかった?」等々いじりを喰らっている。因みに何の因果か、クルーゼの友人を演じたのは池田秀一である。