ガルシア・ロメオ
がるしあろめお
CV:家中宏
ジオン軍ジャブロー攻撃軍司令官。感情を面に出しやすく異常に僻みっぽい性格で、上官であるマ・クベやシャア・アズナブルの事をよく思っていない一方、ザビ家には徹底的に媚びを売るという小物。
軍の司令部に女性をはべらせるなど軍を私物化している。
またとんでもないレベルで察しが悪くガルマ・ザビを戦死させたホワイトベース隊を「輸送艦」といったり、すでに多くの戦果を挙げているガンダムについても「試作機」といった程度にしか認識しない、黒い三連星が配下に着任していたにもかかわらず自分の事は棚にあげ、バカンス気分だと非難する、シャアから事前にジャブロー潜入の予定日を知らされていたにも拘わらず、符丁に気付かず決行日を危うく逃すところだったという無能が軍服着て歩いているような人物。
ジャブローの開口部が開かれたことでガウ攻撃空母の大編隊を出撃させ、自らはアッザムで攻め込むが、事前に前線基地が襲撃されているという情報を得ていたにもかかわらず、地球連邦軍の新型量産機ジムに圧倒されてザクⅡ中心のモビルスーツ部隊は苦戦を強いられ、定見のない攻撃で迷路のようなジャブロー内を迷走した挙げ句、レビルとゴップの策に嵌り開発ブロックに誘い込まれてしまい爆死した。
彼の犯した大失態によって今後の戦局を左右するほど膨大な数のジオン側MSが遊兵状態のまま連邦軍に一網打尽に破壊・鹵獲されてしまい、ジオン公国の敗北を(最悪、数か月分は)早めてしまうという結果となった。そのお粗末さでレビルからは「定見のない男」と酷評された。
このように無能の極みとしか言いようのないキャラではあるが、いちいち小物めいた言動と、顔芸とも言うべき大袈裟な反応もあって、憎めないコメディキャラとして読者人気は意外と高い。死亡後にはバンダイミュージアムで、追悼式が行われているほど。
モデルは「ガンダムエース」の元編集長・古林英明氏。もちろんガルシアと違って有能な人物であるが。