サクラ・スラッシュ
さくらすらっしゅ
CV:市ノ瀬加那
『SDガンダムバトルアライアンス』に登場する仮想世界「G:ユニバース」のナビゲーションシステムの仮想人格。
正式名称である「SACRA/1351420」から、ユノ・アスタルトが呼びにくいと言う事で前半部を略する形でこの名前が付けられた。
外見は黒髪天パで碧眼、一人称はアタシ。時折ギャグ顔になる。半袖短パンの軍服(らしきもの)を着用しており、少年とも貧乳の少女とも取れる中性的な外見をしている。たまに語尾がカタカナになる事があり、ハイティーンであっても男性キャラを「○○君」呼称することが多い(特に、階級が無いザフト所属のキャラ)。
G:ユニバース内のシミュレーションを統括しており、度々発生する事象「ブレイク・イン」の問題を解決すべく、一年戦争の最中のギャザーロード隊の小隊長、ユノ、ハロをG:ユニバース内に招聘した。
ユノの事は「ユノ姉さん」、ハロの事は「パイセン」と呼び、人懐っこい性格。AIとは思えないほど感情表現が豊かであり、時折ギャグやノリツッコミ、ガンダムシリーズのパロディなども行う。
いわば『機動新世紀ガンダムX』のD.O.M.E.や『∀ガンダム』の冬の宮殿を擬人化したようなキャラであるため、ガンダムシリーズのあらゆる歴史を把握している。その為、『機動戦士ガンダム』(及びその同時系列の一連の事件)しか知らないユノ達にとってはネタバレの塊のような発言をぶちかましている。しかもGの影忍や冒険王版1stなども知っている模様。
例えるならバラエティ番組におけるMCをユノとするなら、雛壇芸人や解説役に当たるのがサクラである。
人情や正義感で歴史に干渉する行為に対しては基本否定的であり、あくまで歴史を元通りにすることが大事で、それ以上に変える事を良しとしない。その為、正史で起きる悲劇を繰り返さざるを得ない事に関してはサクラ本人も苦慮や葛藤を覚えている。
また、機械であるためニュータイプ的なオーラや幽霊の類を見ることが出来ない。逆にユノは素質があるのかそうした物を感覚的に察知できている。
なお、ハーメス・マーキュリーに一時的に洗脳された際には目が真っ赤になっており、喋り方も敬語で統一されている。
演者の市ノ瀬氏は本作発売直後に放送開始した『機動戦士ガンダム水星の魔女』にて、主演のスレッタ・マーキュリーを演じた。
上記のハーメスとの関係性や、DLC・続編等での同作主人公機ガンダムエアリアルの参戦に関しては長らく明かされていなかった。
ちなみに『バトルアライアンス』のCMは長らくユノ役の髙橋ミナミがナレーションを務めていた。『水星の魔女』関連のCMとの混乱を避ける為であろうか。
…そして発売から半年後の2023年5月、DLCとしてエアリアルが実装、TVCMでは満を持してサクラがナレーションを務めた。