概要
1999年2月から2003年1月にかけて放送された「おジャ魔女どれみ」シリーズの20周年を記念して、放送当時のオリジナルスタッフが再結集したアニメ映画。
絵柄や作風も同じなため勘違いされやすいが、同一の世界観で描かれるスピンオフではなく、おジャ魔女シリーズが「コンテンツ」として存在していた現実社会が舞台である。
そこで本作の視聴者同様、幼少期TVを見ていた大人たちを主役に、所謂「聖地巡礼」や「ノスタルジー」自体をテーマにしたストーリーが展開される。
当初は2020年5月15日に公開を予定していたが、制作上の都合により11月13日に公開することとなった。
声優の演技力よりもごく身近な声を重視したため、主要キャストには著名人を多く起用している。
またかつてのオリジナル・レギュラーメンバー声優も、7人のおジャ魔女達は全員出演し同一役のみならず何らかのカメオ出演をしている。また家族等のモブキャラ声優も、引退者も召集してこれもまた何らかのカメオ出演をしている。
これもまた、本作の醍醐味と言える。
ストーリー
教員志望でありながらも、自信をなくして進路に戸惑う大学生・長瀬ソラ―名古屋
望んだ仕事についたものの、職場になじめず葛藤する帰国子女の会社員・吉月ミレ―東京
夢に向けて進学費用を貯めるも、ダメ彼氏に振り回されるフリーター・川谷レイカ―尾道
年齢も性格も住んでいる場所も…なにもかもが違う三人。
しかも、それぞれ思い描く未来が見えず、人生に絶賛迷い中!
そんな彼女たちを引き合わせたのは“おジャ魔女どれみ”!?
かつて魔女見習いたちが集っていたMAHO堂―鎌倉にある洋館での運命的な出会いをきっかけに、三人は飛騨高山・京都・奈良と「おジャ魔女どれみ」ゆかりの地を巡る旅へ!
笑って泣いて支え合って、かけがえのない時間を過ごした三人は改めて気づく、
いつもどれみたちがそばにいてくれたことに。
そして魔女見習いたちに背中を押され、踏み出した先に、
素敵な世界が広がっていた―
(公式サイトより転載)
主な登場人物
22歳の教員志望の大学生。愛知県出身。教育実習先で出会った小学校で、知的障害者の少年との付き合い方に悩んでいた。
大宮竜一に片思いしていて作中で告白するが失恋してしまう。『おジャ魔女どれみドッカ〜ン!』のみリアタイ視聴。
27歳の会社員。アメリカからの帰国子女で空気が読めないところがある。その為に上司からは爪弾き物扱いされていたが、彼女の仕事ぶりは優秀で、実際彼女をプロジェクトから外した後相手側から契約を切られかけて大変な目に遭っていた。どれみシリーズは日本から送られるDVDで視聴していた。
また三人の中では唯一、キャラクターの個別の魔法の呪文を唱えていない。
20歳(物語序盤では19歳)の絵画修復士志望のフリーター。離婚した父親から貰った絵画が寂えてきたので修復するために絵画修復士になる事を決意した。
どれみシリーズは再放送、配信で視聴。作中で両親が離婚してしまう。
- 大宮竜一(CV:三浦翔平)
ミレたちが知り合うことになる、どれみたちのファンを自認する男子大学生。
- 矢部隼人(CV:石田彰)
ミレの勤め先の後輩社員。実はミレに片想いしている。
作中ではソラと違って告白をしていない。
※演者は、過去のシリーズに出演経験がある。
- 久保聖也(CV:浜野謙太)
レイカの彼氏で、自称ミュージシャン。レイカの家に合鍵で侵入しお金を取る人間のクズ。
「離婚した父と笑顔が似ている」と言う理由から別れられずにいたが、最終的にレイカ側から振る事に成功している。
関連タグ
ヒーリングっど♥プリキュア…ニチアサ繋がりの縁か第16話にどれみ達魔女見習いが集合したポスターが登場した。
近鉄30000系…上記ポスターに描かれていた電車。実際の車内にはどれみ達の人形が飾られている。また塗色が2016年以降のものとなっており、舞台は現代であることがわかる。