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おジャ魔女戦隊マジョレンジャー

おじゃまじょせんたいまじょれんじゃー

『スーパー戦隊シリーズ』第23.5作(1999年)および第25.5作(2002年)で同シリーズ第29作『魔法戦隊マジレンジャー』以前に「魔法」「魔女」をモチーフとした少女戦隊……ではなく『おジャ魔女どれみ』シリーズに登場した主人公(と脚本家)たちの悪ノリによって誕生した戦隊ごっこ戦隊。
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「正義の力が悪を断つ! おジャ魔女戦隊マジョレンジャー!


 愛よ、正義よ! 美空町の平和のために戦いましょう!」


概要編集

おジャ魔女どれみ』無印42話「おジャ魔女・正義の戦い!?」と『おジャ魔女どれみドッカ〜ン!』第24話「愛よ! 正義よ! わたしたちマジョレンジャー!」に登場。


冠通りのおジャ魔女戦隊で、どれみはづきあいこおんぷももこハナちゃんが変身する。

ちなみに「普段の姿→おジャ魔女にお着替え→魔法でマジョレンジャーに変身」という変身プロセスをとるため登場当初より2段変身の戦隊という事になる。


実はスーパー戦隊シリーズ的に言えば唯一女性のみで構成されている戦隊でもある。これは当然のことながら、パロディとはいえ(?)ニチアサの出来事(男性だけの戦隊もビックリである)。


作内においてはどれみ(無印)&ハナちゃん(ドッカ〜ン!)母娘暴走の産物


どれみは日曜の朝7:30からやっている架空の戦隊作品(劇中劇)である『機動戦隊バトルレンジャー』のファンなのだが、それにまつわるあるトラブル(ちなみに第42話は同級生・特ヲタの天野こうた主役回であり、おジャ魔女たちは基本狂言回し役)の解決にマジカルステージを使った時、どれみの思考に魔法が反応してしまいはづきとあいこを巻き添えにして変身してしまったのが初出。


ちなみに、この回の脚本担当は特撮界隈では名の知れた奇才・前川淳氏(同氏は特撮専門誌にコラムコーナーを持っていた事がある上、後には魔法戦隊マジレンジャーフレッシュプリキュア!のメインライターまで担当している)。

その際(無印で)はトラブル解決のための一時的なネタで終わった。


…が、「マジョレンジャー」は『ドッカ〜ン!』24話にて、シリーズ開始当初より現在の『16』に至るまで、栗山(山田)氏に次ぐ、シリーズを支える中核脚本家の一人にして『どれみシリーズ』における人情・感動回の旗手として名高い人物・影山由美氏が脚本担当のストーリーとなってまさかの復活


しかも、この時にマジョレンジャーの主題歌(『どれみシリーズ』としては作内劇中歌の扱い。だが実質この歌『ドッカ〜ン!』24話専用歌である)まで作られた。


同氏は元幼稚園教諭という経歴に基づく観点から子どもの丁寧な描き方に定評のある人物で、いわゆるギャグ回やカオス回とは縁遠い人物と思われてきたが、その影山氏が見事なカオス回を仕上げた(それまでに影山氏担当のギャグ回が無かったわけではなかったが、このマジョレンジャーのインパクトが全て持って行った感がある。また『どれみシリーズ』のギャグおよびカオスは大抵大和屋暁氏が担当していたため、その印象が、このイメージの一助となっている)のである。


『ドッカ〜ン!』時代にリリースされたドラマCDでも奇跡の復活(ちなみに脚本はシリーズ構成の栗山緑氏)。

美空町の平和を脅かすどれみロボを倒すべく(:魔女幼稚園で園児に見せた即興劇の設定です)良い子の声援に応えて駆けつけるヒーローの姿は必聴である。


ストーリー編集

ある日、ハナちゃんはどれみに薦められたバトルレンジャーに超夢中。

そうしてバトルレンジャーの追加戦士「コマンダーホワイト」に憧れ悪を倒すために魔法で「コマンダーハナ」に変身し町へ繰り出す。


慌てて止めようとするどれみだったが、徐々にハナちゃんの正義感に感化され「マジョレッド」となりハナちゃんの人助け(?)を支援していく。

その後、ミイラ取りがミイラになるで通りすがったあいこたちも巻き込んでレンジャーメンバーが増殖し人助けを行う中、おんぷから「バトルレンジャーがもうじき放送終了する」という驚愕の事実を知り「終わってほしくない!」と駄々をこねる。


そして、「突如放映終了が決定してしまったバトルレンジャーはワルワル将軍の仕業だ」と確信したハナちゃんはどれみたちのマジカルステージでおんぷが出演するバトルレンジャーのロケ現場にワープし真の悪を打ち滅ぼしに行くが…!?


メンバー編集

「ピンク(レッド)とお呼び!」

  • マジョピンク→マジョレッドどれみ

ハナちゃんにマジョレンジャーの存在を教えた張本人

ちなみに『ドッカ〜ン!』でレッドになったがスーツのカラーリングは全く変化していない(つまり、どうみてもピンクカラースーツなのにレッドを名乗っている)。


「正義って、ええもんやなぁ……」

無印で巻き添え変身した初期メンバー。

『ドッカ〜ン!』では夏の暑さで売れない、熱いたこ焼きが魔法でアイスたこ焼きとなり完売。その威力と完売にむせび泣く、たこ焼き屋の店主の涙に感極まってメンバーに復帰。

ドラマCDでの必殺技は「あいこっちキック」。


「空き缶はゴミ箱に捨てましょう。マジョオレンジとの約束だ!」

 無印で巻き添え変身した初期メンバー。『ドッカ〜ン!』では最後まで変身を拒んでいたが、河川敷でたむろしていた高校生による、ゴミの川へのポイ捨てに憤り、魔法で空き缶攻めにして制裁した。

ドラマCDでの必殺技は「はづきっちビーム」。


「はわあぁぁ……。ステキ~~っ!」

レッド、ブルー、コマンダーハナの活躍を目の当たりにして感動しメンバーに加わる。

ドラマCDでの必殺技は「ももこっちFlash」。


「大丈夫よ。お仕事の邪魔にはなってないわ♪」

メイン画像。実は変身はアバンのみで本編では変身していない

むしろ本来は諌める側なのだがコマンダーハナの乱入で現場がノリノリになってしまったために一緒になって面白がり、どれみたちをヒかせた。

バトルレンジャー視点で見た場合は立派な「公式様」である。(おんぷはバトルレンジャーシリーズのセミレギュラーで巫女少女「ミィ姫」役)


ちなみにpixiv上ではおんぷ自身がバイオレットヒロインに分類されているためにマジョバイオレットと誤解されるが、正確には(マジョレンジャー上の公式コードネームは)マジョパープルなので注意すべし。


ドラマCDではついに正規メンバーに合流。必殺技は「おんぷっちパンチ」。


「あぁっ! わたしは味方だぞっ!! なぜ逃げるんだ……」

白きマジョレンジャーの司令塔。所謂追加戦士

母の魂をがっつり受け継いで暴走し、美空町を股にかけた人助けを経て真の悪を倒すためにホンモノの特撮撮影現場に乗り込む。


魔法やリボンで相手を縛り上げる「エンジェリボン」や袋のビーズを巻き菱よろしくばら撒く「ファイナルビーズシャワー」を駆使する。


ドラマCDでの必殺技は「コマンダーハナ・ローリングサンダー」。……あの中の人でサンダーというと、黄色いネズミ優しい王様を彷彿とさせるような演出だが、気にするな!


「マジョレッド!!」

ドラマCDにのみ登場するレアキャラ。実はピンクな姉と違い、こちらは正真正銘イメージカラーはレッドである。

必殺技は「ぽっぷっちスペシャル」。



劇中歌編集

「それゆけ! マジョレンジャー」

 作詞:桑原長江 / 作・編曲:まきのさぶろう / 歌:マジョレンジャー(MAHO堂


関連画像編集

コマンダー・・・


関連タグ編集

マジョレンジャー(表記ゆれ)


森野かれん:本来は無関係だが、おもいっきりとばっちりの被害者。


おジャ魔女どれみシリーズ


※公式です 公式が最大手


ふたりはプリキュア:後枠で始まった元祖プリキュアシリーズ。同アニメでは22話でなぎさ「小さい頃『バトルレンジャー』を見ていて憧れた」というセリフがあり、おジャ魔女シリーズのネタと思われるシーンがある。


魔法×戦士マジマジョピュアーズ!:2018年、本当に実現した女性だけの戦隊と言ってもいい存在。ちなみに敵組織の名前は邪魔からとっている。

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