概要
アヒルのような頭部を持つ白く溶けた姿の幻想体。
全身に時計と歯車が描かれている。
歯車が浮く、白い液体のようなものが流れる宮殿のような空間を形作る。
分類、危険度は共に不明。
幻想体は出会った者へ自身が何に見えるかと問う。
アヒルのようなくちばし、ウサギのような耳と複数の見え方がある、そして正確な姿が判断できないため、どちらなのかハッキリしない。
E.G.Oギフト
名称 | 効果 |
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溶けた時計のゼンマイ | ターン開始時、沈潜状態の敵の攻撃レベルと防御レベルが1ターンの間3減少。 |
E.G.O「永続」
この幻想体が抽出元と思われるE.G.O。
発動するとファウストは白く溶けたウェディングドレスのような格好に変化。
E.G.O侵食時は顔が時計になり、完全に溶けた姿になる。
E.G.O使用者
使用囚人 | ランク |
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ファウスト | WAW |
余談
鏡ダンジョンのイベントのモチーフは"ジョゼフ・ジャストロウ"の『Rabbit–duck illusion (アヒルとウサギ)』である。
幻想体のデザインやE.G.Oギフト"溶けた時計のゼンマイ"は"サルバドール・ダリ"の『記憶の固執』をモチーフにしている。
イベントではどのような幻想体なのかすら分からないが、"サルバドール・ダリ"本人は『記憶の固執』へ「私たちを楽園から駆逐した、生誕についての恐るべきトラウマが描かれている」と解釈している。
E.G.O 永続は英語だと永遠を意味する"Everlasting"であるが、これは『The Persistence of Memory (記憶の固執)』の執拗などといった意味以外にも持続性という意味も持つ"Persistence"に合わせていると思われる。
ちなみに、時計とウサギという点から児童小説『不思議の国のアリス』に登場する"白ウサギ"に関連するのではないかという見解もある。