死んだ蝶の葬儀
しんだちょうのそうぎ
人は死んだらどこへ行く?
Where does one go when they die?
死んだ蝶の葬儀は人らしき胴体ではあるが蝶の頭と左右に2本ずつ、首元に1本、計5本の腕を持ち、後ろに棺桶を持っているアブノーマリティである。分類はT-01-68で危険度はHE。
作業時
属性 | ダメージ | E-Boxes | 悪い | 普通 | 良い |
---|---|---|---|---|---|
WHITE | 4-6 | 16 | 0-6 | 7-10 | 11-16 |
職員ランク | 本能 | 洞察 | 愛着 | 抑圧 |
---|---|---|---|---|
1 | 普通 | 普通 | 最低 | 最低 |
2 | 普通 | 普通 | 最低 | 最低 |
3 | 普通 | 普通 | 最低 | 高い |
4 | 最低 | 普通 | 最低 | 高い |
5 | 最低 | 普通 | 最低 | 高い |
クリフォトカウンター:2
特殊能力
1.クリフォトカウンターが0になると脱走する
カウンター減少条件は以下の通り
・作業する職員の正義ランクが2以下の時、作業後クリフォトカウンターが1減少
・作業する職員の勇気ランクが4以上の時、作業後クリフォトカウンターが1減少
・作業結果が悪いと高確率でクリフォトカウンターが1減少
条件3は大体のアブノーマリティにあるものとして、条件1より正義ランク2以下の職員の作業によりクリフォトカウンターが減少するので、管理するにあたって予め正義育成をある程度進めておいた方が良い。
それ以上に問題なのが、条件2の勇気ランク4以上の職員の作業によりクリフォトカウンターが減少であり、大体の場合正義の育成が行いづらいのに対し、勇気の育成は比較的行い易いので、条件1を満たす職員がいても条件2に引っかかってしまう事が多い。さらに言えば後半になるとより危険度の高いアブノーマリティの作業や試練などの対処への対応もより必要になるためにほとんどの職員がすでに上限に近いステータスを持つことも珍しくなく、その頃には2回作業=脱走になりがちである。
しかし、勇気ランク3以下かつ正義ランク3以上の職員が用意できれば抑圧作業を繰り返すことで安定した管理が可能である上、慎重、正義育成にも役立つ(勇気育成も可能だが、このアブノーマリティの作業専用とする場合は避けるべし)他、EGOもHEにしては強いので収容メリットは大いにある(本体がそこまで強くないので脱走すること前提での勇気ランク4以上の職員の正義上げなどには使えるし、先述の条件による収容違反のし易さも同ランクの同じようなクリフォトカウンター減少条件を持つ他のアブノーマリティよりはマシである)。
HP | RED | WHITE | BLACK | PALE |
---|---|---|---|---|
400 | 耐性(0.5) | 弱点(1.5) | 普通(1.0) | 脆弱(2.0) |
このアブノーマリティは脱走時に施設内を移動し、職員を見つけると下記の2つの攻撃方法をとる。
- 前方に指を銃のように構えてそこから蝶を発射し、命中した職員に10-15のWHITE属性のダメージを与える攻撃
- 棺桶を前に向け、そこから蝶の大群が出てきて同室内の前方を覆い尽くし、蝶の飛び交う領域にいる職員に持続的に3-4のWHITE属性ダメージを与え続ける攻撃(5秒あたり15ダメージ前後+命中時移動速度減少)
このアブノーマリティの攻撃はすべてWHITE属性で、上記の攻撃によりSPが0になるまたはパニック状態の職員が上記の攻撃を受けるとその職員は即座に安らかに眠る形で死亡する。
とにかくWHITE耐性のある防具を装備した職員に鎮圧に向かわせること。WHITE属性に対し弱点、脆弱だと二つ目の攻撃でただでさえ攻撃自体の移動速度減少効果に加えて弱点属性ダメージによる移動速度の低下も発生するため、一度攻撃を喰らうと攻撃からの脱出が絶望的になるので注意。
翼の一つであるL社ことLobotomyCorporationでは、勤務する職員らはその多くが壮絶で残酷な死を迎えており、彼はそんな職員達を救いたいという志を持ってこの企業にやってきた。しかし、彼はアブノーマリティとして幽閉され、目的を十分に果たせなくなってしまった。
彼が持つ棺桶の中には数多くの蝶が安らかなる眠りを待っているという。
彼は今日も死にゆく職員に安息な救済を与えている。
蝶は花粉を運ぶべきであるのだろうが、ここは花一輪も咲いていない。
待っているしかないのだろう、どんな世界にも終わりはあるのだから。
Library of Ruina
「死んだ蝶たちの葬儀」という名称で技術科学の階の4体目の幻想体として登場する。
幻想体バトルでは、「蝶の群れ」4体を取り巻きとして連れて戦うことになる。
彼は「導く手」や「安楽の中へ」というバトルページを使うが、これらのページは的中時司書の速度ダイスを1つ封印する効果を持ち、この効果により全ての速度ダイスを封じられると即座に混乱状態になってしまう。
そして、混乱状態の司書がいる幕で広域攻撃ページ「哀悼」を使用し、混乱状態の司書を即死させてしまう。
攻略法としては先述のダイス封印のページにマッチ勝利すると彼の速度ダイスが封印され、司書同様全て封印すると混乱状態になるのでとにかくマッチ勝利するよう立ち回り、混乱状態になった幕で総攻撃を仕掛けよう。
取り巻きの「蝶の群れ」は的中時に混乱ダメージやデバフを振り撒くページを使うが、ダイス目はそこまで大きくなく、HPも低いのでしっかりマッチを取って倒していくべし。
攻略後に手に入る幻想体ページは「安息」、「哀悼」、「棺」の3枚である。
「安息」は付与した司書がHPが最も少ない相手に与えるダメージが大きく増加する効果があり、簡単にダメージを増やす手段となる。
「哀悼」は崩壊ページであり、敵味方関係なく状態異常持ちの存在が受けるダメージが大きく増加するというメリットにもデメリットにもなる効果を持つ。付与した司書は状態異常があるときパワーを得られるが、一方打たれ弱くなるため注意。
「棺」はHPが半分以下の相手に攻撃する際に封印を1幕につき最大2つ付与することができ、緩い条件で相手の行動回数を減らすことが可能となる。
Limbus Company
本人は直接登場していないが、イサンの厳粛な哀悼人格にて存在が言及されている。またロボトミーでのステータスが絡む脱走条件にも細かな設定が施された。
Lobotomy Corporation/Library of Ruina:登場作品
魔弾の射手(LobotomyCorporation):同作品に登場するアブノーマリティ(幻想体)の一人で、プレイヤーからは両者ともにイケメン扱いされており、カップリングタグが存在する。→蝶魔
大鳥(LobotomyCorporation):同作品に登場するアブノーマリティ(幻想体)の一体であり、彼と似たような思想で人々を「救済」している。ただし、脱走条件は全く異なる。
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