自分の直感を信じることにした道化師は、過ぎ去った道で出会ったみんなの名前を言いながら一歩ずつ歩きました。
Having decided to trust its own intuition, the jester spake the names of everyone it had met on that path with each step it took.
概要
少女のような姿をした幻想体。
名前の通り道化師のような姿をしており、白黒のモノトーンカラーとなっている。『魔法少女』たちの一員ではないが深い関係を持つらしい。
顔は歯車のような形をした仮面のようになっており、『魔法少女』たちと比較すると異質な人間体をしている。
分類・危険度は共に不明。
Library of Ruina
ネタバレ注意!
E.G.O「虚無」
本人は登場しないが、自然科学の階完全解放戦にて5つ目のE.G.Oとして登場。
虚無は、開始時に「塗り固まった憎悪」「塗り固まった絶望」「塗り固まった貪欲」「塗り固まった憤怒」という名の魔法少女達の像を生成し、「虚無」「貪欲」「憎悪」「絶望」「憤怒」の5つのパターンを繰り返す。
「虚無」パターンは広域攻撃を使用。この攻撃は使用時に全ての「司書」に戦闘開始時虚弱・戦闘解除・脆弱7を付与する。
幕の終了後次のパターンに移行する。
「貪欲」パターンは相手の出血の値分ダメージ量が増加し、2幕目に広域攻撃ページを使用。この攻撃は的中時相手を混乱させ、一人でも防げなかった司書がいた場合、司書全員に10ダメージを与え、体力を20回復する。
またマッチに敗北すると「幸せの破片」のページがランダムな司書に与えられる。
全ての司書が広域攻撃を防ぐと50ダメージを受けて次のパターンに移行する。
「憎悪」パターンはマッチに10回勝利すると広域攻撃ページを使用する。
広域攻撃を受けると50ダメージを受けて次のパターンに移行する。
「絶望」パターンはこのパターンの間、「主を失った剣」が3体生成される。
3枚のページを使ってマッチするが、ページ内のダイスが全てマッチ敗北または引き分けたときに使用不可能となる。
全てのページが使用不可となると50ダメージを受けて次のパターンに移行する。
「憤怒」パターンは混乱ダメージが通用するようになる。
2幕毎に広域攻撃を使用する。
混乱後、混乱状態が解除されたときに50ダメージを受けて「虚無」パターンに戻る。
攻略としては魔法少女達の力を借りること。魔法少女達の像を壊すと倒した司書が該当する魔法少女と入れ替わる。魔法少女が像を壊した場合、体力が最も低い司書が魔法少女と入れ替わる。
虚無パターンで像を全て破壊し、魔法少女達とバトンタッチしよう。なおこのギミックの都合上司書が四人以上いないと攻略は困難となる。
貪欲パターンは「幸福の魔法少女」以外が一方攻撃を行うと威力が減少する。幸福の魔法少女で虚無とマッチして幸せの破片を司書達に与え、それで広域攻撃に対処しよう。
憎悪パターンは「愛の魔法少女」以外が一方攻撃を行うと威力が減少する。愛の魔法少女は広域攻撃ページ「アルカナ・スレイヴ」を所持しているが光のコストが9もあるためそのままでは使えない。しかし虚無とマッチして勝利するとコスト量が下がる。
絶望パターンは「正義の魔法少女」以外が一方攻撃を行うと威力が減少する。正義の魔法少女で虚無とマッチして勝利し、虚無の手札を封じよう。ただし主を失った剣は割合ダメージを与えてくるため他の魔法少女達とマッチさせてダメージを防ごう。
憤怒パターンは「勇気の魔法少女」以外が一方攻撃を行うと威力が減少する。勇気の魔法少女を中心に他の魔法少女達と虚無の混乱抵抗値を削ろう。ただし広域攻撃による腐食には注意。
最後に混乱させたら全員で集中攻撃をして一気に虚無を倒そう。
幻想体ページは「魔法少女」「空虚」「虚無」。
「魔法少女」は幕の開始時、手元にあるコスト4未満のページの内、コストが1番高いページ1枚にマークが付く。このページで4回マッチに敗北すると次の幕から保護5を得て状態異常を受けなくなり、さらにマッチの敗北・被ダメージ時に腐食・虚弱を付与するもの。効果は強力だがマッチの敗北は1幕につき1回しかカウントされないため発動までに時間がかかるのが難点。
「空虚」は手元に「手元のページを全て消滅させ、次の幕から毎幕ごとに消滅させたページの数だけパワーと忍耐を得る」効果を持つページを得るもの。こちらも強力な効果だがページ不足になりやすくなるため一長一短。
「虚無」はページ効果を受けた司書が「貪欲」「憎悪」「絶望」「憤怒」の幻想体ページを持っている場合にのみ発動し、毎幕自分以外のキャラクターに虚弱・武装解除・束縛5を付与し「貪欲」「憎悪」「憤怒」ページのペナルティが消えるもの。かなり手間がかかるが相手の弱体化に幻想体ページのデメリットの打ち消しと発動すれば破格の性能を誇る。
考察
『魔法少女』たちの敵は『大アルカナ』をモチーフにしており、対して『魔法少女』たちは『小アルカナ(スート)』をモチーフにしている。
(憎しみの女王=ハートのクイーン、絶望の騎士=スペードのエース(またはナイト、クイーン以前のトランプの柄)、貪欲の王=ダイヤのキング、憤怒の従者=クラブのジャック)
(もしくは小アルカナ(スート)ということを加味して、憎しみの女王=カップ(聖杯、ハートに相当)のクイーン、絶望の騎士=ソード(剣、スペードに相当)のナイト、貪欲の王=コインorペンタクル(硬貨or護符、ダイヤに相当)のキング、憤怒の従者=ワンド(棒or杖、クラブに相当)のペイジ(ページ、従者)という説もある)
トランプの柄で考えると虚無の道化師=ジョーカーであり、ジョーカーはワイルドカードとしての役割を与えられることから、「他の『魔法少女』に化けることのできる何者か」あるいは「『魔法少女』たちが最期に行きついたなれの果て」とも考えられる。
一方で大アルカナにおいても道化師は『愚者』のカードとして描かれていることが多く、また『愚者』は大アルカナの最初のカードである。その場合、虚無の道化師は『魔法少女』たちの敵であるはずなのだが、その場合「『魔法少女』たちは最期には『魔法少女』の敵になってしまう」ということか、あるいは大アルカナの進む延長線上には『魔法少女』があった、という解釈を取ることもできる。
道化師は全ての者が歩んだ道を辿りました。その道の終わりはいつも自分でした。彼女らが集まって自分なのか、自分が彼女らに似たのか知る術はありませんでした。
関連タグ
LobotomyCorporation:関連作品。こちらには登場しない。
Library_Of_Ruina:登場作品。