プロフィール
概要
冒険都市フィニスを拠点とする冒険者の1人。
幼馴染のサイモン・バークリーがリーダーを務めるパーティ「サンダーパイク」に5年間所属していたが、取って着けたような理由による待遇の悪さに加え、自分以外のメンバーの傲慢と怠慢に愛想を尽かし自主的に脱退。その後は新たに組んだパーティ「クローバー」のリーダーに就任し、頭角を現していく。
人物
生真面目で面倒見の良い性格。
自分の力を驕ることなく、ダンジョン攻略の際も念入りな準備をしてから臨む慎重派であり、目を離せば何かしら仕事やアーティファクト作りをしては夜更かしをする事も珍しくなく、マリナ達からはそれを心配されている。
それゆえに、戦闘こそが花形と考えるサイモンら「サンダーパイク」のメンバーとはそりが合わず、喧嘩別れになった。
「クローバー」結成後は、以前築いた信頼関係のおかげで実力を素直に評価されるようになり、メンバーへの紳士的な態度もあって、尊敬だけでなく好意を寄せられている。冒険に関係する知識は豊富で洞察力や観察力に優れる一方、女心には少々疎い。
夢は高難易度迷宮「無色の闇」の最深部に挑み、世界の果てである「深淵の扉(アビスゲート)」を見ること。
能力
赤魔道士は味方の強化・敵の弱体化などの補助魔法に、錬金術師は魔法道具(アーティファクト)と薬品の生産能力に特化している。
前者は役割が地味であること、後者は道具が消耗品に依存するため出費が多くなることから、パーティに煙たがられる傾向がある。
強力な魔法の使用時は消耗品である巻物(スクロール)を介して発動するが、詠唱速度が速く短時間で複数の補助魔法を重ね掛けできる。自ら戦闘に参加したときは、フロアボスを弱体魔法の連発だけで倒したこともある。
直接戦闘も心得ており、武器として両手剣を携行している。
また、戦闘以外の道具も充実しており、道具を大量に持ち運びできる一般的な「魔法の鞄(マジックバッグ)」や、使用する都度ランダムな味のスープが出てくる珍品「常備鍋(スープストック)」を所持している。
休憩時の料理も彼の担当だが、錬金術の応用で料理そのものに魔力を纏わせる技術を編み出し、食べた者にささやかながらバフを与えることができる。
- 身体強化(フィジカルエンチャント)
対象の身体能力を一時的に向上させる基本強化魔法。ユークの場合は単に全身を強化させるのではなく、部位指定による限定的な強化を施すことで効率を上げている。
- 魔力継続回復(リフレッシュ・マナ)
対象の魔力を、周囲の環境魔力を取り込むことで徐々に回復させる。赤魔道士だけが使える魔法だが、会得に必要な魔導書が貴重なこともあって使い手は少ない。レイン曰く、「使えるだけでもAランクパーティーになれる」との事。
- 歪光彩の矢(プリズミック・ミサイル)
ユークが独自に編み出した複合型弱体魔法。猛毒などの弱体効果を永続循環させ、相手が死ぬまで解けることはない。
この魔法を使った際、一時は禁術指定されかけたために立場が危うくなったものの、最終的にはお咎めなしとなり、ユークだけの魔法として受け入れられた。
その他、多彩な強化魔法や弱体化魔法を身に付けている。