従者は信念を捨て、素直に心を許して裏切られ、裏切られた自分自身に対する憤怒に引きずり回されています。
概要
緑色の髪をして、目隠しと短いズボンを身に纏った少女の幻想体。
憎しみの女王、貪欲の王、絶望の騎士と同じ『魔法少女』の1人。
WonderLab
初登場はLobotomyCorporationの外伝作品。元はL社本部で抽出されたが、とある事情から舞台であるO-5681支部に輸送された。
作中での描写から推測される情報を表記する。
特殊能力
1.作業を行った職員にギフトを与える
2.ギフトを受け取った職員が他幻想体の鎮圧を始めると収容室に飛び出し鎮圧に協力する
彼女の状態はギフトを受け取った職員によって変化する。鎮圧する際はハンマーを扱い、そこから毒液を噴射して攻撃を行う。
その特殊能力は憎しみの女王と似ている。
3.過度に友情を深めると異常を起こし、収容違反を起こす
しかし詳しい詳細は不明だが、彼女と親睦を深めると異常を起こし、最終的に脱走する。
脱走時
脱走すると両手がハンマーになった牛のような姿に変化する。そして脱走と同時に以下のことが発生する。
・ギフトを受け取った職員が「蒼い森の隠者」に変貌する
・その職員の周りにいる低ランクの職員(おそらくオフィサー含む)が「隠者の棒切れ」に変貌する
職員達が敵対個体である隠者と棒切れに変化する。この隠者を撃破すると憤怒の従者は収容室に戻っていく。
しかし、まず隠者を倒すためには全ての棒切れを倒す必要がある。さらには職員では隠者を倒そうとしても再生されてしまい、従者は1対1では隠者に勝てない。つまり、職員で隠者をある程度削ってサポートをしつつ従者にとどめを刺させる必要がある。
ストーリー
憤怒の従者は誰よりも正義と均衡を重要視して守っていた。しかし彼女は本来魔法少女の敵ある蒼い森の隠者と知識を共有して人知れず友達となった。従者は友を信頼していたが、隠者は彼女を利用しているだけにすぎなかった。
あるとき、隠者はは手下を大量に連れて彼女の世界を破壊した。
それから従者は自分を裏切った隠者と裏切られた自分自身に対する憤怒に引きずり回されている。
私たちは……私たちは本当に友だちだった。そうだよね?
Library of Ruina
自然科学の階の4体目の幻想体として登場。戦いは上記の脱走時と同じ立ち回りとなる。
憤怒の従者は攻撃的中時に状態異常「腐食」を相手に与えるバトルページを使用。この「腐食」は攻撃を受けたときに腐食分のダメージと混乱ダメージを受け、毎幕の開始時に腐食の値分ダメージを受けてその値が半減するものとなっている。
パターンとしては隠者の棒切れが生存している場合は隠者の棒切れを優先的に攻撃する。このときに累計30ダメージを受けると自分以外を対象とした広域攻撃「悪の化身どもめ!!!」を行う。棒切れがいなくなった場合、受けたダメージにかかわらず次の幕で広域攻撃を行い、これ以降も2幕毎に広域攻撃を使用するようになる。
この広域攻撃は個別の3ダイスページとなっており、全てのダイスに的中時に腐食を2付与する効果がある。
蒼い森の隠者は状態異常によるダメージを受けない。
棒切れがいる場合は司書を攻撃対象とし、棒切れをサポートするページを使用する。また、この時2幕毎に個別広域攻撃「留まれ」を使用する。
棒切れがない場合は憤怒の従者を攻撃対象とし、従者とのマッチ時は威力が5増加する。まず的中時相手を必ず混乱させるバトルページ「友よ…!」を使用し、専用の効果「杖」を付与。次の幕に杖の3倍だけ威力が増加するバトルページ「汝は崩れるであろう…!」と棒切れを新たに3体召喚する合算広域攻撃ページ「目覚めよ!」を使用する。
また、司書による攻撃では体力が30以下にならず、幕の終了時に体力が30以下である場合、体力が最大値の半分(125)回復してしまう。
隠者の棒切れについては基本的に憤怒の従者を攻撃対象とし、弱い攻撃ページを使用する。
打撃攻撃に対し滅法弱く、打撃以外は耐性が抵抗、混乱耐性が普通となっている一方で耐性が普通、混乱耐性が脆弱となっている。
さらに、この戦闘において憤怒の従者が死亡すると戦闘は即敗北となってしまう。
攻略としては元の物語のように憤怒の従者をサポートすること。従者は基本的に隠者とのマッチに勝てないので司書達が隠者とマッチするように仕掛ける必要がある。
棒切れは基本的に従者が倒してくれるが、広域攻撃が怖いときは棒切れとマッチして庇うことも可能。従者のページに中には自傷した上で強化を得るものもあるので一応注意。棒切れがいるときに隠者に攻撃して体力をある程度削ると後が楽になる。ただし、棒切れの弱点である打撃攻撃が両耐性となっているので打撃以外の攻撃手段も用意しておくべし。
棒切れがいないとき隠者は従者に向かって攻撃してくる。特に最初に使うページで従者が混乱すると隠者にとどめを刺すことが出来ずに回復されてしまうので積極的に司書達でマッチしよう。またこのときに隠者を混乱させるととどめを刺しやすくなる。
なお、初期のバージョンにでは司書が隠者を倒せてしまい、その時点で強制敗北になるということも起こった。
『司書が隠者を倒した場合、隠者が復活する』という処理を入れるのが困難だったのかどうかはわからないが、憤怒の従者にとどめを刺させるための体力調整の難しさゆえに強制敗北の事故が多発したため『司書による攻撃では体力が30以下にならない』という処理がバランス調整として途中から入った。
幻想体ページは「憤怒」、「友」、「毒液」の3枚。
「憤怒」は付与した司書が敵味方をランダムに攻撃するようになるが、毎幕ごとにパワー2を得て光を2ずつ回復し、ページを2枚追加で引くもので、効果は非常に強力だが味方に攻撃が当たる可能性があるのでかなりのリスクがある。また、このページはとあるページの鍵となっているようで…
「友」は付与した司書の攻撃が最初に的中した敵に「友の標的」を付与し、付与した司書が標的を付与された敵を倒すと全ての司書の光、体力、混乱抵抗値をそれぞれ3・10・10回復させるもので、手間がかかるがその分の効果は大きい。
「毒液」は全ての敵に腐食を5付与し、腐食を付与されている間はその値だけ束縛を得るもので、状態異常の重ね掛けにより相手を仕留めることが可能。また、このページ以外による腐食でも同様に束縛を付与することが可能。
関連タグ
WonderLab Library of Ruina:登場作品
LobotomyCorporation:関連作品