そしてそこは、変わらずエメラルドの道が美しく輝く都市のままでした。
(The city still remained a beautiful place where the emerald roads sparkled bright as ever.)
概要
知恵を欲する案山子(Scarecrow Searching for Wisdom)とは、手が鍬と鎌になっている巨大なカカシの姿をしたアブノーマリティである。
分類はF-01-87、危険度はHE。
管理方法
作業時
属性 | ダメージ | E-Boxes | 悪い | 普通 | 良い |
---|---|---|---|---|---|
WHITE | 2-6 | 18 | 0-8 | 9-14 | 15-18 |
職員ランク | 本能 | 洞察 | 愛着 | 抑圧 |
---|---|---|---|---|
1 | 普通 | 普通 | 普通 | 普通 |
2 | 普通 | 高い | 普通 | 普通 |
3 | 普通 | 高い | 普通 | 普通 |
4 | 普通 | 最高 | 普通 | 普通 |
5 | 普通 | 最高 | 普通 | 普通 |
クリフォトカウンター:1
特殊能力
1.クリフォトカウンターが0になると脱走する
カウンター減少条件は以下の通り
・作業結果で悪いを出すとカウンター1減少
・慎重ランクが3以上の職員が作業を終えるとカウンター1減少
このアブノマで特に厄介なのは2つ目のカウンター減少条件で、慎重ランクが3以上の職員が作業を行うと結果に関係なくカウンターが減少し脱走してくる。
カウンターは最大で1なので職員が殆ど育ちきっている後半になると実質的に作業=脱走という厄介な性質となる。
一応後半にもなれば簡単に鎮圧できるので、脱走することを前提に無理矢理育成に使うことも出来なくはないが脱走頻度故に他のアブノーマリティの脱走に反応するアブノーマリティがいる場合はお勧めしない。
また、脱走した他のアブノーマリティの鎮圧によりカウンターが回復するアブノーマリティがいるときは敢えて脱走させて鎮圧を繰り返すことで減ったカウンターを元に戻すことも可能。
脱走時
HP | RED | WHITE | BLACK | PALE |
---|---|---|---|---|
500 | 耐性(0.8) | 耐性(0.5) | 弱点(1.2) | 脆弱(2.0) |
脱走すると施設を徘徊して職員を襲う。
攻撃は手の鎌を振り回して近距離の相手に5のBLACKダメージを与えるのみだが、作業ダメージと違ってBLACK属性であるため注意。
攻撃だけでは特に厄介なものではないが、問題なのは職員を倒すと脳を吸い取り体力を回復することで、オフィサーも対象となるので彼らが周囲にいる状況だと攻撃の最中に回復され、戦闘が長引くといった面倒事が起こる。しかも回復中は無敵判定となる。
またREDとWHITEに耐性を持つためあまり武器が整っていない頃は用心すべし。
E.G.O
武器
名称 | ランク | 属性 | ダメージ | 攻撃速度 | 射程 |
---|---|---|---|---|---|
収穫 | HE | BLACK | 6-12 | 高速 | 並 |
特殊能力:なし
防具
名称 | ランク | RED | WHITE | BLACK | PALE |
---|---|---|---|---|---|
収穫 | HE | 耐性(0.6) | 耐性(0.8) | 弱点(1.3) | 弱点(1.5) |
特殊能力:なし
ギフト
名称:収穫
部位:ブローチ2
効果:MP+4
武器はBLACK属性で防具はREDとWHITEに耐性があるもの。どちらも特筆すべき点はないが、製造数が多いため装備が足りないときは大いに活躍するだろう。
ギフトはMPが4上昇するというシンプルに有用なものだが、ギフトを受け取ったことによって慎重ランクが上がった場合に脱走するといった罠も存在するため注意。
ストーリー
元ネタは「オズの魔法使い」の登場人物であるカカシ。
ドロシー、ライオン、ブリキの木こりと共に願いを叶えるための旅に出た。
そして旅の目的である魔法使いを見つけ、それぞれ願いを叶えてもらったのだが、知恵を求めたカカシは無事に知恵を得ることが出来たものの、少ないものだったのかそれだけでは欲求が満たされなかった。
カカシは今も「頭の良い」人間の脳を求め、藁のストローで吸い上げている。
またとある都市についての内容も描かれている。
その都市では身体交換の技術があったが、そのための部位は貧困層の住民から得ているとの噂があった。
そこで都市は治療の必要な病人を選出し、その人を治療した。
しかし頭の治療を受けたある男はただ言葉もなく微笑むだけの状態となり、何かに没頭することもなく、親の葬儀に悲しむ素振りも見せなかった。
最終的に彼は自宅のドアノブに首を括って死んだ。
人々の中には交換治療がその異常の原因だと考える者もいました。
しかし、そう日も経たないうちに彼はすっかり忘れ去られてしまいました。
都市はまだ美しく残っていて、エメラルドの道はこれまで以上に輝きました。
Library of Ruina
社会科学の階1体目の幻想体として「知恵を求める案山子」という名で登場。
幻想体バトルではこの案山子3体を相手することになる。
戦闘開始時、司書に1枚ずつ「知恵」というページが与えられる。
また案山子とのマッチに勝利すると司書に知恵のというページを与えるページを使用する。
3幕毎に速度ダイスを1つ増やして「知恵の収穫」を使用。このページが「知恵」以外とマッチした場合、攻撃ダイスの威力が増加し的中時相手のページを1枚吸収して体力を回復する。このとき吸収されるページは「知恵」が優先され、それ以外が吸収された場合はパワー1と忍耐1を得て次の幕で吸収したページを使用する。またページが0枚だったときは追加のダメージを受ける。
「知恵の収穫」に知恵とマッチした場合は20の混乱ダメージを受け、次の幕に虚弱3と束縛3を得る。
攻略としてはとにかく「知恵」のページを集めること。守備ダイスで知恵を獲得しながら知恵の収穫に備えることが重要となる。速度を持ったページで挑もう。
収穫時に知恵のページがないときは威力の高い回避、反撃ダイスで対抗しよう。
幻想体ページは「食い取られた知恵」「収穫」「熊手」。
「食い取られた知恵」はページを使用する度にランダムなページを1枚捨てて光を回復させるもの。効果は大きいが手札不足になりやすいためデメリットが目立つ。
「収穫」は自分より混乱抵抗値が高い相手に攻撃する度に自分の混乱抵抗値を回復して混乱ダメージを追加で与えるもの。汎用性が高く、扱いやすいのが特徴。
「熊手」は相手を混乱させると相手が保有するページを2枚使用できるもの。ページは元よりコストが低くなるので使いやすいが、相手を混乱させないといけないため使い所が限られる。
関連タグ
Lobotomy Corporation/Library of Ruina:登場作品
オズの魔法使い:元ネタとなる作品
帰り道/臆病な猫/暖かい心の木こり:他のオズの魔法使いモチーフのアブノーマリティ(幻想体)であり、木こりは上記の2作品で、それ以外はLibrary of Ruinaで共演している。