この魔法の弾丸はお前の言ったとおり本当に誰にでも当たるな!
"This magical bullet can truly hit anyone, just like you say!"
概要
魔弾の射手(Der Freischütz)とは、人型ではあるものの体は黒い不定形の物質で構成されていて、マスケット銃を構えているアブノーマリティ(幻想体)である。
分類はF-01-69、危険度はHE。
管理方法
作業情報
属性 | ダメージ | E-Boxes | 悪い | 普通 | 良い |
---|---|---|---|---|---|
BLACK | 3-4 | 18 | 0-6 | 7-11 | 12-18 |
職員ランク | 本能 | 洞察 | 愛着 | 抑圧 |
---|---|---|---|---|
1 | 普通 | 普通 | 低い | 最低 |
2 | 普通 | 普通 | 低い | 最低 |
3 | 普通 | 普通 | 低い | 高い |
4 | 普通 | 普通 | 低い | 高い |
5 | 普通 | 普通 | 低い | 高い |
クリフォトカウンター:3
このアブノーマリティは愛着作業が「依頼」に置き換わっている。
特殊能力
1.依頼を行うと現在のノルマエネルギーの10%(最低でも10)を対価に弾丸を放つ
魔弾の射手に依頼を行うと施設内の任意の場所に弾丸を放つことが出来る。弾丸は指定した場所から右方向に障害物を貫通しながら発射される。
この弾丸は射線上の職員、アブノーマリティ問わず80のBLACKダメージを与える。白昼の試練の中でも敵対個体の強さをもつ緑青の白昼を二発で倒したり、職員の到達が間に合わないであろう所にいる深紅の試練のを即座に始末したり、それ以外にも予め敵対存在のHPを削っておいたり、HPにより形態変化し、強力な攻撃を放ってくる敵対存在のHPを形態変化ギリギリまで減らした上で残りを削り切るなど、様々な使い方ができるので汎用性が高い。
ただしエネルギーを対価として支払うので作業が長引くことには注意。
2.クリフォトカウンターが0になるとランダムな場所から弾丸を放つ
カウンター減少条件は以下の通り
・作業結果が普通の場合中確率でカウンター1減少
・作業結果が悪い場合カウンター1減少
・正義ランクが3未満の職員が作業完了するとカウンター1減少
・依頼を7回行う度に1減少
ステータスを要求されかつ作業結果が良いを求められるので序盤では管理は難しいだろう。また依頼についても7回する毎にカウンターが減少してしまうため、依頼のしすぎにも注意(まあそんなに依頼することは基本ないだろうが)。
このときに放たれる弾丸は性質は依頼のときと同じだが威力が倍増し、160のBLACKダメージとなる。喰らったらひとたまりもないのは確かで、かつ発射位置はランダムである。
このアブノーマリティは正義ランクが3以上の職員が用意できればその職員に抑圧作業をさせているだけで基本的に作業結果良いになるため、その時点で安定した管理が可能になる。また、正義ランク3さえ満たせば愛着作業以外への作業効率が普通以上となるので、自制以外の育成に有用であり、特に抑圧作業の効率が高く、比較的育成の難しい正義の育成に非常に向いている。
総じて、管理難易度の低く、有用性は非常に高いといった管理人にとって非常に理想的なアブノーマリティの一体であり、屈指の優良アブノーマリティとされている。
ただし、依頼の際に予め職員を避難させておかないと銃撃に巻き込まれるので注意。
E.G.O
武器
名称 | ランク | 属性 | ダメージ | 攻撃速度 | 射程 |
---|---|---|---|---|---|
魔法の弾丸 | WAW | BLACK | 20-22 | 普通 | 超長 |
特殊能力:なし
防具
名称 | ランク | RED | WHITE | BLACK | PALE |
---|---|---|---|---|---|
魔法の弾丸 | HE | 耐性(0.7) | 耐性(0.7) | 耐性(0.7) | 弱点(1.5) |
特殊能力:
1.武器「魔法の弾丸」装着時、武器の攻撃力が3上昇
ギフト
名称:魔法の弾丸
部位:口2
効果:移動速度・攻撃速度が10増加、HP・MPが5減少する。また、この武器装着時にダメージが3増加する。
武器はこのアブノーマリティと同様のマスケット銃で攻撃力・射程ともに優秀だが、このアブノーマリティの弾丸同様貫通性能を持っており、前方の職員にも命中するため、鎮圧時は単独で行動させることを推奨する。
防具はPALE以外に等しく耐性を持っており、HEランク防具の中では優秀なものといなっている。
ストーリー
ある射手が悪魔と契約をし、ある一丁の銃を受け取った。その銃は元となった「Der Freischütz」における弾丸と同様6発目までは自分の狙う所に必ず命中するが、7発目は自身の愛するものを打ち抜くというものであった。
彼はそれを聞いてすぐに最初の6発の弾丸で自身の愛する者を皆殺しにした。
これにより、愛する者がいなくなったことで愛する者を打ち抜く最後の7発目の弾丸が消滅し、何発でも魔法の弾丸を打てるようになった。
その後彼は悪魔と共に各地を旅し、自身の銃を撃ちたいという欲を満たすべく、見かけた悪人を撃ってまわっていた。そのうち、彼のもとから悪魔がいなくなり、自身の魂が地獄に堕ち、悪魔となっていた。
悪魔となった彼は今でも魔法の弾丸を放っている。
もはや悪魔と化した射手は、その後も引き金を絞り、他者の魂を収集し続ける。
かの悪魔の所業同様、彼を喜ばせるためなら弾丸は何者をも撃ち抜くだろう。それも永遠に。
続編
Library of Ruina
ネタバレ注意!
E.G.O「魔弾」
本人は登場しないが、技術科学の階の完全解放戦にて5つ目のE.G.Oとして登場。
魔弾は混乱抵抗値がどんなに削ろうと1で止まり、0にならないために基本的に混乱状態にはならないが、混乱抵抗値が1になると次の幕に体力が50減少して混乱抵抗値を全回復し、広域攻撃を使用するようになる。この広域攻撃は混乱抵抗値が1になった回数で内容が変化するものとなっており、以下のようになっている。
混乱抵抗値を1にした回数 | バトルページ名 | 対象 | 威力 | 的中時効果 |
---|---|---|---|---|
1 | 必然的な魔弾 | イェソド以外全員 | 10-12(合算) | この幕に麻痺3付与 |
2 | 魅了する魔弾 | ランダムな3名 | 4-8,4-7(個別) | この幕に虚弱1付与+次の幕に火傷5付与 |
3 | 無慈悲な魔弾 | 全員 | 11-11(合算) | 相手に10の混乱ダメージ+次の幕に脆弱5付与 |
4 | 沈黙の魔弾 | 全員 | 13-13(合算) | 次の幕に火傷10、虚弱と武装解除3付与 |
5 | 氾濫する魔弾 | 全員 | 4-8,4-7,4-6(個別) | 相手に6の混乱ダメージ |
攻略としては兎に角広域攻撃に対処すること。広域攻撃は回数によって個別か合算かの違いがあったり他にも単体攻撃を放ってきたりすることもあるが、基本的には進めるほど激しさを増していくのでダイスの出目が大きいページを後半に取っておくことが求められる。これは長期戦となる完全解放戦において例外なく言えることだが、バトルページや光が不足しないようにドローソースとなるページや光回復効果のあるページを積み、高威力・多ダイスのページで広域攻撃を防ぎつつそれらを適宜使用して光と対処するためのページを共に確保しておくことことが重要。合算の広域攻撃についてはバトルページのダイス数が多かれ少なかれ合計の威力が上回れば良かったが、個別については2つ目のE.G.Oもそうだがダイス数が足りなければそもそも防げないので強力な3ダイスのページを少なくとも1つは持たせておくべし。他にも半分以上が1ダイスのみの広域攻撃となっているために麻痺が兎に角有効で、「金属の響き」を付与した司書で打撃攻撃を常に行うことで個別についても全ダイスの威力を下げることが可能となるためおすすめ。
また6回程混乱抵抗値を1にすると全ての耐性が脆弱になった上で最後に自身のみを攻撃対象とした広域攻撃を放ち、魔弾自身にダメージが入るもののこれで倒せるとは限らないので攻撃ページに余裕を持たせると良い。
幻想体ページは「依頼」「7つ目の弾丸」「黒化」。
「依頼」は依頼対象が存在していない場合、最初に付与した司書攻撃が的中した相手に「依頼対象」を付与し、対象に与えるダメージが2-4増加する上に、付与した司書が依頼対象を倒すと混乱抵抗値が全回復し、相手の本を通常の二倍獲得するもので、ダメージ増加、混乱抵抗値の回復、本の獲得量の増加とメリットが大きい。
「7つ目の弾丸」は付与した司書の攻撃ダイスのダメージ量が1-7増加し、マッチ敗北や引き分けでもダイスの値だけダメージを与えることができるものの、7つ目に使用するページの対象が敵味方ランダムとなるもので、ダメージ量が大きくなるのは大きいが味方に攻撃が当たるリスクがある。
「黒化」は全てのキャラクターの抵抗・耐性属性を弱点・脆弱に変更し、付与した司書が毎幕毎にクイックを1-2、パワーを2-4得るもので、主に耐性が抵抗以上の相手が増える都市の星以降で相手の体力・混乱抵抗値を削るのに役にたつ。こちらも脆くなるものの、同時に相手も脆くなっているので早急に混乱・撃破してしまおう。
Limbus Company
本人は登場していないが、ウーティスの魔弾人格にて存在が言及されている。どんなものでも貫き、最後には愛する者をも貫く弾丸の契約をしていた。
また、このアブノーマリティ(幻想体)の変異体として凶弾の射手という幻想体が登場しており、所有する銃が散弾銃だったり愛する人を忘れることで撃ち抜かないようにしているなどの違いが見られる。
関連イラスト
関連タグ
Lobotomy Corporation/Library Of Ruina:登場作品
魔弾の射手:このアブノーマリティの元ネタであり、彼のイラストは基本的にこちらのタグで投稿されている。
死んだ蝶の葬儀:同作品に登場するアブノーマリティ(幻想体)で、同じく危険度HEであり、安定した作業に3以上の正義ランクを要求する点や特に抑圧を好み、愛着を嫌う点など、共通点が多い。
両者ともこれらの作品のファンからイケメン扱いされており、この二体のカップリングタグもある→蝶魔
赤ずきんの傭兵:こちらも同作品に登場するアブノーマリティ(幻想体)魔弾の射手同様愛着作業が依頼に置き換わっており、エネルギーを支払うことで敵対存在の鎮圧の代行をしてくれる。また、彼女もファンからかっこいいという評価を多くもらっている。