概要
頭部が赤い煙のような人型幻想体。
魔弾の射手の変異体だと思われる。
魔弾の射手は長銃を使用するのに対して、この幻想体は散弾銃を使用する。
煙戦争のような空間を形作る。
背景の建物には、顔に穴が開いた旧G社の兵が描かれている。
この幻想体は戦争の最中に悪魔と契約を行い、「何でも破裂させられる銃」を手に入れた。
契約は、「最後の弾丸は愛する人の頭を破裂させる」というもの。
幻想体は何らかの手段で愛する人を忘れてしまうことで契約による殺害を回避し、躊躇なく銃を撃ち続けていた。
愛する人を自身は覚えてないが、撃った相手は覚えている。そんな相手を撃つことを痛快に感じている。
鏡ダンジョンのイベントの「射手の味方」というのは恐らく、愛する人を忘れた者同士という意味だろう。
判定に失敗した際、こちらが愛する人を忘れていないことを知り、敵対してくる。
しかし愛する人を忘れることを決めても(恐らくその人の写真の入った)ペンダントを手放すことはできなかったらしく、それを見ると愛する人を思い出してしまう。
その事に怒りこちらへ発砲してきた弾丸は空中に消えてしまったが、これは恐らくこの幻想体が愛する人の元へ向かったのだと思われる。
幻想体は絶望と共にへたり込み、この結末を待ち望んでいた悪魔の笑いが聞こえてくる。
なお、彼は散弾銃を使用するが、彼から抽出できるE.G.Oの《凶弾》はライフル銃であり、
E.G.O使用時のアニメーションでも魔法陣を通過する前は発射されている弾丸も1発のライフル弾であることが確認できる。
E.G.O「凶弾」
この幻想体が抽出元と思われるE.G.O。
発動すると彼と同じ衣装に変化。
E.G.O侵食時はヒースクリフは心臓のような、イサンは鏡とライフルのセットに一方イサンは鏡に閉じ込められたという姿になる。
E.G.O使用者
余談
モデルは恐らくリー・エンフィールド。(その内のSMLE Mk.ⅢかMk.Ⅰのどちらかに見える)
『嵐が丘』の舞台でもあるイギリスで陸軍に採用されていた銃であり、軍人としての背景を持つ凶弾の射手から抽出できるE.G.Oにふさわしいと言える。
幻想体の英語名"Der Fluchschütze"はドイツ語で"呪いの射手"という意味になる。("Fluch"が呪い、"Schütze"が射手という意味らしい。)