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歌う機械

うたうきかい

歌う機械(Singing Machine)とは、ゲーム「LobotomyCorporation」や「Library of Ruina」に登場するアブノーマリティ(幻想体)の一体である。
目次 [非表示]

けれど人間の時のような音は出なかった。

"But nothing could compare to the music it makes when it eats a human."


概要編集

歌う機械(Singing Machine)とは、巨大な粉砕機のような姿をしたアブノーマリティ(幻想体)であり、上部には粉砕時に音楽を奏でるためのパイプが存在する。

分類はO-05-30、危険度はHE。


管理方法編集

作業情報編集

属性ダメージE-Boxes悪い普通良い
WHITE4-6180-78-1415-18

職員ランク本能洞察愛着抑圧
1普通普通最低普通
2普通普通最低普通
3高い普通最低普通
4高い普通低い普通
5高い普通低い普通

クリフォトカウンター:1


特殊能力編集

  • 作業結果が悪いである場合カウンターが1減少

これについては愛着作業以外をしていれば特に作業結果悪いを出すことはない。

しかし、問題なのが以下の能力である。


  • 以下の条件で作業中の職員が機械の中に飛び込んで粉砕され死亡する。
  1. 勇気ランクが4以上の職員が作業を終了する。
  2. 自制ランクが2以下の職員が作業を終了する。
  3. カウンターが0の時作業を始める。

この際、作業した職員が死亡し、同時に施設内のランダムな職員を音楽により魅了状態にしてしまう。


魅了された職員はHPが2倍になり、明らかに異常な黄色い目をして他の職員を警棒で攻撃し始める。

そして、魅了状態の職員が施設内の非魅了状態の職員のHPを0にするとその職員を黒い袋に詰めてこの機械の元へ持っていき、機械の中に放り投げることで再び音楽を発生させ、他の非魅了状態の職員を魅了させる。


魅了された職員は治療不可で鎮圧するしかなく、鎮圧した場合そのまま死亡する。


まず上の能力が発生すると必ず作業した職員が死亡し、さらに他の職員が魅了状態になってしまう。

この職員にはオフィサーも含まれているので、大体の場合オフィサーが魅了状態の職員に殺害され、魅了職員が雪だるま式に増えていってしまう。

そのため、被害を抑えるにはその職員を即座に鎮圧する必要があり、鎮圧指示を出すことになる。


このような厄介な能力があるため発動させなければいいと思うだろうが、問題が一つ目の発動条件で、なんと勇気ランク4以上の職員が作業した際にも発動してしまうのである。

このゲームにおいて勇気は職員のHPを決定する重要なステータスで、後半になると勇気が最大でもないととても対処できないため、大体の職員の勇気ランクが5になっていることが多い。

そのため、大体の場合クリフォト暴走が発生した際は作業しようにも条件に触れずに作業できる職員がおらず、なすすべもなくカウンターが0になってしまう。


上記のようにクリフォトカウンターが0になっただけでは能力は発動しないため、基本的には放置するしかないだろう。実際放置できる状況なら作業を行わないだけでただの置物になる。


しかし、問題なのが放置できない状況で、攻略のためにクリフォト暴走に対処しなければならない場面にもなると一気に安定した攻略を妨害する存在へと一変する。この戦いではとにかく常に変化しうる状況に対応する必要があるため、いざ能力を発動されるととても対応しきれない上、そもそも職員の犠牲が確定しているので厄介極まりない。


一応勇気ランクが3以下の職員を雇って専属にするなりすれば対処可能だが、他にもツール「あなたは幸せでなければならない」を使用してステータスを意図的に下げることで条件に引っかからないようにする方法もあり、こちらはランクの高い主力級の職員に後述のギフトを付与することが可能になる。



E.G.O編集

武器編集

名称ランク属性ダメージ攻撃速度射程
ハーモニーHEWHITE30-50超低速

特殊能力:装備した職員のHP残量が10%以上である場合、攻撃時に職員のHPが10%減少し、威力が30%上昇する。

防具編集

 無し

ギフト編集

名称:ハーモニー

部位:頬

効果:HPが8上昇し、SPが4減少する。また、WHITE属性ダメージを受けた際、ダメージの20%程SPを回復させる。


このアブノーマリティには防具が存在せず、武器のみが抽出できる。

武器は歌う機械ににた形状の大砲で、一撃の威力はなかなか強いが、攻撃時にHPが減少するためHP管理が必須である。

ギフトは受けたWHITEダメージの20%を回復するという効果で実質WHITEダメージを20%軽減することが可能であり、かなり有用性は高く、これ目当てに上記の管理難易度を持ちながら収容する管理人もいる。


ストーリー編集

このアブノーマリティは精神異常を見せた職員を飛び込ませて粉砕し、音を奏でるという性質があった。


この音楽を聴いた人物はその音楽に対する中毒状態になり、以下の特徴が見られた。

  1. 他の職員を「歌う機械」の収容室に連れて行こうとする。
  2. 瞳孔の拡大。
  3. 集中力と認識能力が大幅に低下する。
  4. 他の音楽を聴こうとしない。

中毒状態になった職員はなんとしてでもその音楽を聴こうとし、猫や犬などを機械に突っ込んだりもしたが、結局人間の時のような音は出なかったらしく、他者を無理やりその機械に入れるようになった。


その連鎖を止めなければ施設は一気に中毒者で溢れ、壊滅しうるであろう。


Library of Ruina編集

技術科学の階3体目の幻想体として登場。機械本体とはマッチを直接組めないが、「囚われた職員」を全て撃破すれば攻略完了となる。


囚われた職員は虚弱や束縛を付与しながら攻撃を仕掛けてくる。

歌う機械は3幕目に蓋を開き、「歌がないと!」を発動。このとき職員は協力なページを使用して司書を一人機械の中に入れる

次の幕で機械は「演奏」をする。この間は機械に入れられた側は最大体力の30%のダメージを受け、この幕は行動不能に。機械の外にいる側は敵味方関わらずパワー5を得て混乱態勢が脆弱になる。


コツとしては相手の職員を機械に入れること。歌がないと!時の職員の攻撃を全て捌ききれば相手側が機械に入れられる。事前に麻痺などの状態異常を付けたり光を貯めておけば対処しやすくなるだろう。


幻想体ページは「音楽」「リズム」「音楽中毒」の3枚。

「音楽」は敵味方全員の受けるダメージを4-8増加させる上に被ダメージ時に追加で4-8の混乱ダメージを受けるようになるというもので、かなりリスキーな物だが被弾を減らせればその分大きなメリットとなる。ついでに味方が敵を撃破した際にHPと混乱抵抗値を回復する効果もあるが、出現するのが終盤であるために活用できることは少ない。

「リズム」は付与した司書に毎幕開始時に「リズム」を1付与するという物である。この「リズム」は常時パワーを1付与する代わりに被ダメージ時に追加で2-5の混乱ダメージを受け、攻撃的中時に25%の確率でランダムな対象に「リズム」を1付与するというもので、毎幕終了時に1ずつ減少する。

「音楽中毒」は付与した司書の攻撃ダイスの威力が1-3増加する代わりに防御ダイスの威力が1固定になるというもので、属性にかかわらず攻撃威力を上昇させることができるが、防御ダイスの最大値が1固定になるので攻撃中心であればメリットは大きい。

これらの幻想体ページは全て崩壊ページであり、簡単な条件で威力やダメージを増加させることができる反面デメリットも大きいので実用的な運用は難しい。


余談編集

上記の管理難易度によりこのアブノーマリティは全アブノーマリティの中でも屈指の厄介さを誇り、基本的に通常攻略では収容非推奨の存在として扱われている。実際攻略サイトにおける投票では「唾棄」(管理が面倒なのに恩恵が薄いから嫌い)が圧倒的に多く、HEの害悪三銃士や害悪四天王扱いされることもある。


また、このアブノーマリティにより殉職した職員により発生したと思われるアブノーマリティが存在する。


関連タグ編集

Lobotomy Corporation/Library Of Ruina:登場作品

アブノーマリティ HE


機械 粉砕 音楽 中毒


死んだ蝶の葬儀:彼も勇気ランクが4以上の場合カウンターが減少するアブノーマリティであるが、こちらはカウンターが2で0になると脱走するのみで且つそこまで強くないため鎮圧は簡単で、装備・ギフトは比較的有用とこちらより管理難易度・収容メリットともにマシではある。


暖かい心の木こり/知恵を欲する案山子:これらのアブノーマリティも同ランクで特定のステータスのランクが高いと収容違反を引き起こすアブノーマリティである。前者は収容違反発生時に必ず職員が死亡し、後者はとにかく脱走頻度があまりにも多いため、どちらも管理人からは敬遠されている。


お前、ハゲだよ…:このアブノーマリティの誕生経緯に歌う機械が関わっている。

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