「こりゃあいいぜ!この身体があれば前よりでっかい悪事ができるっつーの!」
「今からお前は連続強盗殺人犯"ウージョン星人ジンチェ"だ」
データ
登場話 | Episode.19「フェイク・ブルー」 |
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身長 | 213cm(現在の肉体) |
体重 | 90kg(現在の肉体) |
出身地 | ウージョン星(現在の肉体) |
罪状 | 窃盗、建造物破壊、7つの惑星における58の連続強盗殺人 |
ジャッジメント | デリート許可 |
CV | 堀之紀 |
人間態の演 | ???(詳細は後述) |
概要
おまじないが得意な住民が多いウージョン星人のアリエナイザー。
ホージー曰く「宇宙の広域指名手配犯」で、地球に来る前にすでに宇宙最高裁判所から「窃盗、建造物破壊、7つの惑星における58の連続強盗殺人の罪」でデリート判決が降りていた。
「~っつーの」が口癖。また劇中のアリエナイザーでは珍しく地球と同じ言語が話せず首に自動翻訳機を付けてそれを使ってコミュニケーションを行っている。
自分の持つ「額を合わせた相手と自分の精神を入れ替える」能力(後述のように本人の意思に関係ない模様)を使い、犯罪を犯して捕まる度に別の宇宙人と入れ替わり、無実の罪を着せて逃げて来た。また、この能力を使用し過ぎたため本来自分がどんな存在だったか覚えていないという(それ故ウージョン星人としての肩書きも本来のものと言えず、この名前が本名であるかすらも疑わしい。
極端な話善人だったかもしれない肉体を奪われたウージョン星人の誰かが悪名を着せられた挙句後述のように元に戻るチャンスを断たれる羽目になり、それ以前の被害者も同様であるのは言うまでもない)。
重要な局面の前には必ずコイントスをする癖がある。
スペシャルポリスの情報によると、ウージョン星人は体中に生えている棘で周囲の空気の流れや温度を測り、これで相手との距離や間合いを把握し、相手を確実に仕留める。
ウージョン星人はこの棘で天気なども予測できるため、ウージョン星のテレビ番組に天気予報は存在しないらしい。
劇中での活躍
怪重機「シノビシャドー2」を操縦して燃料プラントを攻撃したが、あっけなく逮捕される。しかし拘置所に入れられる時に引率のホージーと精神を入れ替えニセデカブルーに変身しまんまと脱獄した。
またウージョン星人の体は地球の言語を話せないため、首に付けた翻訳機を使って会話していたのだがホージーと入れ替わった際に翻訳機を破壊し、コミュニケーション能力を封じた。
署内を歩き回り、ホージーと入れ替わった事を利用してデカベースを乗っ取りデカベースロボに変形させ、ボルカニックバスターを発射しようとしたが、自身の姿でやって来たホージーに阻まれる。
もみあいになった末外に転げ落ちたが、入れ替わった事を知らないデカレンジャー達が合流する。しかしホージーの言動を怪しんだデカレンジャーはジンチェ(inホージー)を拘束。
その隙に額を合わせた事でお互いの精神が元の体に戻り、ディーバズーカでデリートされた。
この事件のせいで第25話ではスピリト星人ビョーイに乗り移られている地球署メンバーは誰かという場面で、ホージーが最初に疑われてしまうという憂き目に遭っている。
しかしデカベースに関する情報はエージェント・アブレラの手に渡っており、終盤彼と手下たちがデカベースを乗っ取る事件を発生させた。
余談
出身星及び名前の由来は中国の映画監督ジョン・ウーとchange(英:変身)に由来。また、偶然か意図的かは不明だが、作中に「入れ替わり」の要素も含まれる映画「フェイス/オフ」もジョン・ウーが監督している。
デカベースに関する情報こそアブレラに渡ってしまったが、実はこの一件を教訓にし、スワンが密かに「万が一『デカベースが占拠された』際にも署内の制御を復旧させる」隠し機能を組み込んでいた。
声を担当した堀之紀氏は『未来戦隊タイムレンジャー』でナレーションを担当しており、スーパー戦隊シリーズへの出演は4年ぶり。また、今回で初めて怪人役を演じており、3年後の『獣拳戦隊ゲキレンジャー』では臨獣ハーミットクラブ拳ドカリヤの声を担当した。
ちなみに偶然か意図的なのかは不明だが、ジンチェと同等の能力を持ったキャラクターは彼の弟が演じているほか、彼の親玉もアブレラと似た様な声色をしている。
関連タグ
マンタ・バヤーシ:戦隊ブルーと精神が(偶然だが)入れ替わった戦隊怪人で、登場回の脚本を本作のメインライターにしてジンチェ登場回の脚本を書いた荒川稔久が担当している。