「男どもは何処にいるシャワー?」
「シャワーシーンの怖い映画は『サイコ』のシャワー、これで私は最後シャワー!」
データ
概要
ケガレシアが「シャワー」をモデルとして製作した害水目蛮機獣。劇中に登場した女性怪人はボーセキバンキ、ダウジングバンキがいるためこのシャワーバンキは3人目である。
白と緑のカラーリングをした全身にシャワーが装備された姿を持ち、右胸に赤、左胸に青いバルブを備えている。女性怪人である事も有って言動には妙な優雅さがあり、口癖は「シャワシャワー」及び「~シャワー」。
上記の通り全身にシャワーが付いているが、実際に液体を噴射出来るのは頭部の巨大なシャワーのみであり、此処から周囲を溶かす酸性雨を降らせる能力を持つ。更に胸部水栓の調整によって熱湯シャワーを出す事も可能だが、酸性雨の調合を間違えた場合は稀に炎神やキタネイダスも含め、男性のみを動けなくしてしまう雨を降らせる事もある。
劇中では強化改造によってスーパーウルトラゴージャス酸性雨を降らせられる様になり、これで頑丈な橋も一瞬で溶かす事まで出来る様になる。
この様に各種液体を噴射するのが彼女の主な能力だが、それ以外では通常の攻撃ならば難無く跳ね返してしまう高い防御力を併せ持つ。
活躍
街中に出現するや酸性雨シャワーで全てを溶かそうと目論むが、ボンパーのガイアーク反応を感知したゴーオンジャーとゴーオンウイングスが駆け付けた為に交戦。
強力な筈の酸性雨を浴びて応戦するも、両者は全く溶ける気配を見せず、逆にマンタンガンとウイングブースターによるゴーオンキャノンボールで吹き飛ばされてしまい、一時退却となる。だが、酸性雨は全く効いていなかった訳ではなく、男性メンバー5人を完全に止める副作用を及ぼしていた。
ヘルガイユ宮殿に帰還するとケガレシアが酸性雨を調合し直し、そのお陰でスーパーウルトラゴージャス酸性雨シャワーを装備し、手始めに自動車を溶解する事で威力をテスト。
自らの酸性雨の強化が実証された事を受けて再び出撃した際、駆け付けたゴーオンイエローとゴーオンシルバーを迎え撃つが、2人の「男性陣が固まった」という話を聞くや否や、ケガレシアに報告すべく通り雨で2人を惑わせて再度撤退する。
ケガレシアにこの事を報告すると、彼女は自身の思い付きで動けなくなった男性陣の始末を画策。蛮機兵ウガッツと共にギンジロー号に襲い掛かろうとする。
だが、早輝の仕掛けた落とし穴に引っ掛かってしまい、ギンジロー号はその隙に逃走。逃すまいと先回りし、山中の橋を溶かす事でギンジロー号を停車させると、内部に侵入したウガッツに男性陣を襲わせるが、実は早輝の機転で男性陣は逃走中に街中のマネキンと入れ替わっていた為、計画は失敗(男性陣はマネキンの衣服を着用させられる形で女装させられていた)。
その後イエロー、シルバー、そしてベアールソウルをセットしたゴローダーGTのゴーオンプリンセスを迎え撃つ。
スーパーウルトラゴージャス熱湯シャワーで彼女達を攻撃するも、2人の連携とゴローダーGTの攻撃に押され、プリンセストリプルアタックを受けて怯む。負けじと酸性雨シャワーを繰り出して応戦するシャワーバンキだったが、シルバーのフリージングダガーとイエローのバレットクラッシュによって破られてしまい、逆にプリンセストリプルパンチを受け女の闘いで敗北してしまう。
直後にビックリウムエナジーによって産業革命を起こして巨大化すると、丁度酸性雨シャワーの効果が切れた為に男性陣は復活。スピードル、バスオン、キシャモスの3体の攻撃に怯んだ所へ、セイクウオーガンパードのガントリーガンファイヤーとガンバルオージェットラスのトラバルカッタースラッシュの連撃を喰らい、上記の断末魔と共に爆散した。
余談
モチーフである「シャワー」はじょうろ状の無数の小さな穴から湯や水を出して浴びる為の道具である。
声を演じる鶴女史は今作がスーパー戦隊シリーズ初出演となったが、2017年11月に亡くなった為、これが最初で最後の出演となってしまった。
関連タグ
炎神戦隊ゴーオンジャー 蛮機族ガイアーク 蛮機獣 水属性 毒属性
プテラノドンヤミー:『仮面ライダーOOO』に登場する中の人繋がりのライダー怪人。
マネキン邪面:人間を固まらせる戦隊怪人。こちらは男性怪人で女性戦士を固まらせ、男性陣を困惑させている。